ビジネス英会話力(コミュニケーションスキル)を仕事の成果につなげる。その練習を、ネイティブ講師とのオンライン英会話でのディスカッションを通して身に着けていただくお手伝いをしております。
議論のテーマは、ビジネス、経済、テクノロジー、文化、生活、法律など、時事問題から最近の生活情報まで多岐にわたり、考えて発話する内容の種類は、賛成や反対、比較や強調、時系列での説明、状況の描写や背景の解説、グラフによるデータ推移の説明まで様々です。会議やプレゼンテーション、挨拶、交渉の場で使う英語コミュニケーション力の上達にお役立てください。
今回は、「若者がスマホで老眼になっている」という話題です。オンライン英会話で海外のネイティブ講師とディスカッションする際のポイントを幾つかご紹介いたします。ここでのディスカッションの組み立てや、使われる英語表現を、実際のお仕事での会議や交渉の場でのビジネス英会話としてご活用ください。
目次
オンライン英会話でネイティブ講師と話してみよう! 議論の概要
ビジネス英会話の話題としては、様々な要素を含む、トピックとなります。
-ビジネス習慣、そこで使うツール、デバイスの変化
-テクノロジーの進歩
-テクノロジーの普及
-生活習慣の変化
-そして、このディスカッションの中心となる、テクノロジーや習慣の変化による健康への影響(今回は、若者に広がる老眼と同じ症状)
内閣府が2016年4月に発表した消費者動向調査によると、2015年度の携帯電話の普及率は95.3%。100世帯当たりの保有台数は、235.9台となっており、2台持っている人が増えているという分析になります。そして、その中でもスマートフォン、いわゆるスマホの普及率が67.4%と目を見張るものがあります。
2017年の読売新聞の調査では、高校生のスマホ普及率は、94.8%。この高校生たちが年齢を経ていくにしたがって、全体のスマホ普及率を押し上げると同時に、通話するためのツールとしての携帯電話、そして、その延長線上のスマートフォンがあるといった概念に縛られない、スマホ・ネイティブが増えていくことが予想されます。
もちろん仕事上でも、今までPCで行っていた作業、またはオフィスへ戻らないと手に入らなかった資料、コミュニケーションを、スマホが解決してくれていることも多いと思います。
ビジネス、テクノロジー、習慣、そして、健康の観点から、英語で議論してみてください。
オンライン英会話で、どう話す? 議論の内容】
最近、眼科で、20代、30代の人が目の不調を訴える人が増えているそうです。症状は、40代以降が通常は患う、いわゆる老眼(または遠視)にとてもよく似た症状だそうです。これは、スマートフォンやPCの画面を凝視する機会が増えているためと見られており、一時的に患うことが多いですが、深刻なケースでは常態化してしまうそうです。確かに自分自身の生活を考えても、スマートフォンやPCの画面を見ている時間はとても長くなっているような気がします。あなたはいかがでしょうか。
注意点、そして、オンライン英会話の上達のポイント
まずは注意点
オンライン英会話の注意点として、文化的な違い、地域による考え方の違いが一番に挙げられますが、健康については一般的に、どの国、どの文化、どの地域でもその大切さについてはシェアされていると考えていいと思います。
他のトピックと比べると気持ちや情報をシェアしやすいトピックとは言えますが、注意点として以下の2つに気をつけてみてください。
(1) スマホ画面を見ていると目が疲れる、という症状は、海外のネイティブ講師とも共有し易いものですが、英会話の中級、上級者、または仕事でビジネス英会話として英語でコミュニケーションを図るのであれば、その表現についても工夫して伝えることを心掛けてみてください。単に「目が疲れる」が伝わればいいと考えると、英語でのコミュニケーション力の向上が止まりかねません。
例)
My eyes feel really tired.
It causes a strain on the eyes.
I strained my eyes.
