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オンライン英会話

オンライン英会話でネイティブ講師と学ぶ、議論の作り方|新成人へ。チャレンジ精神を持って、社会に飛び込め!

2017.03.31

ビジネス、経済、テクノロジー、文化、生活、法律など、時事問題から最近の生活情報まで、ネイティブ講師とオンラインで議論するアットイングリッシュの英会話レッスン。

今回の記事は、「新成人へ。チャレンジ精神を持って、社会に飛び込め!」という話題です。英語でディスカッションする際のポイントを幾つかご紹介いたします。ここでのディスカッションの組み立てや、使われる英語表現が、実際のビジネスでの会議でもお役に立てれば幸いです。

<この議論での英語表現>
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集1
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集2

オンライン英会話でネイティブ講師と話してみよう! 議論の概要

オンライン英会話でネイティブ講師と話してみよう! 議論の概要

 

「これからの10年は、これまでの10年と全く違うものになるわよ。」

20世紀初頭の英国を描いた人気ドラマ「ダウントンアビー」で、アメリカから来た大富豪のおばあさんが、英国貴族のおばあさんに、こんなセリフを言っていたのを憶えています。

今回の「最新記事で伝わる英会話」は、2016年、成人式を迎えた若者たちについての記事ですが、彼らが歩んできた20年を振り返ると、私が二十歳まで歩んだその前の20年とは全く違う20年だ、、、と実感しました。

1995年、阪神大震災、地下鉄サリン事件、Windows95が発売の年に生まれ、日本でも銀行や証券会社、金融機関が倒産するようになり、毎回、日本代表がサッカーW杯に出られるほどになってくれた上、開催国も経験し、2001年にはアメリカで同時多発テロ(9.11)が起きたり、2002年に欧州統一通貨(ユーロ・現金)が始まったり、iPhone が流行したり、2008年に世界金融危機が起きたり、アメリカに、オバマ大統領が登場し、中国との間には、尖閣諸島の問題が浮上、2011年は東日本大震災を経験し、ドローンが飛んで、SNSでつながり、AIが日常でも身近になってきている。

そんな過去20年を通して、今の若者たちは、どんな職業観、人生観を持つに至ったのでしょうか。

そして、また、私たち自身も人生を振り返ってみて、どんな時代を歩んで、どんな人生観を持つようになったのでしょうか。

このディスカッション、結構、深い話しになりそうですね。

思い切り、ご自分の考えを英語にのせて、意見を発信してみましょう。

 

オンライン英会話で、どう話す? 議論の内容

オンライン英会話で、どう話す? 議論の内容

 

2016 年1 月11 日、約120 万人の新成人が成人の日を迎えました。阪神大震災、地下鉄サリン事件が起こった1995 年生まれで、日本経済に沈滞ムードが漂った、いわゆる「失われた20 年」の中、成長してきた世代です。

高い目標を掲げず、合理性を重視し、無駄な努力や衝突を避ける「さとり世代(enlightened generation)」とも呼ばれています。

日本生産性本部の新入社員を対象にした調査では、「人並み以上に働きたい」という回答は減り、「人並みで十分」という人が増えた、という結果がある一方、幼い頃からPC やインターネットに慣れ親しんだデジタル世代とも呼ばれる彼らの中には、新しい発想や価値観で社会貢献を意図して起業する人も出てきています。

最近の若者、あなたが成人の日を迎えた頃と比べて、何が違うのでしょうか。

 

オンライン英会話での注意点と学びのポイント

まずは注意点

社会人専用のオンライン英会話サービスですので、この20年間、誰もが既に物心ついて、勉強や仕事を頑張りながら、社会や世界、時代の流れとも言えるような様々なことを見てきたと思います。そこで思ったこと、考えたこと、感じてきたことをシェアした上で、20歳を迎える若者たちの世代について話し合えると良いかもしれません。

たとえば、「さとり世代」というのは、日本語の造語ですが、その意味や背景を説明したなら、ネイティブ講師たちのいる北米でも、若者たちに同じような傾向は見て取れるかもしれません。

 

