ビジネス、経済、テクノロジー、文化、生活、法律など、時事問題から最近の生活情報まで、ネイティブ講師とオンラインで議論するアットイングリッシュの英会話レッスン。
今回は、「100歳の人たちからの生活指南」の話題です。英語でディスカッションする際のポイントを幾つかご紹介いたします。
<この議論での英語表現>
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集1:100歳に学ぶ生活指南
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集2:100歳に学ぶ生活指南
【オンライン英会話での議論の概要と紹介】
英語でインパクトのある説明をするのに、ちょうど良いトピックです。北米のネイティブ講師を相手に、その反応を確認しながら、ご自分独自の「英語でインパクトのある説明」方法を練り上げてみください。
記事は、100歳前後の人たちが書いた本が、最近、売れているという内容です。
まずは、(1)「100歳以上の人たちが、本を執筆、出版している」ということが、この記事に触れたときの始めの驚きでした。でも、それが記事の主旨ではありません。
次に驚いたことは、(2)「主な読者層が、40代から60代である」ことです。70代の人たちが読むのであれば、それは更なる老いへの準備なのかもしれません。では、40代から60代の人たちは、一体、何を求めて、100歳の人たちが執筆する本を購入しているのでしょうか。
100歳の人たちからの生活指南と言われたとき、一番始めに頭に浮かぶ、古典的な指南は「どうやったら100歳まで生きられるか」ですが、この記事の中で100歳近く、または100歳以上になった老人たちが指南していることは異なります。それは、(3)「どうやったら、100歳になっても活き活きとしていられるか」です。「どうやったら、100歳まで生きることができるか」でしたら、その指南は概ね”守り”に入るような内容になりますが、「どうやったら、活き活きとしていられるか」と考えると、自然とその指南はどれも”攻め”とも呼べるような積極的な内容です。
さすがに、世界でも長寿を誇る日本なので、老人たちの考えることも、40代から60代の人たちが考える”老後”についても、海外の人たちとは一味違うのかもしれません。
では、実際に北米に居る、ネイティブ講師たちと、以下3点について議論したとき、どれが一番インパクトのある話題になるでしょうか。また、逆に北米のネイティブ講師たちに対して、これら3点を、英語でインパクトのある説明をしようとすると、どのように説明したらよいでしょうか。
(1)「100歳以上の人たちが、本を執筆、出版している」
(2)「主な読者層が、40代から60代である」
(3)「どうやったら、100歳になっても活き活きとしていられるか」
是非、セッションの中のディスカッションで試してみてください。
【オンライン英会話で行う議論の内容】
100 歳を超えた人、または100 歳周辺の人たちの生活を取り扱った書籍が売れています。
その読者は40 歳代からで上で、高齢に達する前の人たちにもそういった書籍が読まれてお
り、超高齢化社会を迎えるにあたって、活き活きと健康に生活するコツや、中には100 歳
を超えた夫婦からの、ながく寄り添う秘訣を紹介したものもあります。
記事にあるコツや秘訣をまとめると、興味や情熱を持ち続けることが大切のようです。
ちなみに100 歳を超えた年齢の人は、日本では過去45 年間増え続け、現在は60,000 人いらっしゃるそうです。
高齢への備えや、今以上に高齢化が進んだとき、どのような日本があるのか考えてみましょう。
【オンライン英会話での注意点と、学びのポイント】
まずは、注意点です。オンライン英会話で海外のネイティブ講師たちとディスカッションをするときに、例え同じ教材をシェアしていたとしても、その受取り方、理解の仕方は異なることに注意しましょう。特に、今回のようなトピックでは、社会の高齢化や、老人の位置づけなど、国や文化によって異なり、どのようにとらえるかは確認してみないとわかりません。例えば、日本人にはお馴染みの祝日、「敬老の日」の話しをすると、多くのネイティブ講師は感慨を受けるようです。
では、どうしたら良いか。今回は、オンライン英会話のディスカッションで使えるコツを1つご紹介させていただきます。これは、ビジネスにおいての議論でも、もちろん有効です。
【学びのポイント】まずは議論の土台を作る、ことです。
このような状況では、トピックを議論するにあたり、ネイティブ講師との共通認識を築くことから始めましょう。例えば、上述の3つのポイントを「凄い」と思うところから、共通認識を作ってもいいと思います。
「100歳の作家を知っているか?」
「40代から60代の人たちが、どうして、100歳の人たちの言葉に耳を傾けるのか。」
「どうして興味の対象が、100歳まで生きるノウハウではなく、100歳をどう活き活き生きるかというノウハウなのか」など、
様々な角度から、共通認識を築いて、議論の土台を作ることが可能なはずです。そして、共通認識ができた後は、いよいよ議論の本題です。英語で自由に、説得力のある議論を展開してください。
ビジネスでの英語での議論を考えてみても、もちろん「議論の土台」を作ることは重要です。実際、have a common ground とか、we are on the same page といった、共通認識を有しているかを確認する表現は、英語の方が多彩なようにも見えます。その練習を、是非、実際のセッションで試してみてください。
【まとめと、論点】
1.100歳前後の人たちの本の出版が増えている。そして、その主な読者層は、40代から60代。
2.日本では、100歳を超えた人の人口は、過去45年間、増えている。
3.海外の人々、外国人と、英語で議論をするとき、まずは共通認識を持っているか、議論の土台を確認しよう。
4.ビジネスでの、英語の議論でもこの作業の重要性は同じ。そして、実際に、それを助ける英語表現が多彩にある。
ネイティブ講師による、オンライン英会話の@English(アットイングリッシュ)では、ディスカッションを通じて、ネイティブならではの英語フレーズや話し方をトレーニングするカリキュラムをご用意しています。
無料の体験レッスンもありますので、ぜひ一度お試しください。
【ご利用上の注意点】
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2016年12月10日編集