(2) 例えば、「目が疲れる」という症状は、どの国でも一緒だとしても、社会に浸透している対処法は意外に異なっていることがあるのを忘れない。これは、国といわず、家庭や個人の考えによっても異なるかもしれません。目の疲れをとるために、「冷たいタオルを目の上にのせる」という人もいれば、「温かいタオルを目の上にのせる」という人もいます。対処方法に違いがでる可能性はあると考えておいた方がいいでしょう。
ビジネス英会話であれば、こういった心の準備は尚のこと重要です。違いが出た場合、どちらが正しいか白黒つけることが重要なのか、それとも、お互いに情報を持ち寄れたこと、そして、それが全く異なっていたことを楽しむくらいの方が有益なコミュニケーションになるのか、状況によっても異なりますが、一考の価値はあると思います。
そして、オンライン英会話の上達のポイント
オンライン英会話の上達のポイントとして、憶えておいた方が良いことは、日本語でもそうですが、生活に関する表現は様々にあるということです。例えば、アットイングリッシュのレッスンで、医師の方の問診の英語練習をしたことがありますが、「お腹が痛い」という場合でも、どこが、どう痛いのか、お腹の脇、お腹の下の方、お腹の真ん中、ズキズキと、グーッと押されるように、5分おきの感覚で痛くなる、絶えず痛い、など様々な英語表現が出てきました。英会話の中級、上級者、そして、仕事でのビジネス英会話を考えている方々は、少しずつでも構わないのでボキャブラリーを広げていくことを意識されると良いでしょう。
まとめと、論点
1. 日本のスマートフォン(スマホ)の普及率が高まっている。
2. 若年層のスマホ利用率は高く、利用時間も増加傾向にある。
3. オンライン英会話のトピックとしては、健康関連の話題は海外のネイティブ講師とシェアしやすい話題ではあるが、その対処方法などでは異なっているようなこともあるので、それも受け入れられる心の準備をしておくと良い。
4. ビジネス英会話を意識した場合も、相手と自分が異なる答えを持ち合わせたときに、どのような態度をとれるか、また、とるべきか、状況に合わせて考えておく価値はある。また、今回の健康といったようなトピックでそれを練習しておくと良い。
5. 英会話の中級、上級者、そして、仕事でのビジネス英会話を考えている方々は、意味が伝わることで安心せずに、詳細で具体的な表現をめざして、ボキャブラリーを広げる意識を持って、更なる上達をめざしていただきたい。
この議論から学ぶ、ネイティブ講師の英語表現とビジネス英会話への応用
<この議論での英語表現>
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集1
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集2
ビジネス英会話へ応用できる英語表現集
ネイティブ講師たちとオンライン英会話で、この議論行った際に使用されていた英語表現の中から、仕事での英語コミュニケーションで使える表現を選出しました。是非、実際の職場でも使用して、お役立てください。
今回は、スマホの普及に伴い、目の不調をうったえる若者が増えている、という話題です。
1. People have to take better care of their eyes by reducing the amount of length of time they spend gazing at a smartphone screen. :スマホの画面を見つめる時間を減らして、もっと目をいたわらなくてはなりません。
2. The disease is progressing slowly. :症状が遅く進行する。
3. I’m not likely to lose my eyesight before I die. :死ぬまで、視力を失うことは無いでしょう。
4. This is caused by the increased of ~. :これは~の増加によって引き起こされています。
5. The popularity of ~ has been declining in Japan. :~の人気が日本では落ちてきています。
6. My eyes feel really tired. :目がとても疲れます。
7. people in that age group :あの年代の人々 (people of that age)
8. One of the reasons is thought to be ~. :原因の1つは~と考えられている。
9. She can already tell time. (She can already read the time on her watch.) :彼女はもう時計の時間がわかる。
10. Sometimes I feel annoyed because I’m expected to check work email even when I’m on vacation. :休みのときでも仕事のメールを見なくてはならないのは嫌になるときがある。
【ご利用上の注意点】
1.社会人、主にビジネスパーソンを中心に、英会話力で、中級、上級者向けの練習を提供するサービスとして、このサイトを運営しております。
2.オンライン英会話の中で、実際にネイティブスピーカーの講師たちが使用した、またはアドバイスした内容をご紹介していますが、特定の個人や立場を表わす内容については編集を加えています。
3.あくまで、ビジネスパーソンを中心とした社会人の英会話力向上を目指したサービスであり、ここで紹介される主義、主張、意見や議論をサポートするものではありません。
4.また、ここでご紹介する内容の正確性や有効性について保証するものではありません。言葉は、時と場所、その状況や、声のトーンによっても意味を変えます。恐れ入りますが、ご自身でご確認の上、ご使用ください。
2017年 5月 2日編集