オンライン英会話サービスは、大手英会話スクールの参入もあり、英会話スクールの中でも、かなり一般的な練習法になってきました。
中でもビジネスパーソンにとって、オンライン英会話は、仕事の前後に自宅や職場からアクセスして便利に受講できるためスキマ時間を有効活用できる点や、通学生のスクールに比べて低価格であるという点で、時間的にも金銭的にも続けやすいという魅力があります。社会人とオンライン英会話は、非常に相性が良いのです。
オンライン英会話スクールの増加に従い、<低価格><24時間いつでも受講可><高学歴のフィリピン人講師を採用><ネイティブ講師のみ>など、各社それぞれに、独自のカラーを出してきており、様々なオンライン英会話サービスの中から、自分のレベルやニーズに合ったスクールを選んで利用できるようになっていますが、どのスクールを利用するにしろ、上達のために、一つ気を付けて頂きたいことがあります。
今回は、社会人のビジネス英会話上達について、オンライン英会話レッスンを上手く活用するためのポイントをご紹介します。
目次
失敗を繰り返してしか語学は上達しない
以前、日経新聞のコラムに、こんな記事を見つけました。
「同僚は外国人 英語ができないワタシ、どうする?」
転職した会社が米国企業を買収し、外国人の同僚が増えてきたというストーリーで、出世競争に負けないために、その解決策を求めて、専門家の話しを聴いて回るという設定でした。
さて、英語が出来ない「ワタシ」は、どうすれば良いのでしょうか。
- 語学力:間違いを恐れず意思表示する
- 対話のコツ:国の違いを強調しない
- 宗教の違い:それぞれの考えを知る
記事では3つのエリアに分けて、上記のアドバイスが紹介されていたのですが、1. の語学力の上達について、ベルリッツ・ジャパンで企業向け研修を担当するレイモンド・アンゴット氏のコメントが紹介されていました。
「失敗を繰り返してしか語学は上達しない。」
ビジネス英会話を学ぶ時、オンライン英会話スクールを「失敗する場」として活用
英会話はコミュニケーションのためのツールですから、実際に人を相手にしてコミュニケーションをとり、物事の説明や、自分の意見・考えを、英語に乗せて話し、相手の反応を確認しながら練習を重ねる必要があります。成功と失敗の体験を繰り返して、ようやく身に付いていくからです。
まさに、「失敗を繰り返してしか語学は上達しない」のです。
しかし、「失敗は語学上達に必要なものだから」といって、社会人が実際のビジネスの場で失敗を繰り返す訳にはいきません。ですから、英会話の中でも、特にビジネス英会話の習得に関しては、「失敗できる場」を別途設けてやる必要があります。
そこで、オンライン英会話レッスンを、「失敗できる場」として活用するのです。
オンライン英会話スクールで、ビジネス英会話を学ぶ時の留意点
社会人がビジネス英会話のレッスンを受ける時、オンライン英会話は「安心して失敗するための場」なのだという事を、常に心に留めて受講しましょう。
英会話の練習というと、つい「失敗しないように」とか、「間違いが無いように」と、気にしてしまいがちですが、そういう気持ちは意識的に捨てましょう。「文章を完結できなかったらどうしよう」「うまく伝える自信がないから、この発言をするのは控えておこう」と、自分にリミッターをつけないでください。
英会話上達を考えるときには、どこで、どう失敗して、何を学ぶかが大切です。そして、アンゴット氏が言うように、それを繰り返していくことが必要なのです。
オンライン英会話を上手に活用している人達
最後に、この「失敗できる」という点について、アットイングリッシュで受講されている方々から、よく伺う声をご紹介します。
「仕事の本番では失敗できないので、失敗できる場所、練習の場所を必要として、受講しています。」
「仕事では、慣れてくると、同じ言い回しを使っていれば、失敗を回避できるようになってきてしまうので、私が失敗して学べるようなレベルのタスクを出してくれるサービスを探しました。」
「失敗に気づいても、どうすればもっとスマートに話せるかがわからないので、丁寧に直してくれる、ネイティブスピーカーのレッスンを探しました。」など。
安心して失敗できる場、自分に負荷をかけて新たな失敗に出会える場、そして、失敗を通してより良い表現を蓄積する場として、オンライン英会話を上手にご利用頂いています。
こういった感想を伺うにつけ、やるべき事のポイントをしっかり理解して、上手に活用されていると感心します。
アットイングリッシュに限らず、是非、ご自身に合ったオンライン英会話スクールで、上記の事を心に留めて受講してみて下さい。