職場や仕事に不満を感じたことがない人はいないと思います。評価や給与、処遇や待遇に納得できないこともあるでしょうし、仕事の分担や人間関係、労働環境に不満を持つこともあるでしょう。
会議の中でこうした不満をかかえることもあるでしょうし、逆にそうした不満により生じたトラブルを話し合ったり、解決を図ろうという主旨の会議が開催されることもあります。
不満は表立っていることも、表面上は見えないこともあるので、気をつけて対処することが必要です。特に不満が大きくなってきているとき(growing discontent)には気をつけましょう。
(1)discontent と complaintの違い
どちらも不満といった感情を表す言葉ですが、そのニュアンスや用途には違いがあります。
discontent(不満、不満足)
「discontent」は、一般的な不満や不満足を表現し、特定の問題に対する具体的な苦情を示すわけではありません。この言葉は、ある状況や状態に対する広範な不満や不満足を表す際に使用されます。
例: 彼は現在の仕事に不満を感じている。
complaint(クレーム、苦情)
「complaint」は、特定の問題や懸念に対する不満を具体的に表現し、通常は解決を求めて声を上げることを意味します。この言葉は、製品やサービスに対する不満や、組織や個人に対する苦情など、特定の事柄に対する不満を述べる際に使用されます。
例: 彼女はレストランのサービスに不満があって、クレームを入れた。
両者の違いを簡単に言えば、「complaint」は具体的な苦情や不満の表明であり、「discontent」は一般的な不満や不満足を表現する言葉です。
(2)不満の種類も様々。その英語表現も一挙に公開します。
discontent:不満
The employees’ discontent with the new policy became more and more apparent.
従業員たちの新しい方針に対する不満が次第に明らかになってきた。
dissatisfaction:不満足
She expressed her dissatisfaction with the hotel’s service.
彼女はホテルのサービスに対する不満を表明した。
frustration:いらだち
His frustration with the slow progress of the project was evident.
彼はプロジェクトの遅れに対するいらだちを明らかにしていた。
resentment:憤り
She harbored resentment towards her boss for not giving her a promotion.
彼女は昇進を与えてくれなかった上司に対して恨みを抱いていた。