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英語面接

一発アウト!英語面接でのNG言動と”解決策” <嘘と誇張>(1/5)

2025.08.06
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面接官が「この候補者は無理」と判断する、5つの致命的なNG言動を、その理由、そして、その改善策を解説します。

結論から申し上げると、結局、まず問われるのは、ビジネスパーソンとしての信頼性(Credibility)とプロ意識(Professionalism)と言えます。

経歴・スキルの「嘘」や「誇張」 (Lies & Misrepresentation)

まず1つめです。これは議論の余地なく、致命的なタブーです。スキルや経験に関する嘘は、面接官の深掘り質問でよく見抜かれます。

 NGな言動・状況

(1)レジュメ(職務経歴書)の詐称

担当していないプロジェクトを自分の成果のように語る、数ヶ月しか使っていないツールを「堪能(Proficient)」と偽る、管理職経験がないのに「チームをマネジメントした」と語る。

 (2)具体的な質問への回答不能

「そのプロジェクトで一番困難だった点は何ですか?どう乗り越えましたか?」「そのツールの〇〇機能について具体的に説明してください」といった深掘り質問に、曖昧な答えしかできない、あるいは黙り込んでしまう。

 なぜ一発アウトなのか?

スキル不足以上に、「不誠実さ」という人間性の問題と判断されるからです。ビジネスは信頼関係で成り立っています。入社前に嘘をつく人物が、入社後、顧客や同僚に対して誠実であるとは到底考えられません。たとえ能力が高く見えても、組織にとって最大のリスクと見なされます。

【解決案】「嘘」ではなく「魅力的な事実」で勝負する

嘘や誇張がNGなのは分かった。では、自分の経歴に自信が持てない場合、どうすれば良いのでしょうか? 答えは、「嘘をつく」のではなく「事実の魅せ方を変える」ことです。

面接官は完璧な超人を求めているわけではありません。あなたの経験やポテンシャルを、誠実に、そして魅力的に伝える方法を学びましょう。

 具体的解決案1:経験を「再定義」し、貢献を具体的に示す (Redefine Your Experience)

「ない」ものを「ある」と偽るのではなく、「ある」経験を別の角度から光を当ててみましょう。

 

NG(避けたい言動): 管理職経験がないのに「チームをマネジメントした (I managed a team.)」と語る。

 OK (修正案) : 後輩の指導経験やプロジェクトでのサポート役をリーダーシップとして語る。

 “I haven’t officially managed a team, but I have experience in mentoring junior members and took the lead in our recent project to ensure we met the deadline.”

「公式なマネジメント経験はありませんが、後輩の指導経験や、最近のプロジェクトで納期を守るために率先して動いた経験があります。」

 “I was responsible for guiding new staff and coordinating tasks within the team.”

「新人の指導やチーム内のタスク調整を担当していました。」

このように、「マネジメント」という言葉を使わなくても、リーダーシップや協調性を十分にアピールできます。

具体的解決案2:スキルレベルを正直かつ効果的に伝える (Honest & Effective Skill Description)

使ったことがある程度なのに「堪能」と書くのは危険です。スキルレベルは正直に、しかし学習意欲をセットで伝えましょう。

 

NG(避けたい言動): 数ヶ月しか使っていないツールを「堪能 (Proficient in…)」と記載する。

 OK (修正案) : 使用経験のレベル感を具体的に示し、今後の学習意欲も添える。

 

“I have a working knowledge of the tool, using it for (具体的なタスク) in my previous project. I am confident in my ability to become proficient quickly.”

「そのツールの実務知識があり、前のプロジェクトで[具体的なタスク]のために使用しました。すぐに習熟できる自信があります。」

 “I am familiar with its basic functions and I am a quick learner. I’m excited to explore its more advanced features in this role.”

「基本機能には精通しており、学習は早い方です。この職務でより高度な機能を探求できることを楽しみにしています。」)

「知らない」ことを正直に認める姿勢は、むしろ「誠実さ」や「伸びしろ」としてポジティブに評価されることがあります。

ビジネスパーソンとしての信頼性(Credibility)とプロ意識(Professionalism)を磨いて、英語面接であなたの良さを際立たせましょう。

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