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オンライン英会話

講師と距離がグッと近づくオンライン英会話の活用術:アベノミクス第二弾、一億総活躍社会について

2017.04.06
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ビジネス、経済、テクノロジー、文化、生活、法律など、時事問題から最近の生活情報まで、ネイティブ講師とオンラインで議論するアットイングリッシュの英会話レッスン。

今回の記事は、「アベノミクス第二弾、一億総活躍社会について」という話題です。英語でディスカッションする際のポイントを幾つかご紹介いたします。ここでのディスカッションの組み立てや、使われる英語表現が、実際のビジネスでの会議でもお役に立てれば幸いです。

<この議論での英語表現>
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集1
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集2
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集3

 

オンライン英会話でネイティブ講師と話してみよう! 議論の概要

オンライン英会話でネイティブ講師と話してみよう! 議論の概要

 

今回の記事は「アベノミクス第二弾、一億総活躍社会について」です。

「アベノミクス」という言葉、すっかり馴染んだような気がするのですが、では、アベノミクスとは具体的に何?と聞かれると、即答できる人は、そう多くはないかもしれません。

まずは、おさらいでアベノミクス第一弾から、思い出してみましょう。

2012年12月に発足した安倍内閣がかかげた経済政策で、アメリカのレーガン大統領がとった自由主義経済政策の名前、レーガノミクスにちなんで、アベノミクスと名付けたようです。

「デフレからの脱却」と日本経済の再生をかかげた経済政策の総称であり、具体的に以下の3つを提示し、「三本の矢」という言葉が広く知れ渡りました。

1)財政出動(簡単に言うと、公共事業増加)
2)金融緩和(日銀による金融緩和、当時はゼロ金利政策)
3)成長戦略(研究開発、イノベーション促進。省エネルギー、再生エネルギー投資促進など)

ちなみに、アベノミクス第二弾は以下の2つを目標として掲げているそうです。

1)出生率の上昇(1.8へ)
2)介護離職者ゼロ

そして、これらを達成すると、みんなが活躍する社会が出来上がる、というイメージでしょうか。

-どうして現状のようになったのか
-2つの目標は達成可能なのか、
-達成できたとき、どのような社会になっているのか

などなど、英語で話し合ってみましょう。

 

オンライン英会話で、どう話す? 議論の内容

 

内閣がアベノミクスの第二弾として掲げたスローガン、“Dynamic society enabling engagement by all citizen”、いわゆる「一億総活躍社会」の実現についての記事です。

このスローガンでは、具体的に2つの目標が掲げられています。1つは出生率を1.4 から1.8 へ上昇させること、そして、もう1つは介護離職を無くすことです。

記事では、これらの実現のために、財政上の制限がかかってくることを懸念しながら、保育や介護を支える人材の確保、長時間就労の習慣を改める、働き方の改善の必要性を示唆しています。このネーミングは素晴らしいのか、なぜこれらが今、必要となっているのか、そして、その実現性について考えてみましょう。

 

オンライン英会話での注意点と学びのポイント

まずは注意点

日本は、GDPで世界三位の国ですが、意外に他国の人はその経済政策まで知りません。アベノミクスという言葉も日本では皆が知る言葉ですが、北米に住むネイティブ講師たちにとってはわからない可能性は十分あります。

オンライン英会話の特長として、海外のネイティブ講師たちと直接、つながり、会話しながら、学べるということがありますが、お互いが持っている情報、印象、興味といったものは異なるということを忘れないようにしましょう。

 

オンライン英会話での注意点と学びのポイント│アベノミクス第二弾

 

そして、学びのポイント

オンライン英会話でつながったネイティブ講師たちと、確かにお互いが持っている情報、印象、興味といったものは異なっている可能性はありますが、特に今回の話題となっている、(1)経済の成長戦略、(2)高齢化と少子化、(3)労働力の確保、といった点は先進国で共通した課題となっています。

アプローチとして、移民受入れでそれを解決しようとしてきた欧米と、自国内だけでそれを処理しようとしてきた日本との違いがあるかもしれません。

 

