ビジネス、経済、テクノロジー、文化、生活、法律など、時事問題から最近の生活情報まで、ネイティブ講師とオンラインで議論するアットイングリッシュの英会話レッスン。
今週からスタートするのは、「上場企業の中間決算から見る、将来への事業変革と人材投資について」の話題です。英語でディスカッションする際のポイントを幾つかご紹介いたします。
目次
【オンライン英会話レッスンでの議論の概要と紹介】(メールマガジン、ビジネス英語のヒント2016年11月16日号より編集)
もし、もしもですよ。
あなたが企業経営者だったら、今、どう動きますか?
先週からのディスカッション用の英字新聞記事では、公表された東証一部上場企業の中間決算を基に、今こそ、将来を見据えた変革や人材への投資を行うべき、という内容の記事を扱っています。
中間決算ベースで、一部上場企業全体を見たとき、売上高が5年ぶり、営業利益が4年ぶりに前年同期を下回る見込みとなっているんだそうです。
逆に言うと、この4、5年は伸び続けてきたということなんだと思います。
その余力があるうちに、将来の成長の種を蒔こう!ということが書いてあります。
実際に、海外M&Aや、事業統合、事業売却などに取り組む企業が紹介されています。
ですが、もし、本当に大企業の経営者だったら、今、判断するのって、本当に大変ですよね、、、と私は思います。
この1週間くらいの間でも、米ドルの為替レートは、8円くらい動き、
グローバリゼーションだ!と叫んでいたのに、TPPの発効は危ぶまれ、
北米市場を見据えて、メキシコに進出していた製造業にとっては、アメリカの新大統領がどのような政策を取るのか、北米貿易協定(NAFTA)がどうなるのかすら、心配かと思います。
そういう意味では、人材への投資というのは一理あるのかもしれません。
単にお給料を上げるという意味でなく、どんな環境でも、それに適応して成果を上げ、そして、新事業を切り拓いてくれるような人材の育成が必要になってきそうです。
是非、ご自身のご勤務先の経営者になったおつもりで、英語で議論してみてください。
アットイングリッシュで長く練習されている経営職階の方々の中には、英字新聞記事のディスカッションの中で、一通りご自分の想ったことをおっしゃった後に、
Hold on! hold on! ちょっと待って! 今のやっぱりやめた。こっちにする! と、全然違うご意見を展開される方もいらっしゃいます。
異なる意見や説明の仕方を並べてみてから、どちらにするか決められることもあるそうです。
「質問されて初めて、考えが形を作り始めることがある。」
「アウトプットして初めて、それが自分の思っていたことか、または自分の発言とするべきものかがわかることがある。」
「それらを聴いたネイティブ講師から、”つまりこういうことね”と整えてもらえるところに、この練習の意義がある。」
とおっしゃっていました。
思う存分、練習されてください。
【オンライン英会話での注意点と学びのポイント】
オンライン英会話では、スカイプを使って、北米・オーストラリア在住の講師たちと繋がることができます。そして、そこで1つ憶えておいていただきたいことがあります。それは、「そのオンライン英会話レッスンは、仕事の本番でのパフォーマンスを上げるための練習である。」ということです。
つまり間違えても全然構いません。むしろ、間違えて、それを正す、またはもっと効果的にコミュニケーションを模索するために活用していただきたいのです。
そして、それは英語に限ったことではありません。意見そのものすらも、いろいろ試していただき、ご自身の心にフィットするものを探してみてください。ネイティブ講師たちも、様々な意見を聴けることが、この仕事の楽しみの1つだと思っています。
【まとめと、論点】
1. 東証一部上場企業の2016年上期の決算内容について、全体で、売上高が5年ぶり、営業利益が4年ぶりに前年同期を下回る、ということは、どういう意味を持つのでしょうか。また、その背景は何でしょうか。
2. 果たして、今(2016年11月)の時点で、事業変革などの大きな決断をすることは良策なのでしょうか。
3. 人材への投資は、業績への今後の影響を考える上で、どの程度の効果を期待できるでしょうか。
4. 英語表現の間違いを気にし過ぎず、意見を変えることも厭わずに、仕事の本番でのパフォーマンスを上げるための練習という意識で、オンライン英会話レッスンへ臨んでください。
ネイティブ講師による、オンライン英会話の@English(アットイングリッシュ)では、時事問題を題材にネイティブ講師と議論する、英会話トレーニングのカリキュラムもご用意しています。
無料の体験レッスンもありますので、ぜひ一度お試しください。