AIが英語を話す時代のための英語コミュニケーション力養成

★ 無料で毎日 ★
4,000人以上のビジネスパーソンが愛読する
英語情報メルマガ

オンライン英会話

講師と距離がグッと近づくオンライン英会話の活用術:指紋認証

2016.11.23

ビジネス、経済、テクノロジー、文化、生活、法律など、時事問題から最近の生活情報まで、ネイティブ講師とオンラインで議論するアットイングリッシュの英会話レッスン。

今週からスタートするのは、「指紋をクレジットカードやIDカードの代わりに使用する」という話題です。英語でディスカッションする際のポイントを幾つかご紹介いたします。

<この議論での英語表現>
指紋認証:ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集1
指紋認証:ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集2

【オンライン英会話レッスンでの議論の概要と紹介】

ビ・ビ・ビ・ビ・ビ!

これで何のことかおわかりの方は、相当なツウだと思います。

iPhone6s の指紋認証機能、Touch IDで指紋を登録する際の「感触」です。

デバイス上の指定されたボタンを何度かタッチするように指示が出まして、恐る恐るタッチしてみますと、始めの「ビ」で、タッチした指の指紋全体の概観が画面に出ます、

それから、タッチする毎に

「ビッ!」

「ビッ!」

「ビッ!」

「ビッ!」

という感触が来まして、指紋全体の概観図が、一部分ずつ確認されていくように色が変わっていきます。

なんか、吸い取られていくような感じでした。(個人的な感想です)

そうそう、画面上で私自身の指紋が完成していくのを見ながら「取られる」ような感じ・・・。

想像できましたか?

さて、今回の英字新聞記事は、「政府が進める外国人旅行者向けのクレジットカードの代わりになる指紋認証」のトピックです。

ディスカッションに参加された方たちのご意見は、まさに賛否両論!

「こんなの、指紋を登録してまで使いたいと思う人は居ない。」

「指紋登録する人が居たとしても、それで観光客が増えるわけではない。」

「登録するインセンティブが、何か欲しい!」

「簡単に買い物できて良さそうだけど、登録した指紋が”盗られる”のではないかと心配。」

「マーケティングや商品開発、治安にも有効なので、日本人も含めて全員を登録義務にした方がイイ!」

なるほど、なるほど、1つずつ見ると、どれも「確かにそうだなぁ」と納得させられてしまいます。

ちなみに、iPhone6sに指紋を「取られた」この私に話しを戻しますと。

取られて以来、iPhoneを使う際のロック解除は、もっぱら指紋認証です。

だって、解除がホントに速くて簡単なんです!

そして、自分の指紋でロックが解除されると、

「なんか私のことをわかってくれてるなぁ、このiPhone!」

と思ってしまうのです。(個人的な感想です)

スマホの指紋認証

【オンライン英会話で行う議論の内容】

映画やドラマなどで、指紋や角膜をスキャンして個人認証をするというシーンをよく見ますが、将来、指紋がIDやクレジットカードの代わりをする時代がくるかもしれません。

政府は、2020年までに外国人観光客を増加させ、東京オリンピックを盛り上げる施策の1つとして、ホテルや旅館、宿のチェックイン時の本人確認を指紋で行ったり、買い物のときに現金やクレジットカードの提示無しで、指紋認証だけで購入ができるようにと考えているようです。

利用者にとっては、何より手軽で便利なことが利点です。

そして、販売者側にとっては、その購入、利用履歴の膨大な情報をビッグデータにかけることで、マーケティングに活かしたいと考えているようです。

既に国内では、イオン銀行が指紋だけでお金を引き出しできるサービスを開始しています。

この方法、これから普及するでしょうか。

普及の際に障害となりそうな点、どうやったら普及させる事ができるのか。

是非、英語で議論してみてください。

ホテルでのチェックイン

【オンライン英会話での注意点、そして、学びのポイント】

まずは注意点です。オンライン英会話で陥り易い失敗の1つは、物事を「好き嫌い」だけで論じてしまうクセがつくことです。言うなれば、表面的で薄い議論です。

これに慣れると、弊害として2つのことが起こります。

(1)英語の練習なので、好き嫌いだけで論じていても構わないと割り切ったとしましょう。強化されるボキャブラリーはトピックで出てくる意味の知れた名詞と、「好き」または「嫌い」の表現ばかりです。ストラクチャーも、リーズニングも、論理展開もありません。

(2)2つめは、もっと深刻です。それは、発言において「好き嫌いで論じる癖」が身に着いてしまうことです。特に英語で発言をするときには、自分のボキャブラリーを駆使して話そうとするので、自動的に喋りやすい形を頭が模索します。自然と、得意の「好き嫌い」スタイルで語り始める、またはそれに引っ張られる発言になることでしょう。ビジネスミーティングでは本当に避けたいタイプの発言です。

