ビジネス、経済、テクノロジー、文化、生活、法律など、時事問題から最近の生活情報まで、英語で議論するアットイングリッシュのオンライン英会話レッスン。ここでは議論の中での、ネイティブ講師たちからの英語表現についてのアドバイスを公開します。
今回は、「身近になってきた”未来の技術”、AI(人口知能)について」という話題です。この話題を中心に、様々な角度からの議論を通して、ネイティブ講師たちが作った多彩な英語表現をご紹介します。
なお、ここでは、社会人、ビジネスパーソン向けの英語表現を集めております。更に、これらの英語表現をビジネスの状況でどう使うか、ご興味をお持ちの方々は「上手いビジネス英会話の作り方」をご覧になってみてください。
<オンライン英会話での、この議論の概要と学びのポイント>
講師と距離がグッと近づくオンライン英会話の活用術
<この議論での英語表現を使った、ビジネス英会話>
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目次
オンライン英会話での、主な論点3 テクノロジーの進捗度
AIの分野で、日本はアメリカに追いつけるでしょうか?
未来の生活を、世界を大きく変える可能性のあるAI。いち早くより卓越した技術を開発し、次世代産業でのアドバンテージを得たいと、AIの技術開発競争は大変熾烈なものとなっています。現状
アメリカがリードしているようですが、これに追いつき、追い越すことは出来るでしょうか。
英語表現10 技術の遅れ
I thought Japanese robotics were very advanced, however after reading this article I realize the situation is different from what I thought.
日本のロボット技術はとても進んでいると思っていましたが、この記事を読んで、状況は、私が思っていたのとは違うことが分かりました。
日本の技術は進んでいる、あるいは、一番でないにしても遅くはないと、漠然と信じているかもしれません。ただ、他国の注力の仕方、政府の協力体制などを見ると、その考えに疑問符がついてきます。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(Japanese robotics were very advanced)
(the situation is different from what I thought)
英語表現11 開発競争
Japan is concerned that they have fallen behind in the race to develop AI.
日本は、AIの開発競争で遅れをとっているのではないかと、心配しています。
Fall behind で立ち遅れるという意味になります。
心配するという時は、worry と並んで、よくこの be concerned が使われます。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(they have fallen behind in the race to develop AI)
英語表現12 データ蓄積
We were unable to accumulate quality data.
良いデータを蓄積することが出来ませんでした。
技術を進めていくためには、膨大なテストデータが必要になってきます。中でも、ここでは、質の高いデータ quality data について語られています。
AI技術を進めていくためには、様々な場合でどのように反応、対応するのか、非常に膨大なデータが必要になるようです。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(to accumulate quality data)
英語表現13 熾烈な技術開発競争
The competition among countries and corporations for advantage in the AI field is quite intense.
AIの分野で先んじようと、国家間、企業間の競争は非常にし烈です。
企業活動には常に競争が付き物です。The AI field の部分を様々に変えて、他の業界にもそのまま応用出来る例文です。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(The competition is quite intense.)
英語表現14 専門技術
The development of isolated elements, such as Internet technology or sensor technology did not suffice for developing AI expertise as a whole.
ITやセンサー技術など、それぞれ別個の分野として開発されてきたものは、全体として、AIの専門技術の開発に寄与していません。
日本は、実際様々なテクノロジーの分野で世界をリードしてきましたが、それらがAI技術に寄与する訳ではないようです。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(The development of isolated elements)
(did not suffice for developing AI expertise as a whole)
英語表現15 技術格差
I think the gap between the US and Japan is so vast, that much more needs to be done to catch up.
アメリカと日本の差は大変大きく、追いつくには、まだまだたくさんの事をやらなければなりません。
日本とアメリカの差は、考えていた以上に大きいようです。政府レベルで進めていく必要がありそうです。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(the gap between the US and Japan is so vast)
(much more needs to be done to catch up)
オンライン英会話での、主な論点4 技術がもたらす将来
AIに期待するもの、その未来はどうなっているでしょうか?
「いずれ人工知能が人間の知能を超えるようになる」など、未来のAIと私たちの生活や仕事の話は。ニュースでもよく耳にするようになりました。どんな未来になるのか、どんなメリットやリスクがあるのか、現状では、今ある情報から想像することしかできませんが、想像したり、シミュレーションしておくのは大切かもしれません。
英語表現16 将来の技術
Just because we can’t foresee how they can be used, doesn’t mean that robots won’t be useful in the future.
どんな風に使われるか予想できないからといって、将来ロボットが便利なものにはならないだろうという事にはなりません。
Can’t
doesn’t
won’t
と、3つのnot が入った文章です。ちょっと回りくどい言い方ですが、未来への不安と期待がうまく表現されています。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(we can’t foresee how they can be used)
英語表現17 改良され続ける知能
The intelligence of machines will exceed the combined intelligence of the human species. I looked up “2045 problem” and found a very disturbing article about the implications of this phenomenon and how soon it might occur – frightening!
機械の知能は人類全体の知能を統合したものを上回ることになるでしょう。
「2045年問題」を調べていると、この驚異的な現象を示唆するとても不穏な記事に出くわして、それがすぐ間近に迫っている事を知りました。恐ろしいです!
疲れや死がある人間と違って、常に改良され、蓄積され、働き続ける人工知能は、人類全体の知能を追い抜かしてしまうと言われています。未知の領域に恐怖を感じると同時に、それをコントロールできるのも人間であるのも事実です。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(The intelligence of machines will exceed the combined intelligence of the human species)
(a very disturbing article)
英語表現18 技術のパラダイムシフト
I’m getting the impression that technology is just starting to take off in a way that is paradigm shifting. I think we will soon see many changes, not just in computing or robotics but in medicine as well, with the advent of nanotechnology and the like.
技術は、パラダイムシフトの様相で、急激に進歩し始めているように感じます。
コンピューターやロボットの分野だけでなく、ナノテクノロジーやその類の到来によって、すぐに医薬の分野でもたくさんの変化が起こることでしょう。
技術の進歩は加速度的に進んでいます。一つの分野での技術革新が、他分野にもすぐに、大きく影響します。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(I’m getting the impression that)
(technology is just starting to take off in a way that is paradigm shifting)
(we will soon see many changes)
(with the advent of nanotechnology and the like)
英語表現19 たくさんの機能
I think it is a different kettle of fish to be able to get a lot of functions to work at the same time.
一度にたくさんの仕事を出来る機能を持つというのは、また別の問題だと思います。
a different kettle of fish という表現は知っていないと出てこないですね。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(it is a different kettle of fish)
まとめ
今回は、AI技術の日本と世界の進歩の度合い、そして、その未来についての議論でした。文化や社会問題、政治問題などに比べ、ニュアンスを出すような表現というより、事実をきっちり説明するタイプの表現が並んで、分かり易かったのではないでしょうか。
今回は、論点が開発競争についてであったため、
very advanced
have fallen behind
the competition is quite intense
the gap between the US and Japan is so vast
to catch up
など、物事の進捗度合いや、競争についての表現が多く出てきました。
技術に関わらず、お仕事の様々な分野での競争や差について言及する際に、ご活用下さい。
【この議論から学ぶ、ネイティブ講師の英語表現とビジネス英会話への応用】
<オンライン英会話での、この議論の概要と学びのポイント>
講師と距離がグッと近づくオンライン英会話の活用術
<この議論での英語表現を使った、ビジネス英会話>
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