ビジネスや、英会話スクールで発言しているとき、「結構、今日は気持ち良く話せた」と感じるとき、ありませんか?
そんなときは、恐らく聴き手側が上手く、英語で「相槌(あいづち)」を入れている可能性が高いです。(試してみるとわかりますが、相槌無しで、相手がジッと黙っていると、とても喋りづらく、語れません。)
相手が相槌を打ってくれていると、「あ、ちゃんと聞いてくれている。」「わかってくれている。」と安心できるのは、日本語も英語も同じですが、「英語の相槌では、日本語以上に意味を含めやすい」という特徴があります。
ですから、同調や感動、驚き、賛成や反対などの意味を含めて相槌を打つことで、会話の流れを話している相手と一緒に作っていくことができます。
極端に言ってしまえば、英語の相槌を上手に打っていれば、会話を盛り上げることは勿論のこと、相手に良い印象を与えることや、こちらが「仕事がデキる人」、「英語がよく出来る人」という印象すら与えることも可能でしょう。(もちろん、本当にそうなるために、英語習得の努力は続けられてください)
今回ご紹介する相槌の表現や、会話をスムーズにするスキルを、オンライン英会話レッスンの受講や、お仕事での会話で、是非ご活用頂ければと思います。
目次
- 1 「そうですね」同調、共感の相槌
- 2 「なりほど」「分かります」理解を示す相槌
- 3 「素晴らしい」「すごい!」感動を表す英語の相槌
- 4 「多分ね」「そうかもしれない」少し不確定な話に対する英語の相槌
- 5 「本当に?」「信じられない!」驚きや感動を表す英語の相槌
- 6 「それは大変!」「お気の毒に」同情を表す英語の相槌
- 7 「何があったの?」「それで、どうしたの?」発言を促す英語の相槌
- 8 「面白そうですね!」相手の話に対する感想を言う相槌
- 9 「私も!」「同じ!」意見や体験を共有する時の、英語の相槌
- 10 相手の発言(肯定文)に対して「私もです!」と言う場合
- 11 相手の発言(否定文)に対して「私もです!」と言う場合
- 12 会話を弾ませる!英語での上手いあいづちの打ち方
- 13 コミュニケーションの技術を使って、相槌と相乗効果を
- 14 まとめ
「そうですね」同調、共感の相槌
相手の意見と気持ちに寄り添う相槌です。
そうですね
That’s interesting.
I see.
Yes.
Sure.
Okay / OK.
Right.
Uh-huh.
確かに、そのとおり!
You’re (absolutely) right.
I agree with you.
Absolutely!
Indeed!
Exactly!
Definitely!
Yes!
That’s right!
もちろんです
Sure!
Of course!
Why not?
Without a doubt.
Sure thing.
「なりほど」「分かります」理解を示す相槌
理解を示しつつ、「聞いているよ」というサインを送ります。
気持、分かります
I know how you feel.
I feel the same way.
I can imagine.
Right.
なるほど / 分かりました
That’s perfectly understandable.
I see.
I understand.
That makes sense.
I see what you mean.
I got it.
「素晴らしい」「すごい!」感動を表す英語の相槌
良い情報や報告の時には、以下のような言葉を使って、力強く反応したいですね。
素晴らしい!
Great!
Wonderful!
Beautiful!
Fabulous!
Awesome!
That is amazing!
(It) sounds great!
That is WOW!
良かったね!
Congratulations!
I’m happy for you.
Good for you!
That’s fortunate.
Lucky you!
「多分ね」「そうかもしれない」少し不確定な話に対する英語の相槌
少し不確かな時は、こんな表現が使えます。
There’s a good chance.
There’s some chance.
I’m not quite sure.
It could be so.
Probably.
Maybe.
I guess so.
It might be so.
Possibly.
「本当に?」「信じられない!」驚きや感動を表す英語の相槌
本当ですか?
Really?
That is incredible!
Oh, my goodness.
Are you sure?
Is that true?
Are you serious?
Are you kidding?
Unbelievable!
嘘でしょ!冗談でしょ?
You’re kidding!
You’re joking!
You must be kidding!
You got to be kidding me!
No way!
驚きです
Wow!
Surprising!
That’s stunning.
That is extraordinary!
That can’t be true!
Oh!
Gosh.
「それは大変!」「お気の毒に」同情を表す英語の相槌
残念な話の時には、相手の気持ちに寄り添った言葉を選びましょう。
それは大変ですね
I’m so sorry to hear that.
Oh dear.
Oh I’m sorry.
That’s too bad.
It’s shocking.
That’s terrible.
Awful!
「何があったの?」「それで、どうしたの?」発言を促す英語の相槌
その後の顛末などを聞く質問も、相槌として有効です。
What was the outcome?
How did things go after that?
And then what happened?
What did you do after that?
And then?
And after that?
Then what?
What happened next?
「面白そうですね!」相手の話に対する感想を言う相槌
It sounds __, it seems __, It must be __ などは、感想を表現するのに便利です。
That sounds interesting.
