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講師と距離がグッと近づくオンライン英会話の活用術:全空港でのボディースキャナー設置

2017.01.29
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ビジネス、経済、テクノロジー、文化、生活、法律など、時事問題から最近の生活情報まで、ネイティブ講師とオンラインで議論するアットイングリッシュの英会話レッスン。

今回の記事は、「全空港でのボディースキャナー設置」という話題です。英語でディスカッションする際のポイントを幾つかご紹介いたします。ここでのディスカッションの組み立てや、使われる英語表現が、実際のビジネスでの会議でもお役に立てれば幸いです。

<この議論での英語表現>
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集1
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集2

<この議論での英語表現を使った、ビジネス英会話>
上手いビジネス英会話の作り方(1)準備中
上手いビジネス英会話の作り方(2)準備中

 

【トピック概要と紹介】(2016 年7月13日のメルマガを編集)

2001年のアメリカでの同時多発テロ事件、9.11は、私にとっては衝撃的でした。当時、祖母がマンハッタンに住んでいたからです。

あれ以来、絶えず「テロ」という言葉を耳にするようになり、空港でのセキュリティの厳しさは高められてきた気がします。数年後にハワイを訪れた際には、入国の前に指紋を登録したり、顔写真の撮影があったり、出国の前には、靴まで脱いで探知機の下を通ったりと、大変だった記憶があります。

今回、英語でディスカッションする記事は、2020年迄に、日本の国際線を取り扱う全空港で、ボディースキャナーが設置されるという内容です。

以前であれば、空港内の利便性の低下や、プライバシーの問題、費用対効果が取り沙汰される内容ですが、今では、設置について、あまり違和感が無い気すらしますし、もしくは、もっと前に設置されていた方が、安心感を得ていたかもしれないと思ってしまいます。

東京でのオリンピック開催も念頭に、どのような対策がとられるべきなのでしょうか。

 

テロリズムについて考える

 

【オンライン英会話で行う議論の内容】

国土交通省は2020 年までに国際線を扱う全ての空港で、ボディスキャナーを設置することを決めました。

費用は1 台につき、4,000 万円~5,000 万円かかるそうですが、テロの脅威が高まっていることを受けて、抑止効果への期待も込めて導入が決まったようです。

全身をスキャンして、今まで金属探知機では検知できない爆発物なども見つけることも出来ます。

なお、一人当たりのスキャンにかかる時間は10 秒から20 秒程度、画像は毎回消去されることでプライバシーにも配慮する方針のようです。

ボディスキャナー導入の有効性と、飛行機の旅行での煩わしさ、テロの防止について考えてみましょう。

 

空港でのボディスキャン

 

【ディスカッションの注意点】

まずは、注意点からです。こういった話題では、直感的に賛成、反対の感情が起こると思いますが、闇雲にこの二者択一を行っていても、ディスカッションとして何も進みません。そこで、例えば、以下のような項目に分けて考えてみてはどうでしょうか。

(1)ボディースキャナーとはどういったものなのか
(2)良い効果、悪い影響はでるか
(3)テロについて航空機、空港を考える
(4)日本固有の事情について考える(海外での導入事例、有効性などを含む)

■オンライン英会話でディスカッションする際には、こういった項目について、目に見える形で情報が共有できると、それぞれの項目について、ネイティブ講師も受講者側もそれぞれ意見を出しやすいですね。

 

賛成か反対か二者択一

 

【オンライン英会話でのディスカッション、学びのポイント】

では、それぞれの項目について、どのような観点があるか考えてみましょう。

(1) ボディースキャナーとはどういったものなのか
-スキャンする際、例えば放射線や電磁波といったもので健康に影響はないのか
-服の中まで見るという点で、プライバシー侵害とならないか など
(2) 良い効果、悪い影響はでるか
-では良い効果として、何をどの程度、検知することができるのか
-悪い影響として、出入国審査にかかる時間が大幅に増えて、空港内の人の行き来が妨げられないか
-撮影されたデータの使用目的や保存期間、保存方法についてはどのようなルールがあるべきか  など。
(3) テロについて航空機、空港を考える
-航空機内、空港でのテロは多いのか、また狙われ易いターゲットなのか
(4) 日本固有の事情について考える(海外での導入事例、有効性などを含む)
-テロ計画は、航空機で海外から来るという考え方なのか
-四方を海に囲まれるため、国際線を扱う全空港に設置すれば、それで安全が高まるのか
-例えば、船の港には必要ないのか

■オンライン英会話でディスカッションする際には、こういった様々な観点を意識した上で、自分の意見をまとめ、発言に含める情報を取捨選択、加工した上で、2分程度のスピーチで発言してみると良い。

 

【まとめと、論点】

1. 単に、賛成、反対を論じるのではなく、どのような項目をどのような観点で考えるべきかを明らかにすることが、英語でディスカッションを始める前に大切。
2. 考える観点においては、健康被害、権利侵害、検知能力、抑止効果、データ活用方法、保管方法、全体効果、外部事例、代替案など、様々なものを検討してみると良い。
3. 英語で自分の意見を伝えるときには、全部を喋ろうとするのではなく、情報の取捨選択、加工することも重要。

 

【この議論から学ぶ、ネイティブ講師の英語表現とビジネス英会話への応用】

<この議論での英語表現>
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集1
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集2

<この議論での英語表現を使った、ビジネス英会話>
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ネイティブ講師を相手にすべて英語で表現する

 

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2017年1月 29日編集

 

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