英語研修のご担当者からよく頂く質問が、「受講頻度はどれくらいが良いでしょうか?」というものです。
頻度については、一概に多ければ良いとは考えていません。
目標、受講者それぞれの状況と性質によって異なるからです。
一番大切なことは、コンスタントに長く続けられるよう、受講者が無理なく楽しく受講できる頻度を見つけることです。
この記事では、オンライン英会話による英語研修の効果を高める理想の頻度と、それを実現する仕組みづくりについて解説します。
目次
英語研修での受講は、各自のペースに合った頻度で
英語研修で、オンライン英会話を利用する際は、各受講者に合った頻度を見定めるために、次の項目を考慮しましょう。
– 現状のレベル
– 目標
– 目標までの期間
– 各自のモチベーション
– 各自のスケジュール
何か具体的な(海外出張や勤務、カンファレンス、プレゼンなど)目標がある場合は、目標に対して現状のレベルを鑑み、本番までの期間、必要に応じて頻度を上げます。
具体的な目標が無い場合は、最初の2カ月くらいは、各自のモチベーションとスケジュールに合わせて、無理なく続けられるペースを作る(見つける)ことに重点をおきましょう。
一番大切なのは、続けること。そして、それに必要なのは「受講を楽しむ」ことです。
そこで、弊社アットイングリッシュでコンスタントに長く続けていらっしゃる方々のケースを例としてご紹介します。
ご受講の例1:ほぼ毎日
2週間後のカンファレンスで英語プレゼンをするという、具体的で非常にレベルの高い目標がある方の場合:
英語レベルが中級以上の方で、2週間、ほぼ毎日ご受講されていました。プレゼン後の質疑応答を念頭に、ビジネス英語の形式に重点をおいた教材(EBC)のプレゼンテーションの項目を軸に、受講されました。
短期間で具体的な目標がある中で、モチベーションが非常に上がる上、具体的な質問も出て、とにかく伸びました。
英語面接準備も同様ですが、こういう状況では、特に受講者自身も上達を感じやすく、大変ながら楽しい充実感のある受講となる場合が多いです。
ご受講例2:週2回~3回
日常的に英語を使う業務に従事されている製薬会社勤務の方の英語研修。
火曜の21:00~と、木曜の21:00~といったように、曜日と時間をご自分の中で決めて、ルーティンを作って受講されています。
ご受講例3:週1回
海外で市場開発をされている部署での英語研修。
海外出張が多く、週1回のペースで、受講できる日を見つけて予約されています。
週1ペースにこだわり過ぎると、出張で時間が捻出できない時にストレスになるので、月に4回という具合にゆったり構えて、ある週に受講できない場合は翌週2回という風に融通して受講されています。
頻度より大切な、受講の前後の学び
受講頻度より、受講の前後を大切にしてください。
<受講前>
受講前には、教材に目を通し、レッスン中に言いたい事、質問したい事などを想像したり、出来ればメモしましょう。
<受講後>
受講後は、効果的な受講にとって特に大切です。
– レッスン中に思い出せなかった単語やフレーズを確認
– 言いたかったことを、上手く表現できたか。どう表現すべきだったか反芻
– 講師が言っていて「カッコいい」と感じた表現を練習
– 言えて嬉しかったことを思い起こす
レッスンの中で言えなくてもどかしかったフレーズと、言えて気持ち良かったフレーズは、印象が強烈に残るので、自分のモノになります。必ず反芻してください。
受講後の電車の中、入浴タイムや就寝前に、頭の中でこれらのことを行うと、レッスンを何倍にも効果的に出来ます。
因みに筆者は、入浴タイムにコレを行っています。
リラックスした中でレッスン内容の復習・反芻を行うと、レッスン中以上に良いアイディアや言いたい浮かびます。後日、同じ教材でまた受講すると、更に効果的です。
研修担当者がやるべきでないこと
1. 強制
当然ながら、それぞれの業務が最優先です。受講頻度や回数を強制するのはやめましょう。
2. テスト
英会話サービスが用意しているテストや級・クラスは、あまり意味がありません。研修である以上、テストで測りたい、昇級などを確認したい気持ちが働くのは理解できますが、それは英会話サービス側の都合である場合がほとんどです。
3. 「出来る」「出来ない」「間違えている」「合っている」の評価
英会話が「出来る」「出来ない」「間違えている」「合っている」を評価するのはやめましょう。
大切なのは、英語が出来ることではなく、上手く英語でコミュニケーションを取って仕事の成果につなげることです。
たとえ発音が悪くても、文法が間違っていても、感謝や心遣いなど、言うべきことを言えてきちんとコミュニケーションを取れていれば良いのです。逆にどんなにスラスラ話せても、言うべきことを言わなかったり、言うべきでない事を言えば、仕事になりません。
目的を見失わず、研修参加者のモチベーションと、仕事の成果に繋がることを重視しましょう。
研修担当者がやるべきこと
1. 受講回数の認識
一カ月毎、3カ月毎など、定期的に受講状況を確認しましょう。
強制や管理をするのではなくキチンと把握・認識しましょう。定期的に確認することは、受講者の良い緊張感を生みます。これは、個人での受講にはない、企業での研修のメリットです。
2. 英会話スクールとのコミュニケーション
思うように受講が進んでいない受講者については、頻度を下げたり、受講ルーティンを作るなど、英会話スクールに相談してみましょう。
受講が楽しければ、コツコツ長く続けられる
子供だけでなく、大人も楽しいことは、楽しいから続けられます。
英語は一朝一夕には上達しませんが、着実に続けていればビジネス英語は必ず伸びます。
アットイングリッシュは大人が楽しめるレッスン
アットイングリッシュは、2003年の創設以来、大人が知的好奇心をもって受講できる英会話サービスを目指してレッスンをご提供しています。
1. ビジネス英語特有の形を身に着ける × ビジネスイシューを話し込む(双方向からの上達アプローチ) |
2. 北米・豪州在住のネイティブ講師と先進国の視点と情報をシェア |
3. 英字新聞記事の旬のイシューを教材にディスカッション |
4. レッスン後に講師からフィードバック(レッスン後を大切に) |
5. 文法の間違いではなく、ネイティブ講師が受講者の言いたい事をくみ取って、それをどう表現すべきか をアドバイスするスタイル |
アットイングリッシュでは、上達のアプローチ、教材、講師の面において、大人が知的に楽しめるセッションをご提供しています。
ご受講者のご感想 もご参考にされて下さい。
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