では、どうしたらビジネスミーティングにも応用、活用できるような練習を、オンライン英会話での議論で行うことができるのでしょうか。ここでは、アットイングリッシュでお勧めしている秘策を2つご紹介します。

【1】論点を分析する

例えば、今回の「指紋をクレジットカードやIDカードの代わりに使用する」という話題でも様々な論点が含まれています。まずは議論を分析して、論点を割り出しましょう。
例えば、
– テクノロジー(指紋による本人認証システム、セキュリティ)
– 利便性
– プロモーション(訪日外国人増加を狙うプロモーション)
– 金融機関、またはシステムを導入するビジネス側にとってのビジネスチャンス
– プライバシー
– 犯罪への利用や、犯罪に巻き込まれる可能性
– この技術が普及した場合の未来予想図、など

これらの論点はそれぞれが独立しつつ、同時に相互に関係しあったりしています。例えば、指紋の本人認証システムを利用するかしないか、「利便性」と「プライバシー」が天秤にかけられて判断を下すとして、そこに国からのプロモーションやビジネスサイドからのインセンティブの影響が出ることは考えられます。これら論点の相関図はマインドマップの形式に落としてみるのも有効でしょう。

【2】それぞれの論点にコメントを作る

論点の概要説明でもイイですし、ご自身のご経験や考えを論点毎に短いコメントとして作ってみましょう。そうすると、どこが重要でどこが重要でないか、そして、どれとどれを関連づけて発言すべきかが見えてきます。ここまでやると、「では、この話題についてどう思うか?」という質問を受けたときに、概要説明から入ることも、ご自身が伝えたい一番のポイントが何かも、そして、それがなぜポイントとなるのかも明確に伝えることができます。

このオンライン英会話で身に着く2つの習慣は、ビジネスミーティングで必ず役に立ちます。是非、お試しください。

【まとめと、論点】

1. 観光振興を目的とする、指紋による個人認証システムのテスト導入が始まる。

2. 導入については、普及の障害となりえる問題がいくつか挙がっている。
1) 指紋を提出することに対する心理的ハードル
2) 個人情報の保護についての懸念
3) セキュリティなど

3. オンライン英会話で陥りやすい、物事を「好き嫌い」だけで論じてしまうクセがつくことに気をつけよう。(2つの弊害)

4.オンライン英会話を通して、ビジネスミーティングでも活用できる2つの習慣を身に着けよう。
(1)論点を分析する。
(2)それぞれの論点にコメントを作る。

皆さまの、オンライン英会話の活用、お仕事でのご活躍に役立てることを願っております。

ネイティブ講師による、オンライン英会話の@English(アットイングリッシュ)では、ここでご紹介したようなネイティブならではの英語フレーズや話し方をトレーニングするカリキュラムをご用意しています。

無料の体験レッスンもありますので、ぜひ一度お試しください。

 

【ご利用上の注意点】
1.社会人、主にビジネスパーソンを中心に、英会話力で、中級、上級者向けの練習を提供するサービスとして、このサイトを運営しております。
2.オンライン英会話の中で、実際にネイティブスピーカーの講師たちが使用した、またはアドバイスした内容をご紹介していますが、特定の個人や立場を表わす内容については編集を加えています。
3.あくまで、ビジネスパーソンを中心とした社会人の英会話力向上を目指したサービスであり、ここで紹介される主義、主張、意見や議論をサポートするものではありません。
4.また、ここでご紹介する内容の正確性や有効性について保証するものではありません。言葉は、時と場所、その状況や、声のトーンによっても意味を変えます。恐れ入りますが、ご自身でご確認の上、ご使用ください。

2016年11月22日編集

 

AI時代のビジネス英会話 アットイングリッシュ

ChatGPTなどAIの進化で英語が「分かる」「伝えられる」で、OKという時代は終わりました

「分かる」「伝える」部分は、AI がやってくれます。

AI時代のビジネス英語に必要なのは

・AIが出す情報を瞬時に「読み取って」「統合」「判断」して活用する力

・それを巧みに伝えて、人の心とビジネスを動かす、高い英語コミュニケーション力

アットイングリッシュは、北米・豪のネイティブ講師のみの、ビジネス英会話特化。
ネイティブ講師と深く、広く、速く、スマートな英語の話し方を習得!

ビジネス英会話のアットイングリッシュ


無料体験レッスンで試してみる!

SNSでもご購読できます。