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英語面接

一発アウト!英語面接でのNG言動と”解決策” <前職への批判、他責>(2/5)

2025.08.06
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面接官が「この候補者は無理」と判断する、5つの致命的なNG言動を、その理由、そして、その解決策を解説します。今回は2つめです。

まずは、面接官は、あなたの口から前職の悪口を聞きたいわけではない、ということを意識しましょう。ネガティブ経験をポジティブな学びに転換するスキルが求められます。

前職や他人への「批判」や「他責」 (Blaming Others & Negativity)

特に「退職理由」などを聞かれた際に、前職の環境や元上司、同僚への不満を述べる行為には気を付けましょう。

 NGな言動・状況:

“My previous company was disorganized.” (前の会社は体制がめちゃくちゃで。)

“My boss was terrible.” (上司がひどかったんです。)

プロジェクトの失敗について聞かれ、自分の非を認めず「チームメンバーが非協力的で…」などと他人のせいにする。

なぜ一発アウトなのか?

面接官は、候補者が課題解決能力に欠け、環境適応力が低いと判断する可能性があります。前職の悪口は、候補者が「自社のカルチャーに合わなかった場合、また同じように不満を言って辞めるだろう」という強い懸念を抱かせます。これは、組織の和を乱す兆候と捉えられかねません。

【解決策】ネガティブをポジティブに変換する「リフレーミング」の技術

退職理由が前職への不満だったとしても、それをストレートに伝えるのは得策ではありません。

重要なのは、過去のネガティブな事実を、未来へのポジティブな動機に「リフレーミング(再定義)」して語ることです。面接官は、あなたが過去の経験から何を学び、次にどう活かそうとしているのかを知りたがっています。

具体的な解決策案1:退職理由は「不満」ではなく「実現したいこと」に転換する

ネガティブな事実を、**「だから、御社でこうなりたい」**という未来志向のストーリーに繋げましょう。

 NG: “My previous company was disorganized.” (前の会社は体制がめちゃくちゃで。)

OK (解決案): より体系化された環境で自分のスキルを活かしたい、という意欲を語る。

“I learned to be very independent and proactive in my previous role. Now, I’m looking for a more structured environment like yours, where I can focus on collaboration and contribute to a larger team goal.”

「前職では、非常に自立的かつ主体的に動くことを学びました。今は、御社のようなより体制の整った環境で、チームでの協業に集中し、より大きな目標に貢献したいと考えています。」

 

NG : “My boss was terrible.” (上司がひどかったんです。)

OK (解決案) : 上司とのスタイルの違いから学んだことを述べ、自分が求める働き方や貢献の形を提示する。

 “I learned a lot from my previous manager, but we had different management styles. I’ve realized that I perform best under a leadership style that encourages open communication and proactive feedback, which I believe is a core part of your company’s culture.”

「前の上司から多くのことを学びましたが、マネジメントのスタイルが異なりました。その経験から、私はオープンなコミュニケーションと積極的なフィードバックを奨励するリーダーシップの下で最も力を発揮できると気づきました。それは、御社の企業文化の核となる部分だと認識しております。」

 

具体的な解決案2:失敗談は「他責」ではなく「学び」と「改善策」で締めくくる

プロジェクトの失敗について聞かれた際は、他責にせず、当事者として状況を客観的に分析し、そこから得た教訓を語ることが重要です。これはあなたの問題解決能力と誠実さを示す絶好の機会です。

NG : “The project failed because my team members were uncooperative.” (チームメンバーが非協力的だったので、プロジェクトは失敗しました。)

 OK (解決案) : 自分の役割と反省点を明確にし、次に活かせる学びを具体的に語る。

 “It was a challenging project. One of the key learnings for me was the importance of establishing clearer communication channels from the very beginning. Looking back, I could have initiated more regular check-ins to ensure everyone was aligned. I now apply this lesson to all my projects to foster better collaboration.”

「困難なプロジェクトでした。私にとっての重要な学びの一つは、プロジェクト初期の段階で明確なコミュニケーション経路を確立することの重要性です。振り返ると、全員の認識を合わせるために、もっと頻繁な進捗確認を自ら主導できたはずです。今では、より良い協業関係を築くため、この教訓を全てのプロジェクトで活かしています。」

逆境や困難な状況にどう向き合い、そこから何を学び、次にどう繋げていくのか。そのプロフェッショナルな姿勢を見られていると考えて、英語面接に臨んでみましょう。

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