そして、学びのポイント

では、なにか事件や出来事があり、その影響をネイティブ講師たちに説明し、その意味をシェアしようと思うなら、どのような説明をしたら良いでしょうか。

たとえば、以下のような(1)(2)(3)のストラクチャーでの説明の仕方が有効です。

(1)出来事

(2)そのときに沸き起こった感情、思い

(3)その思いや感情を受けての行動(または行動の変化)

忘れてはいけないのは、やはりオンライン英会話なので、話している相手のネイティブ講師は、今いる場所や文化、そして、歴史も異なるということです。出来事だけを伝えたのでは、相手の国で同じ出来事が起こったときに人々がどう反応するか、どう行動するかは、恐らく異なります。

ですが、そこに感情や思いを付け足してあげれば、話し手にとってのその出来事の意味が、ネイティブ講師たちにも正確に伝わります。その出来事が嬉しいことだったのか、悲しいことだったのか、意外なことだったのか、といった具合です。

そして、同様に、出来事と意味がわかったとしても、次にとる行動は人によって異なるかもしれません。ですから、出来事があり、どんな感情を持ったのかを伝え、そして、それを受けての行動を示すことが大切です。

 

まとめと、論点

1.2016 年に日本で成人の日を迎えた新成人は、約120 万人。
2.様々な事件が起こり、生活様式の変化も起こり、社会がある意味で大きく変わった20年間と言える。また日本にとっては、失われた20年と呼ばれることもある時期であった。
3.そういった環境の中で生まれ育った、1995年生まれの世代は「さとり世代」と呼ばれている。
4.オンライン英会話を通じて、場所や文化、そして、学んできた歴史も異なるネイティブ講師たちとディスカッションするとはいえ、この20年間という時間はシェアしていることに注目し、この20年間がどんな20年だったかについて、まずは共通認識を作れると議論に入りやすくなる。
5.事件や出来事の人々に対する影響を語る際には、以下のストラクチャーを使える。
(1)出来事
(2)そのときに沸き起こった感情、思い
(3)その思いや感情を受けての行動(または行動の変化)

 

この議論から学ぶ、ネイティブ講師の英語表現とビジネス英会話への応用

<この議論での英語表現>
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集1
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集2

ビジネス英会話へ応用できる英語表現集

ネイティブ講師たちとオンライン英会話で、この議論を行った際に使用された英語表現の中から、仕事での英語コミュニケーションで使える表現を選出しました。是非、実際の職場でも使用して、お役立てください。

1. The traits are determined on ~:特徴は~で決まります。
2. Prior to that, :それ以前は
仕事上の取引経緯を説明するときには、便利な表現です。
3. intervene in some way :何等かの形で介入する。
介入はいつも悪いとは限りません。ビジネスでも政府や上司が介入するべきシーンはあるはずです。
4. the driving force:原動力。
仕事でも何がモチベーション(原動力)になるか認識するのは重要でしょう。
5. I like your observation about ~:あなたの~についての見解は興味深いです。
6. to achieve a better balance between ~:~の良いバランスをとる
ビジネスにおいても「良いバランス」をとることは大切です。
7. They don’t like to stand out. :彼らは目立つのが嫌いです。
会社にも、もしかすると目立つのを嫌う同僚はいませんか。
8. behave in a manner that is prematurely mature.:早くから大人のように振舞う。
9. try to avoid getting into conflicts with others. :他の人と争いになるのを避けようとする。
10. There was a lot of economic instability. :経済の動きが安定していませんでした。
経済の動きは、良くも悪くもビジネスに、会社の業績や雇用に影響を与えます。

 

【ご利用上の注意点】

1.社会人、主にビジネスパーソンを中心に、英会話力で、中級、上級者向けの練習を提供するサービスとして、このサイトを運営しております。
2.オンライン英会話の中で、実際にネイティブスピーカーの講師たちが使用した、またはアドバイスした内容をご紹介していますが、特定の個人や立場を表わす内容については編集を加えています。
3.あくまで、ビジネスパーソンを中心とした社会人の英会話力向上を目指したサービスであり、ここで紹介される主義、主張、意見や議論をサポートするものではありません。
4.また、ここでご紹介する内容の正確性や有効性について保証するものではありません。言葉は、時と場所、その状況や、声のトーンによっても意味を変えます。恐れ入りますが、ご自身でご確認の上、ご使用ください。
2017年 3月31 日編集

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