アットイングリッシュの英語面接対策コースは、日本人スタッフとMBA面接先について打ち合わせし、各自のレジュメや職歴を元に想定質問を作成して、ネイティブ講師と模擬面接形式で練習します。
この記事では、ハーバード・ビジネス・スクール（Harvard Business School）のMBA面接のため、アットイングリッシュの英語面接対策コースのご利用頂いた実績例をご紹介します。
目次
面接について – ハーバード・ビジネス・スクール（Harvard Business School）
アメリカ・マサチューセッツ州ケンブリッジにあるハーバード大学の経営大学院です。1908年の設立以来、ビジネス教育の分野で世界的なリーダーとしての地位を築いてきました。その主力プログラムであるMBA（Master of Business Administration）は、リーダーシップ、戦略、企業経営など幅広い分野において世界最高峰と評価されており、将来の経営者や起業家を育成する場として多くの学生が目指しています。
HBSの最大の特徴は、ケーススタディメソッドという教育法にあります。この方法は、実際の企業や組織で起こった問題を題材とした事例を基に学ぶ形式で、学生が課題を分析し、クラスディスカッションを通じて解決策を模索するプロセスに重点を置いています。
HBSは、毎年世界中の優秀な人材を集めていますが、その入学選考は非常に厳しいことで知られています。合格率は10％前後と低く、リーダーシップ経験や学業成績、GMATやGREスコア、推薦状、エッセイ、面接など多岐にわたる要素が審査されます。
英語面接対策コースでの講師からのアドバイスと英語例文
アットイングリッシュでは、ネイティブ講師と模擬面接練習を行い、レッスン後に、面接官が受け取り易い表現の仕方、具体的な英語の修正などのアドバイスがフィードバックとして戻されます。
そのフィードバックを元に表現を修正・改善し、更に模擬面接を繰り返して、本番までに英語をブラッシュアップして、仕上げていきます。
ご受講者の概要
企業の成長支援と長期的な価値創出に注力するヘッジファンドで投資責任者として活躍しており、金融業界において独自の視点でキャリアを築いています。
単なる資本提供に留まらず、企業の経営課題を共に解決するアプローチを採用しており、その中で、主に投資先企業との対話を通じて、中長期的なビジョンを実現するための実行可能なプランを提案しています。
対策の方向性
- 回答の簡潔さと明瞭さの向上
- 丁寧でプロフェッショナルな言葉遣いを
- 回答内容の説得力を高める工夫
- 個人的なストーリーを魅力的に構成する方法
- 文化的背景や面接官の期待を考慮した回答
- 目標とプランの明確化
複雑な内容も、簡潔に、明瞭に回答するようブラッシュアップ
回答を簡潔にまとめ、繰り返しや冗長な表現を削除して、短く、分かり易く回答を作るように努めましょう。
【ネイティブ講師からのアドバイス例】
元の表現：We’re in the same category as active hedge funds, they are mainly 2 different points compared to hedge funds. The 1st is just speculate or make a quick return while we invest in long term so ……
講師からのアドバイス：Hedge funds speculate for 3-6 months to make a quick return, while we invest for the long term, typically over 5 years. We focus on understanding a company’s business value as well as its human and organizational aspects, unlike hedge funds that focus only on financial metrics.
丁寧でプロフェッショナルな言葉遣いを心がけて
「I think」よりも「I believe」を用いることで、よりプロフェッショナルで自信に満ちた印象を与えています。また、「so please remember me」という個人的でカジュアルな要素を削除し、フォーマルで専門性を強調しています。
【ネイティブ講師からのアドバイス例】
元の表現：I think I am the youngest expert of corporate governance issues in Japan so please remember me.
講師からのアドバイス：I believe I am the youngest in Japan to achieve this level of expertise in corporate governance.
回答内容の説得力を高める工夫
抽象的な表現を具体的なデータや実績に置き換える
主張に具体例を加える
実績を数値で示す
議論の流れを整理する
他との比較で独自性を強調
などの工夫をして、内容に説得力を持たせるようにしましょう。
【ネイティブ講師からのアドバイス例】
実績を数値で表した例
We take a long-term approach, typically investing in companies for over five years. For example, our investments have helped companies achieve a 12% increase in profitability over the last two years.
個人的なストーリーを魅力的に構成する
時系列でストーリーを構成
原因と結果を明確にする
課題と成長のプロセスを描く
感情を交えて親しみやすさを出す
比喩を活用して視覚的に伝える
などの方法を駆使して、ストーリーを分かり易く、面白く、魅力的に語れるようにしましょう。
【ネイティブ講師からのアドバイス例】
I vividly remember sitting down with a CEO who had just turned around his struggling company. Over dinner, he shared his challenges and the tough decisions he had to make. It was inspiring to see his resilience and taught me invaluable lessons about leadership.
文化的背景や面接官の期待を考慮しましょう
文化的な特徴をポジティブに説明したり、自分の強みを面接官の期待に沿って調整、面接官の文化的価値観を意識するなど、面接官の背景や人柄に合わせて、回答を調整しましょう。
【ネイティブ講師からのアドバイス例】
元の表現：In Japan, people often avoid taking risks, which is a weakness in our business culture.
講師からのアドバイス：In Japan, decision-making tends to be cautious and deliberate, which ensures stability. However, I believe combining this approach with the boldness of taking calculated risks can lead to more dynamic growth, something I’ve implemented in my own work.
目標と動機の明確化
自分の短期的および長期的な目標を具体的に説明し、それに対してMBAがどのように役立つかを論理的に伝えましょう。
MBAで得たいスキルを具体化する
短期目標と長期目標を明確に区別する
自分の経験を目標と結びつける
目標達成までの段階を分けて説明する
などの工夫で、より伝わり易くなるでしょう。
【ネイティブ講師からのアドバイス例】
My ultimate goal is to establish a consultancy that specializes in improving corporate governance in emerging markets. By doing so, I hope to contribute to the development of sustainable and ethical business practices globally.
MBA英語面接の練習は、アットイングリッシュで
英語面接で使える例文や英語表現は、市販の本やインターネット、AI を活用すれば、集めることが出来ます。
しかし、英語面接対策は、実際に人と話してコミュニケーション練習を重ねる中で、様々な質問への対応、質問から更に派生する質問や雑談、批判的な質問に対してもポジティブに対応できるスキル、自信や熱意を表現できる声色、表情、態度などを磨くことが不可欠です。
アットイングリッシュでは、様々な質問、派生する雑談、欧米の文化に対応できる、経験豊かなネイティブ講師陣を揃えて、英語面接を強力にサポートしています。
