AIが英語を話す時代のための英語コミュニケーション力養成

★ 無料で毎日 ★
4,000人以上のビジネスパーソンが愛読する
英語情報メルマガ

ネイティブの英語

ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集3|プロジェクトの遅れや経費拡大の理由を説明する英語例文

2017.02.13
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ビジネス、経済、テクノロジー、文化、生活、法律など、時事問題から最近の生活情報まで、英語で議論するアットイングリッシュのオンライン英会話レッスン。ここでは議論の中での、ネイティブ講師たちからの英語表現についてのアドバイスを公開します。

前回に引き続き、今回は、「日本の核燃料サイクル計画について」の話題です。この話題を中心に、様々な角度からの議論を通して、ネイティブ講師たちが作った多彩な英語表現をご紹介します。

なお、ここでは、社会人、ビジネスパーソン向けの英語表現を集めております。更に、これらの英語表現をビジネスの状況でどう使うか、ご興味をお持ちの方々は「上手いビジネス英会話の作り方」をご覧になってみてください。

<オンライン英会話での、この議論の概要と学びのポイント>
講師と距離がグッと近づくオンライン英会話の活用術

<この議論での英語表現を使った、ビジネス英会話>
上手いビジネス英会話の作り方(1)準備中
上手いビジネス英会話の作り方(2)準備中

 

オンライン英会話での、主な論点3

政府はどうして今になって、このプロジェクトの運営を委譲しようとしているのでしょうか?

費用がかさみ、工期も大幅に伸びてしまった核燃料サイクルプロジェクト。そんな中、政府は対応策として、プロジェクトの委譲を検討しています。

民間のプロジェクトでは、ここまで大規模な費用や工期の遅れは稀でしょうが、大きな方針の転換の際には、会社の内外、出資者に対して、遅れや経費拡大の原因を説明する責任があります。

今回は、困難に直面している理由を述べる例文が並びました。特に、経費に関する表現は、お仕事の中でもお使い頂ける場面が多いのではないでしょうか。

 

プロジェクトの経費拡大や工期遅れについて説明する際の英語例文

 

英語表現12 予算を使い切る 予算にもう余地がない

The government is running out of money. / The government doesn’t have room in its budget.
政府はお金を使いきっています。 / 政府はもう予算の余裕が無いのです。

予算を使いきったという時、run out of というイディオムはよく使われる表現で、ご存知の方も多いでしょう。そのほか、もう「予算に余地が無い」という形で、__ don’t have room in its budget という言い方も出来ます。

あまり嬉しい状況ではありませんが、表現法にバラエティを持たせるためにも、覚えて使ってみて下さい。

「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(is running out of money)
(doesn’t have room in its budget)

 

英語表現13 プロジェクトの遅れ

If this project was undertaken by the private sector, it would now have been either completed or cancelled.
もしこのプロジェクトを民間が請け負っていたら、もう完了しているか、中止しているかどちらかです。

ここでは、プロジェクトの遅れについて、ややシニカルな表現で言及しています。

it would have been either A or B という表現は、文法として分かっているものの、割に使われていないようですが、この文章の仮定法は現状と、この件に関する一般の受け止め方や心象をうまく表現しています。

undertake(請け負う), complete(完了する), cancel(キャンセルする 中止する)などの単語も、お仕事では使う頻度が多いでしょう。

「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(it would now have been either completed or cancelled)

 

英語表現14 インセンティブ

They have no incentive to finish the project.
プロジェクトを終了させる気が無いのです。

incentive は、動機づけとなるもの、気持ちの動因、いわゆるヤル気を起こさせるもの、またそのヤル気を奮い立たせるための奨励金や報奨金などを意味し、日本語の会話でも普通に使われるワードです。

インセンティブは、まさに、良い仕事をするための大切なキー。プロジェクトの担当者は、携わるチームの人たちにいかにインセンティブを持たせるかが、リーダーシップの見せどころで、関連のビジネス書も多く出ています。

お仕事で英語を使う場合、「コミュニケーションを取る」という段階から、「相手の気持ちを、ビジネスや双方の利益のために、ポジティブに動かす」という事が、求められます。

 

英語表現15 遅れの理由

They encountered these difficulties after the great earthquake occurred.
大震災の後に、困難に直面しました。

encounter は、困難や問題に直面する、偶然に遭遇してしまうときに使われます。災害や災難などの時には、この単語はピッタリですね。

「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(They encountered these difficulties)

 

英語表現16 費用を心配する

They are very concerned with money.
彼らは、とてもお金を気にします。

予算や経費を気にかけ、それに準じて仕事を進めていく事は大切です。今回のプロジェクトについても、もっと早い段階から常にこの意識を持っていれば、あるいはそういう団体に担当してもらっていれば、事態は違うものになっていたのかもしれません。

「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(__ are very concerned with __)

 

まとめ

今回は、使用済み核燃料の再処理プラントのプロジェクトの民間団体への委譲が検討されている件についての議論でした。

そのため、一番懸案となっている予算、経費についての例文が2つ(表現としては3つ)あり、お仕事の中でも応用しやすいでしょう。

また、仮定法を用いることで、官と民の経費についての感覚の違い、仕事の進め方や気持ちの持ち様についても、上手く表現されており、参考にして頂けると思います。

是非、ご紹介した例文や表現をお仕事の中で、応用してください。

予算や経費について説明する英語表現

 

【この議論から学ぶ、ネイティブ講師の英語表現とビジネス英会話への応用】

<オンライン英会話での、この議論の概要と学びのポイント>
講師と距離がグッと近づくオンライン英会話の活用術

<この議論での英語表現を使った、ビジネス英会話>
上手いビジネス英会話の作り方(1)準備中
上手いビジネス英会話の作り方(2)準備中

【ご利用上の注意点】
1.社会人、主にビジネスパーソンを中心に、英会話力で、中級、上級者向けの練習を提供するサービスとして、このサイトを運営しております。
2.オンライン英会話の中で、実際にネイティブスピーカーの講師たちが使用した、またはアドバイスした内容をご紹介していますが、特定の個人や立場を表わす内容については編集を加えています。
3.あくまで、ビジネスパーソンを中心とした社会人の英会話力向上を目指したサービスであり、ここで紹介される主義、主張、意見や議論をサポートするものではありません。
4.また、ここでご紹介する内容の正確性や有効性について保証するものではありません。言葉は、時と場所、その状況や、声のトーンによっても意味を変えます。恐れ入りますが、ご自身でご確認の上、ご使用ください。

 

SNSでもご購読できます。