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オンライン英会話

講師と距離がグッと近づくオンライン英会話の活用術:人口減少の中で、お寺の在り方を考える

2017.01.22

ビジネス、経済、テクノロジー、文化、生活、法律など、時事問題から最近の生活情報まで、ネイティブ講師とオンラインで議論するアットイングリッシュの英会話レッスン。

今週からスタートするのは、「人口減少の中で、お寺の在り方を考える」という話題です。英語でディスカッションする際のポイントを幾つかご紹介いたします。

<この議論での英語表現>
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集1
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集2

 

【議論の概要と紹介】(ビジネス英語のヒント2016年12月1日号より編集)

今回は、「人口減少の中で、お寺の在り方を考える」という話題です。

さて、ちょっと想像してみてください。

あなたが海外を旅行しているときに、観光名所の教会を訪れたところ、地元の信者さんたちが集会を開いていて、はるか遠くの日本から来てくれたあなたをとても歓迎してくれた、としましょう。

 

海外旅行での経験

 

海外を旅しているときの、こういう経験って、とても嬉しいですよね。

温かく迎え入れてもらって、その上、こちらにも興味を持ってくれたり、敬意を示してくれたりされたら、尚更です。

では、その場で、次の質問を尋ねられたとして、どういう返事をしますか?

あなたは宗教は、これらの日日本社会で果たすどのような役割だと思いますか?

ちょっと、そんなことを考えながら、今回の「最新記事で伝わる英会話」で議論していただけたらと思っています。

「人口減少の中でのお寺の在り方」がテーマで、主に経営の問題なのですが、よく考えると、社会の中でお寺が担う役割や存在意義が問われているような気がします。

お寺自体も、その在り方、意義を模索しながら、グループ運営や、地域の人々との対話の機会を増やしたり、地域活動のハブとなろうという努力も行われています。

あなたにとって、お寺はどんな存在でしょうか。

あなたにとってのお寺、社会にとってのお寺について、英語で議論してみてください。

 

【オンライン英会話で行う議論の内容】

全国に80,000 のお寺があるそうです。

その中でも、参拝者や旅行者などが訪れ、運営資金が潤沢にある有名なお寺はごく僅かと言われており、あとは檀家からのお布施で運営されています。調査によると、この檀家の数が減ってきたことがわかってきました。

特定の宗教を信仰していなくても、お寺を訪れる機会は、日本での生活の中ではよくありますが、檀家として特定のお寺を経済的に支える意識は、あまり無いかもしれません。記事の中では、お寺の住職の後継者問題や日本の人口減少を背景として挙げており、解決案として、1つのお寺に1 人の住職という考えを捨て、地域の幾つかお寺をグループにして運営したり、地域の人々との対話の機会を増やし、地域活動のハブとなることなどが提案されています。

あなたが最後にお寺を訪れたのは、いつでしたか?檀家になりたいと思ったことはありますか?

 

集落でのお寺の役割

 

【オンライン英会話での注意点と学びのポイント】

今回の注意点は、問題の捉え方についてです。今回のテーマ「お寺の在り方」も文字そのままに、日本のお寺の経営状態や存在意義を考えるだけのものとして捉えると、ネイティブ講師たちの本気の注意を引っ張り出すことは難しいかもしれません。ネイティブ講師たちの母国ではお寺は一般的でないでしょうし、仏教も生活にはあまり影響していないでしょう。

 

学びのポイント 大枠で捉えると見え方が変わる

個別のお寺の状況を見ながら、どうするべきかと考えていると、確かにネイティブ講師たちの生活と関連するものは、見え辛いかもしれません。もしかすると、あなた自身の生活にすら関連するものが少ないでしょう。

しかし、これを大枠で捉え、例えば、先進国で伝統的に守られてきた宗教団体の足元がゆらいでいると考えると、全く別の議論が見えてきます。

 

英語で議論する際の3つの論点

 

例えば3つの観点が挙げられると思いました。

1) 教育や福祉といった、「宗教の教え」そのものではない部分を、伝統的な宗教団体は地域の中で担ってきたものの、現代では公的機関がそれらをカバーするようになり、住民との接点は減り、その地域に存在する意義が薄れたかもしれない。

2) 世の中の仕組みや、人々の悩みが複雑化する中で、長い歴史で一般化されてきてしまった伝統的な宗教団体の教えは、新興宗教団体に比べると、瞬間的なインパクトに欠けたり、理解するのにも時間がかかるイメージができてしまったかもしれない。

3) 記事の中では、お寺の運営上の経済的な問題が大きく取り上げられています。長い歴史の中で、過去に作り上げられていた集金の仕組みに安住が続き、個別のお寺が、新規に、そして、独自に収益源を作る努力がなかったのかもしれません。

恐らく、この3点であれば、先進国の伝統的な宗教でも何かしら共通している部分があると思います。

こういった大枠で捉えたものを共有できると、お互いに(例えば)教会の今、そして、お寺の今の状況を持ち寄って、英語で協働することが出来、議論も当然、白熱してくるはずです。

これは、ビジネスに当てはめても全く同じことが言えます。

小さな個別の事象だけで議論すると、当事者はその件の担当者だけですが、大枠で捉えて、それを周囲と共有することができれば、同僚の方々、会社全体、またはビジネスパートナーや交渉相手先企業まで、協働できる可能性は広がるはずです。是非、お試しください。

 

【まとめと、論点】

1. 全国に80,000あるお寺の檀家の数が減ってきていることが調査でわかった。
2. 観光客が大勢訪れ、運営資金が潤沢にあるというお寺はごく僅かである。
3. その理由は、
– 後継者がいない
– お寺を以前ほど必要としていない
– お寺の行事に興味をもってもらえない
4.対策の例
– お寺の部屋の活用
– お寺の改築
– お祭りを増やす
– お年寄りに貢献する 等
5.小さな事象だけでに拘らず、大枠で捉えてみて、周囲との協働の可能性を探る、方法もある。

 

【この議論から学ぶ、ネイティブ講師の英語表現とビジネス英会話への応用】

<この議論での英語表現>
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集1
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集2

<この議論での英語表現を使った、ビジネス英会話>
上手いビジネス英会話の作り方(1)準備中
上手いビジネス英会話の作り方(2)準備中

 

ネイティブ講師を相手にすべて英語で表現する

 

【ご利用上の注意点】

1.社会人、主にビジネスパーソンを中心に、英会話力で、中級、上級者向けの練習を提供するサービスとして、このサイトを運営しております。
2.オンライン英会話の中で、実際にネイティブスピーカーの講師たちが使用した、またはアドバイスした内容をご紹介していますが、特定の個人や立場を表わす内容については編集を加えています。
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