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ビジネス英語

ビジネス英会話「働き方」のネイティブの英語例文6選:女性の重役登用について

2016.12.18

アットイングリッシュでは、仕事の中で、好印象を与えつつ、充分な量の情報を正確に、分かりやすく伝えるスキル(「ビジネス仕様の伝える技術」)習得のため、英字新聞記事を使って時事問題についてのディスカッション練習をしています。

会話の中で出てきたご意見は、ネイティブ講師によって、

「ああ、なるほど!」
「確かに、こう言えば伝わり易い」

という、より洗練された英語に練り直されていきます。

女性の重役登用についての英字新聞記事をテーマに、ディスカッションレッスンの中で出てきたご意見をご紹介した前半に引き続き、この記事でも、このテーマについての意見をネイティブ講師の英語表現にフォーカスを当てながら見ていきます。

記事の要旨と問題提起
————————————————-
衆議院で女性活躍推進法案が可決され、日本企業での女性の取締役登用も増えています。
ただ、日本企業の中には、女性の幹部育成に力を入れてこなかった事から、候補者不足に悩む企業もでてきています。

育成には、教育だけでなく、ワークライフバランスへ配慮した人事制度、また、チームを編成する立場を若いうちに経験させることなどの必要性が唱えられています。

女性の取締役登用の増加は、経営に効果を発揮するでしょうか。

 

女性重役の登用

ビジネスで頻出の英語表現:年功序列(a seniority system)と残業(Working overtime)

ビジネス英会話で表現する「良い影響」ネイティブの英語例文6選:女性の重役登用について でご紹介したように、女性重役の登用については、ポジティブな意見が大多数でした。

なのに、なぜ日本では、女性の重役登用が遅れぎみなのでしょうか?

どんな理由が考えられますか?

あなたなら、それをどんな風に英語で表現しますか?

ネイティブ講師の英語例文1

Many companies still operate under a seniority system so if a woman were suddenly promoted to an executive position, it might cause problems for her.
訳:多くの企業は依然として年功序列制度を採用していて、突然女性が重役に抜擢されたら、その女性自身が大変な思いをするかもしれません。

この意見では、年功序列(seniority system)の制度を、女性の重役登用を阻む要因としています。

To be promoted to an executive position(重役に昇進する)ことが、かえって女性を苦境に立たせてしまう例についての発言です。

ネイティブ講師の英語例文2

そのほか、制度ではなく、伝統的な考え方が、働く女性の障害となっているという意見も多くみられました。

– People in the older generations still think men should have all the power.

– The traditional Japanese viewpoint is that women should stay at home to care for children and elderly parents while the men go to work outside the home.

ネイティブ講師の英語例文3

もう一つ多かったのが、労働習慣についての発言です。

I think one of the obstacles is the long working hours. Working overtime is very common in Japan and it’s typical for us to still be at work at 8 or 9 o’clock. They should create a new culture, a new atmosphere, which allows employees to leave (work) on time.
訳:障害となっている一因は、長時間労働です。日本では残業が当たり前で、8時、9時まで職場にいるのは普通のことです。従業員が提示に帰る新しい文化、雰囲気作りが必要です。

この発言は、単に「残業」ではなく、「8時、9時まで職場にいる…」と、相手が頭の中で想像しやすいシーンを描いていて、「ビジネス英会話の上手さ」という点においても、伝わりやすく、頭にも残りやすくて、良いですね。

また、障害を挙げるだけでなく、new culture, new atmosphere を作り出すべきと、解消へのステップも示されています。

 

残業も障害の一つ

 

ビジネスで頻出の英語表現:育てる(groom)、変える(create change)、role model を作る

理由はいくつか挙がってきました。

制度
考え方
習慣

では、どうしたら、女性の重役登用が進まない現状が解消されるのでしょうか?

ネイティブ講師の例文4

Women are being groomed for executive positions within the company.
訳:女性たちは、社内で重役になるよう育成されています。

Groom という動詞は、目的を達成できるように人を教育する、育てる、訓練する、仕込む という意味で、この意見を示すのに、ピッタリの動詞です。

ネイティブ講師の例文5

Because most executives are men they aren’t able to understand how the business culture affects women so appointing more female executives would create change.
訳:重役の多くは男性なので、ビジネス文化が女性たちにどう影響するか理解できないのです。より多くの女性を重役にすることで、それを変えることができます。

ネイティブ講師の例文6

If more women are promoted to executive positions, and especially if they are also mothers, they will be role models for other women who are trying to juggle work and family demands.
訳:より多くの女性たちが重役につくようになり、しかも母でもあるなら、仕事と家庭の両方を上手くこなそうと頑張っている女性たちにとって、ロールモデルになります。

このように、じっくり教育を進めるという意見と、まずは人数を増やして Business Culture(考え方・文化)を変え、目標となる Role modelを作っていくという、二つのアプローチが見られました。

【まとめ】

いかがでしたか?

今回は、
– to operate under a seniority system
– be promoted to an executive position
– working overtime / long working hours
– groom
– business culture
– role model

など、仕事の仕方を語る時に、大変役に立つ表現が並びました。

組織の在り方、人事、働き方などについて考え、お話しする際に、活用頂けると思います。
参考になさって下さい。

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