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オンライン英会話

講師と距離がグッと近づくオンライン英会話の活用術:約240万人が投票に加わった初の選挙について – ビジネス英会話に応用する10の英語表現

2017.04.17

仕事での成果につながるビジネス英会話力(コミュニケーションスキル)を、ネイティブ講師とのオンライン英会話で、議論を通して身に着けていただく、お手伝いをしております。

議論のテーマは、ビジネス、経済、テクノロジー、文化、生活、法律など、時事問題から最近の生活情報まで多岐にわたり、考えて発話する内容の種類は、賛成や反対、比較や強調、時系列での説明、状況の描写や背景の解説、グラフによるデータ推移の説明まで様々です。是非、ビジネスでの英語コミュニケーション力の上達に役立ててください。

今回は、「約240万人が投票に加わった初の選挙について」という話題です。オンライン英会話で海外のネイティブ講師とディスカッションする際のポイントを幾つかご紹介いたします。ここでのディスカッションの組み立てや、使われる英語表現を、実際のお仕事での会議や交渉の場でのビジネス英会話としてご活用ください。

<この議論での英語表現>
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集1
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集2

 

オンライン英会話でネイティブ講師と話してみよう! 議論の概要

日本国憲法第一条を憶えていらっしゃいますか?

調べて参りました。

「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」

この部分が、天皇の地位と、国民主権を規定するものとなっているんだそうです。

では、この「日本国民の総意」とは何でしょうか?

基本的には、選挙で、選挙権(投票権、被選挙権)を行使することにより表明されるものです。

でも、2016年のアメリカ大統領選挙を思い出すと、一国の総意を語るのは、ちょっと難しいなぁという気もします。最近、国民意識の分断について、よく海外ニュースで取り上げられてますし。

また、高齢化社会においては、選挙権を持つ高齢者の意思が強く反映され、意思を表明できない子供たちの権利や利益が損なわれる可能性もあるため、子どもにも投票権を与え、その権利を親が代理行使するという「ドメイン投票方式」と呼ばれる選挙方法の導入が、ハンガリーやドイツでは検討されているとも聴きます。

一国の総意に、子どもたちの未来を想う気持ちも込めよう、という試みと言えるでしょう。もちろん、反対意見もあるために、まだ検討段階ということなのだと思いますが。

実は、2016年に日本でも、この「総意」の取り方(数え方)が変りました。18歳と19歳、約240万人の人たちが新たに投票権者に加わったのです。これが今回のトピックです。

日本での「総意」の取り方、若者が総意に加わった際の影響について、英語で考えて、議論してみてください。

 

オンライン英会話で、どう話す? 議論の内容

オンライン英会話で、どう話す?新選挙制度下での若者の投票についての、議論の内容

 

7月10日に投開票が行われる参議院選挙は、18歳と19歳の人たち、約240万人にも投票が認められる初めての選挙となります。

各党ともに、この新たな有権者を取り込もうと様々な政策案を出していますが、18歳、19歳というと、多くの人たちが学生なため、内容的には学費負担の軽減や、雇用や最低賃金、被選挙権の資格年齢の低下といったものになっています。もし、あなたが政党の若年者向け広報担当なら、この240万人からの支持を取り付けるため、どのような政策を提案しますか?また、あなたが彼らに、投票についてアドバイスする立場であったなら、どのようなイシューを考えて投票することを勧めますか? 自分の初めての投票のときも思い出しながら、議論してみてください。

注意点、そして、オンライン英会話の上達のポイント

まずは注意点

オンライン英会話で海外のネイティブ講師と話すとき、注意すべきは、各国で政治制度が異なる点です。もちろん参政権についても異なります。欧米では一般的に、日本よりも若くして投票権を得られます。
そして、それを踏まえた上で理解すべきは、誰しも自国の政治制度、投票権のルールを当たり前として考え、それとの比較で他国の制度を見るということです。この2つの点は考慮して、英語コミュニケ―ションに臨みましょう。

 

そして、オンライン英会話の上達のポイント

では、この2点を踏まえて、どのように英語コミュニケーションに臨めば良いでしょうか。よく考えてみれば、仕事で海外とのミーティングで話すときにも、同じ環境が存在します。それぞれ、違うルール、文化で職場が運営され、それを当然のものと受け止めつつ、ミーティング相手のルールや文化を比較しています。

お勧めできるのは、始めにこの相違点を明らかにすることです。会話の相手の国、または企業ではどうなのかを率直に尋ねます。そこから、その違いについて相手が思うアドバンテージ、ディスアドバンテージを聴かせてもらえば、こちらが説明する内容、会話の相手から参考として聴かせてもらう内容も明らかになってきます。

 

まとめと、論点

1. 国民主権(民主主義)を定める国では、国民の総意は選挙(投票)によって測られる。
2. 2016年に日本では、18歳と19歳に投票権を与えることになり、新たに240万人が選挙に加わった。
3. オンライン英会話で海外のネイティブ講師と話すとき、それぞれの国で異なる選挙制度があることに気を留めるべき。また、皆、自国の制度をベースに比較をすることを忘れない。
4. 海外を相手にするビジネス英会話であれば、人は皆、異なるルール、カルチャーに影響を受けていることを心に留めるべきで、その環境で議論や案件をスムーズに進めるためには、始めにその違いについて明らかにし、相手の目線で利点、欠点を考えて出してもらうのも良い。

 

この議論から学ぶ、ネイティブ講師の英語表現とビジネス英会話への応用

<この議論での英語表現>
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集1
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集2

 

ビジネス英会話へ応用できる英語表現集

ネイティブ講師たちとオンライン英会話で、この議論を行った際に使用された英語表現の中から、仕事での英語コミュニケーションで使える表現を選出しました。是非、実際の職場でも使用して、お役立てください。

今回は、若年層の参政権の拡大とそれによる政治への影響、国民の総意形成について英語で議論がされています。

1. They don’t think in the same ways that their parents and grandparents do :両親や祖父母の考え方とは違っています。
2. Politicians pander to the voters.:政治家は選挙民に迎合します。
3. They realize that it could be advantageous to them. :それが彼らにとって有利になるとわかっています。
4. I was more interested in things that directly affected me and didn’t think in terms of what the community or society needs. :自分に直接関わることに興味がいっていて、コミュニティや社会にとって何が必要かなんて考えていませんでした。
5. just out of curiosity. :ほんの興味本位で
6. My vote is too small to make a difference. :私の一票なんて何も変えられません。
My vote won’t matter. :私の一票なんて小さなものです。
7. one of the concerns for ~ is :~の心配事の1つは….
8. abuse of tax money :税金の無駄遣い
9. I think it’s possible to manipulate the system. :システムが操られ得ると思うんです。
10. I’m sure the benefits outweigh the disadvantages. :利点が欠点を補って余りあると確信してます。

 

【ご利用上の注意点】
1.社会人、主にビジネスパーソンを中心に、英会話力で、中級、上級者向けの練習を提供するサービスとして、このサイトを運営しております。
2.オンライン英会話の中で、実際にネイティブスピーカーの講師たちが使用した、またはアドバイスした内容をご紹介していますが、特定の個人や立場を表わす内容については編集を加えています。
3.あくまで、ビジネスパーソンを中心とした社会人の英会話力向上を目指したサービスであり、ここで紹介される主義、主張、意見や議論をサポートするものではありません。
4.また、ここでご紹介する内容の正確性や有効性について保証するものではありません。言葉は、時と場所、その状況や、声のトーンによっても意味を変えます。恐れ入りますが、ご自身でご確認の上、ご使用ください。
2017年 4月 17日編集

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