<例文>
A: Yesterday, I read the newspaper article about the extremely expensive drug for cancer.
B: That sounds interesting. I think there are all sorts of systems in place that can mitigate the cost of an expensive drug, but sometimes the tax payers have to take a large chunk of the bill.
<訳文>
A: 昨日、非常に高額な癌の薬についての記事を読みました。
B: 興味深いですね。高額な薬の価格をおさえる様々なシステムがありますが、それでも、納税者側はかなりの部分を負担しなければなりません。
It must be fun.
<例文>
A: I’ve bought a new camera lens last Saturday. I’m now trying to figure out how it works.
B: Wow that must be fun!
<訳文>
A: 先週の土曜日に、新しいカメラのレンズを買いました。どんな風に撮れるか、今、ためしています。
B: おお、面白そう!
It seems __.
<例文>
A: This weekend I’m going back to my hometown to celebrate my friend’s wedding and on the next Monday I’ll fly to Australia to attend a conference.
B: It seems you have a very eventful time ahead of you, and with proper planning and preparation, everything should also go very smoothly.
<訳文>
A: 今週末は、友達の結婚式のお祝いで故郷に帰って、その次の月曜は、カンファレンスに出席するため、オーストラリアに飛びます。
B: 色々あるみたいですね。きちんと計画と準備をすれば、全てうまく行くといきますよ!
It sounds __.
<例文>
A: It takes only 10 minutes to go to the beach from my new apartment, so I enjoy walking with my two dogs along the beach every morning.
B: It sounds nice!
<訳文>
A: 新しいアパートから10分でビーチに行けます。だから毎朝2匹の犬と一緒にビーチをお散歩するんです。
B: 素敵ですね!
「私も!」「同じ!」意見や体験を共有する時の、英語の相槌
同感です。
I think so, too.
I feel so, too.
I agree with you.
I feel the same with you.
I feel that way as well.
That’s how I feel about it, too.
私もそうです。
Me too!
I’m with you.
Same here!
I’m also in the same boat [for something we share that is bad, or harsh]
相手の発言(肯定文)に対して「私もです!」と言う場合
So am I.
<例文>
A: I was very surprised at the win by the Giants last night.
B: So was I. Actually I was rather shocked and saddened to learn of it because I am a big fan of the Dragons.
<訳文>
A: 昨晩のジャイアンツの勝利には驚きました。
B: 私もです。私はドラゴンズの大ファンなので、本当のところ、ちょっとショックでした。
So do I.
<例文>
A: I bring a lunchbox to my office every day.
B: So do I! It’s very good for our health, isn’t it? Thanks to this, I’ve lost weight.
<訳文>
A: 毎日お昼にお弁当を持っていきます。
B: 私もです。体にイイですよね!おかげで、体重が減りました。
相手の発言(否定文)に対して「私もです!」と言う場合
Me neither
<例文>
A: I don’t like air conditioning.
B: Me neither. I often have headaches when I use it.
<訳文>
A: エアコンは苦手です。
B: 私もです。使うと頭痛が出ます。
Neither am I.
<例文>
A: I’m not interested in sports at all.
B: Neither am I. I am rather an indoor person.
<訳文>
A: スポーツには全く興味がありません。
B: 私もです。どちらかというと、インドア派です。
Neither do I.
<例文>
A: I don’t like to use shared economy services such as Uber.
B: Neither do I. I think I still have some mental barriers about it.
<訳文>
A: ウーバーなどのシェアードサービスを利用するのは、あまり好きではありません。
B: 私もです。まだ精神的にバリアを感じてしまいます。
会話を弾ませる!英語での上手いあいづちの打ち方
相槌に使える様々なフレーズのストックが頭の中に出来たところで、その上手い使い方について少しお話しします。
1. 相手の発言のキーワードをリピートする
会話の中で、相手が強調したいワードは、自然と頭に入ってくるものです。あいづちの上手い言葉が見つからない時は、そのワードリピートするだけでも、立派な相槌になります。
<例文>
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Jane: Hi Tom. How are you?
Tom: Oh hi Jane. Not too bad, but a little tired. Actually I flew to Hong Kong twice last week.
Jane: Twice?
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<訳文>
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Jane: トム、元気?
Tom: ああ、ジェーン。うんまあまあ。でも、少し疲れてるかな。実は、先週2回も香港に行ったんだ。
Jane: 2回も?
———————————-
Tom の発言のハイライトである「先週2回も」香港に飛んだという言葉から、Jane は”Twice”の部分をリピートして相槌をうち、Tomの発言を促しています。
2. 相手の発言に対して、感想を述べる
この記事のPart1 でご紹介している、共感や感動、驚きなどのフレーズを、相槌として使います。
<例文>
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………
Tom: Yes, I went to Hong Kong last Monday to see Mr. Green, the CEO of ABC Company, to talk about the launch of our new electric payment service XXX there but he couldn’t make it due to the urgent business he had in Malaysia. I wanted to wait there until he came back, but I couldn’t do so because I had a very important appointment in Tokyo last Wednesday, so I returned here and completed the appointment, and then flew back to Hong Kong that Wednesday evening and finally got to meet him.
