好印象を造るコメントの技術
I’m impressed by the work your company has done in [特定の分野].
(御社が[特定の分野]で取組まれてきたことは素晴しいですね)
採用企業の良いところに着目して称賛することは、単におだてて、雰囲気を良くするのとは大きく違った効果を生み出す可能性があります。
まずは、採用企業の具体的な取り組みに触れることで、企業研究をアピールし、関心の深さを示すことができます。
具体的なプロジェクトや成果、実績をとりあげると印象が断然強まります。
I’m impressed by the work your company has done in integrating renewable energy solutions into urban infrastructure. Your collaboration with local governments to reduce carbon emissions demonstrates a forward-thinking approach that aligns with global sustainability goals.
(御社の、再生可能エネルギーソリューションを都市インフラに統合する取り組みは素晴しいと思いました。地方自治体と協力し、炭素排出量を削減している点は、グローバルな持続可能性の目標に合致する先進的なアプローチを示しています)
更なる好印象を造るコメントの技術を見ていきましょう。
年収800万円のポジション向けアドバイス – 経験や価値観と結びつける
技術1:自分のスキルや経験、価値観と結びつける。
これがきちんと出来れば、以下3点において、「自分は御社にフィットする人材です」とアピールできること間違いナシです。
■面接官に「この人は自社のニーズや価値観に合致している」 と思わせられる。
■その取り組みに、即戦力として貢献できることを想像させられる。
■「だからこそ、御社で働きたい」という志望動機、熱意を伝えられる。
I’m impressed by your company’s focus on enhancing user experiences through data analytics. As someone who values creating seamless customer journeys, I’ve worked on developing predictive analytics models for personalizing online experiences. I’d love to dive deeper into this field by exploring dynamic content recommendations and sentiment analysis tools that can elevate engagement across your digital platforms.
(御社がデータ分析を通じてユーザー体験を向上させることに注力されているのは素晴しいです。私はシームレスな顧客体験を創り出すことに価値を置いており、オンライン体験を個別化するための予測分析モデルの開発に取り組んできました。貴社のデジタルプラットフォームでのエンゲージメントをさらに高めるため、動的コンテンツの推薦や感情分析ツールの活用を深く探求してみたいと思いました。)
年収1,000万円超のポジション向けアドバイス – 双方向コミュニケーション
技術2:双方向のコミュニケーションを作り出す。
双方向のコミュニケーションは、面接やビジネスの場面において、[質問 → 返答]という単なる情報の受け渡しを超えて、相互の理解と信頼を深める重要な役割を果たします。「候補者 vs 面接官」の構図から、「対話を通じた相互理解」の構図への変化です。
双方向のコミュニケーションを作り出す方法の1つが、「質問を交えること」(面接官への逆質問)です。そして、その質問を切り出す際の枕詞に使えるのが今回の表現です。
I’m impressed by the work your company has done in fostering cross-functional collaboration on large-scale projects. I understand this is a critically important yet challenging area to navigate. Could you share more about the strategies you’ve implemented to ensure alignment across departments?
(御社が大規模プロジェクトにおいて部門横断的なコラボレーションを促進している点が素晴しいと思いました。この点は大変重要でありながら、難しい課題でもあると理解しています。各部署間の統一を確保するためにどのような戦略を実施されているのか、教えていただけますか?)
【注意点】
やみ雲に質問を投げればイイというものではありません。上述の例文にあるように、質問をする前に、なぜその話題が気になるのか簡単にでも伝えると、面接官も嫌な気はしないでしょう。むしろ、それが重要な点であれば双方向のコミュニケーションが盛り上がるのではないでしょうか。
よろしければ、ご活用ください。