まとめと、論点

1. アベノミクとは何か、英語でどのように説明するか考えよう。
2. 一億総活躍社会とはどのような社会なのか、英語でどのように説明するか考えてみましょう。(その必要性、具体的にどのような社会で、どのように実現するのか etc)
3. オンライン英会話の特長として、海外のネイティブ講師たちと、直接会話し、学べるということがあるが、お互いが持っている情報、印象、興味といったものは異なるということは認識しておいた方がいい。
4. オンライン英会話で海外のネイティブ講師たちと話し合う際、違いがあることは認識しながらも、先進国として抱えている課題は共通している可能性が高いと言えます。また、その解決のためのアプローチが違う場合もありますが、共通した課題を解決するための1つのアプローチの仕方として考えると、連帯感も生まれるかもしれない。

 

この議論から学ぶ、ネイティブ講師の英語表現とビジネス英会話への応用

<この議論での英語表現>
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集1
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集2
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集3

 

ビジネス英会話へ応用できる英語表現集

ネイティブ講師たちとオンライン英会話で、この議論を行った際に使用された英語表現の中から、仕事での英語コミュニケーションで使える表現を選出しました。是非、実際の職場でも使用して、お役立てください。

今回は、ビジネスの中でも、経済や税制、イノベーション、職場、モチベーションといった多くのテーマをカバーしています。

1. It will be interesting to see how this plays out. :実際どうなるのか見ものです。
やってみないとわからないことを、どのように捉えるか。発言の仕方によって、随分とニュアンスが変ってくる可能性があるので気をつけて発言しましょう。くれぐれもビジネスの相手に失礼の無いよう、また、皮肉屋のようなイメージを与えないように。
2. There is a difference between supporting policies and practically implementing them personally. :政策を支持するのと、実際それをやってみるのとでは隔たりがあります。
考えて賛同するのと、それを実行するのでは、いつも違いがあります。それは政治の世界だけでなく、ビジネスの経営方針についても同じことが言えるはずです。
3. The current taxation system in Japan:現在の日本の税制
4. has a ceiling on it. :上限が設定されています。
国の制度や、企業のビジネス活動の中でも、上限設定が行われているものは意外とあります。例えば、予算という観点では、ビジネストリップについても上限が設定されていることがほとんどでしょう。
5. a very aging society coupled with a low birth rate :少子化と同時に深刻な高齢化社会
6. What’s bad about that is … :悪いことには、….です。
ビジネスの場においては、交渉や会議、他社との競争の中で、常に悪いシナリオを想像する局面があります。悪い部分を描くには便利な英語表現です。
7. I think it is still the case that … :未だ…だということだと思っています。
It is still the case that … で、「そういうことだ」という表現になります。
8. … isn’t able to come up with a solution to this problem. :この問題に対する解決策を見いだせていない。
ビジネスの場で、「解決策を見いだせない」状況というのは、一時的なものも含めて、多く存在します。多くの問題が解決策検討の初期の段階では、そういう状況にあるとも言えます。そういった状況を描写するのに便利な表現です。
9. A real partial solution to the problem :その問題に対する現実的な対応策は
real partで「肝心な部分」という意味になります。現実的、かつ本質をついた解決法についてということになります。
10. One good way to do … is to offer better pay. :…する、ひとつの良い方法は給料を上げることです。
賃金の引き上げは、モチベーションの引上げや求人応募の増加につながるかもしれません。ただし、あくまで1つの方法です。他にももっと良い方法があるかもしれません。

 

【ご利用上の注意点】

1.社会人、主にビジネスパーソンを中心に、英会話力で、中級、上級者向けの練習を提供するサービスとして、このサイトを運営しております。
2.オンライン英会話の中で、実際にネイティブスピーカーの講師たちが使用した、またはアドバイスした内容をご紹介していますが、特定の個人や立場を表わす内容については編集を加えています。
3.あくまで、ビジネスパーソンを中心とした社会人の英会話力向上を目指したサービスであり、ここで紹介される主義、主張、意見や議論をサポートするものではありません。
4.また、ここでご紹介する内容の正確性や有効性について保証するものではありません。言葉は、時と場所、その状況や、声のトーンによっても意味を変えます。恐れ入りますが、ご自身でご確認の上、ご使用ください。
2017年 4月 6日編集

 

 

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