Jane: Oh that sounds hectic, but I’m happy that you were able to see him, anyway. So, then how did the meeting go?
———————————-
<訳文>
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Tom: そうなんだ。ABC会社のグリーンさんと新しい電子決済サービスXXXのローンチについて話すため、先週の月曜日に香港に行ったんだけど、彼がマレーシアで急用があったようで会えなかったんだ。彼が帰るまで香港に居たかったんだけど、先週の水曜に東京でとても大切なアポイントメントがあって待てなかったんだよ。それで、一度こっちに戻って用事を済ませてから、その水曜の夜に香港に戻って、ようやく彼に会えたんだ。
Jane: それは大変ね。でも彼に会えて良かったわ。それで、ミーティングは上手くいったの?
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「それは大変ね」と、相手の仕事や苦労に対する気遣いを表しています。また、「~できて良かったわ」と喜び・共感を伝えます。
3. 関連した質問をする
それに加え、発言に関連する質問をすることで、更に話題が膨らんでいきます。また、あなたがどんなに相手の話に興味を持っているかを示すことにもなります。
質問する場合には、できれば、open ended questions (オープンクエスチョン)を使った方が良いでしょう。
open ended questions(オープンクエスチョン)については、「初対面で英語の会話を弾ませる3つの質問のポイント│「はじめまして」後の、ネイティブの会話術」の記事でご説明しています。
<例文>
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………
Jane: Oh that sounds hectic, but I’m happy that you were able to see him, anyway. So, then how did the meeting go?
Tom: Oh. It went quite well actually. He seemed very fond of xxx service and even offered another plan to introduce xxx to their subsidiary in Indonesia!
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<訳文>
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Jane: それは大変ね。でも彼に会えて良かったわ。それで、ミーティングは上手くいったの?
Tom: うん、すごく上手くいったんだ。XXXサービスを凄く気に入ってくれているみたいで、XXXを彼らのインドネシアの子会社でも導入しないかという案を提示してくれたんだ。
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このように、相手の発言の中のキーワードをリピートし、話題についての感想を述べて相槌をうち、更に関連する質問をなげかけて、会話が弾んでいきます。
4. 自分の持つ情報や得意分野に絡める
話が進んでいくにつれ、自分の知っている分野にリンクできる事も多々あります。こうして繋げていけると、会話は切れ間なく続きます。
<例文>
———————————-
………
Tom: Oh. It went quite well actually. He seemed very fond of xxx service and even offered another plan to introduce xxx to their subsidiary in Indonesia!
Jane: Oh Congratulations, Tom. That is wonderful. Oh wait, Indonesia? Regarding ABC Company’s subsidiary in Indonesia, I think I met someone from there before. She was …
———————————-
<訳文>
———————————-
Tom: うん、すごく上手くいったんだ。XXXサービスを凄く気に入ってくれているみたいで、XXXを彼らのインドネシアの子会社でも導入しないかという案を提示してくれたんだ。
Jane: まあ、おめでとう。凄いじゃない、トム。待って、インドレシア?ABCのインドネシアの子会社といえば、私、知ってる人が居ると思うわ。彼女は…。
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コミュニケーションの技術を使って、相槌と相乗効果を
上でご紹介した相槌やその活用術に加え、笑顔、アイコンタクト、ミラーリングなど、表情やジェスチャーを加えると、会話しやすい雰囲気を作るという点で、大きな相乗効果が得られます。
– 笑顔:話に充分に注意を払っていること、発言内容に同意したり、好意を感じていることを示します。
– アイコンタクト:話している人の目を見て、「聞いている」というサインを示します。
– 姿勢:真剣に聞いていると、自然と体が前のめりになります。また、発言に呼応して、首を振ったり、頷いたりします。
– ミラーリング:悲しい話の時は、悲しい表情に。楽しい話の時は、明るい表情になるなど、話している人と同じ感情を共有すると、自然と表情や動作が発話者のそれとリンクするものです。
– あいづち:相手の話を受け、言葉で反応する
実際、真剣に聞いていれば、どれも自然に起こる反応ですが、意図的に少し大きく行うことで、話しやすい雰囲気となり、会話が弾みます。
まとめ
今回は、相槌の英語フレーズと、活用法についてご紹介しました。
英会話レッスンで活用したり、実際のビジネスの場でも実践し、英語の上達に留まらず、是非、コミュニケーションの練習にも歩を進めてみてください。
お互いにグッと話しやすくなるはずです。
ネイティブ講師による、オンライン英会話の@English(アットイングリッシュ)では、この記事で述べたようなビジネスの場で使える英会話をトレーニングし、身に付けることができます。
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お読み頂きまして、ありがとうございました。