ビジネスのグローバル化が進む中、今までは英語には無縁だった職業・職務でも、英会話が必要になってきています。将来のキャリアを見据える中で、英語学習の必要性を感じている方も多いでしょう。
ただ、英語への苦手意識や、スクールの選び方が分からない等の不安から、スタートがつい先延ばしになっている方もあるのではないでしょうか。
今回は、学習のスタートが手軽な「オンライン英会話」の、スクール選びのポイントをご紹介します。
目次
Q. 英語力に自信がない私ですが、オンライン英会話、やって大丈夫でしょうか?
こんな不安な声や、質問を頂くことがあります。
答えは、「はい、もちろん」です。
英語力に課題を感じている方こそ、オンライン英会話をフルに活用するべきです。
特に、仕事で英語を使う方の場合、ビジネスの現場で言い間違いなどの失敗をすることは出来ませんから、オンライン英会話を、「英語を失敗するための場」「初歩的なことでも、何でも質問をする場」として捉えて積極的に利用しましょう。
通学制に比べて、時間的にもコスト的にも、気軽に始めやすいのがオンライン英会話の利点です。まずは、体験レッスンなどで試してみて、自分に合ったスクールを探してみましょう。
Q. 「自分に合ったオンライン英会話スクール選び」その基準は?
オンライン英会話スクールといっても、様々あります。
講師の出身で言えば、フィリピン人の先生のスクール、ネイティブ講師とフィリピンを始め非ネイティブ圏の様々な国の先生が在籍するスクール、北米や英国などネイティブの先生のみのスクール。
また、カリキュラムで言えば、ビジネス英会話専門のスクール、医療やホテル業界など各業界の英会話を幅広く扱うスクール、旅行やレジャーなど趣味や友人との交流のための英会話に適したスクールなど。
では、オンライン英会話スクールを選ぶ時、何を基準に、どんな事を考慮に入れると、より良いスクール選びが出来るでしょうか?
自分に合った英会話スクール選びのために、考慮に入れるべきポイントを押さえましょう。
英会話スクール選びのポイント1.英会話の用途、使用の目的
「英会話力を上達させて、何に利用しますか?」
どんな目的で利用するのかは、まず一つめの大きな基準になります。
プレイベートな使用が主な目的な場合:
旅行や友達との交流などが目的であれば、「気持ちが通じる」「楽しく話せる」ことが重要になるため、カジュアルな表現や旬な話題を気楽に話せる英会話スクールが良いでしょう。
フリートークが充実していたり、旅行や文化など様々な話題を教材として使えるスクールを選んで、話題の幅を広げると良いですね。
ビジネスでの使用が主な目的な場合:
ビジネスでの使用が目的であれば、ビジネス英語のカリキュラムの有無を確認するのは当然ですが、更に、
– カリキュラムがあなたの必要としている範囲をカバーしているか
– 目標とするレベル・クオリティに達しているか
– 使用するテキスト種類と内容
– 講師の経歴や質
などを見るようにしましょう。
英会話スクール選びのポイント2.転職など英語面接など、特別な状況の場合
転職やMBA、国際機関やスカラシップへアプライしていて、英語面接を受けるなど、特別な状況がある場合は、
– 提供するサービスの内容
– 講師の経験値
– レッスンの質
– 実績
– 英語面接担当者やコーディネーターの質
をまずチェックする必要があります。
また、英語面接の日程はある程度決まっているでしょうから、
– 本番までのスケジュールに間に合うか
– レッスンを受講できるか(空きがあるか)
も考慮に入れるべき大切な要因になります。
各スクールの英語面接担当者と、しっかり話をして検討しましょう。
英会話スクール選びのポイント3.今のあなたの英会話レベル
現状の英会話のレベルを考慮に入れましょう。
英語企業研修のクラス分けや、海外赴任の可否のラインとして、TOEICがよく基準として挙げられます。ただ、TOEICは、英文法や英単語の知識量、リーディング力、リスニング力については基準として参考になりますが、スピーキングとなると少し話が違ってきます。
TOEIC700点、800点台でもスピーキングとなると急にブレーキがかかる人もあれば、TOEIC400点台でも優しい英単語や単文を上手く繋げて、積極的にコミュニケーションを取れる人も居ます。
性格や経験、環境が大きく影響しやすのが、スピーキング力です。
ご自身のスピーキングのレベルを見る時、まずは、以下のサイトでご自身のスピーキングの特徴とだいたいのレベル感を確認してみて下さい。
英語スピーキングレベル表
(「9段階のレベルアップの課程」「スピーキング力を作る5つの要素」の部分です)
これは、ACTFL(全米外国語教育協会)と株式会社アルクが開発した、英語のスピーキング力評価法 SSTの評価基準を図にしたものです。
大多数の日本人の英語学習者のスピーキングを、下記5つの要素に切り分けて、
1. 文章構造
2. 正確さ
3. 発音
4. 流暢さ
5. 内容・質
それぞれを、9段階にレベル分けして評価します。
もし、あなたのスピーキング力が、Level 1 ~ Level 5程度であれば、まずは「たくさん聞いて、たくさん話す」のが最優先です。
利便性と経済性に長けたスクールで、英語を話す事への抵抗を無くすことにフォーカスしましょう。
条件的には、定額制でレッスン受け放題のスクールであれば、1レッスン毎の料金について心配することなく、頻繁に、長い時間話せます。
また、英単語や英語表現の不足がネックでスピーキングの妨げとなっている場合は、英単語や表現についての補助教材やシステムが整っているとスクールが良いでしょう。
もし、あなたのスピーキング力が、Level 6 以上であれば、単に「英語で話す」ことを卒業する段階にきています。相手にとって理解し易い、相手が共感しやすい英語での会話構成、話し方を模索するレベルです。
カリキュラム、1レッスン毎の内容と質、講師の経験と質にこだわり、英語コミュニケーションをブラッシュアップできるスクールや、上級のビジネス英会話を検討しましょう。
英会話スクール選びのポイント4.英会話スクールとの相性
「相性」というと、漠然としてしまいますが、各スクールが持つ雰囲気、理念、方向性が自分の性格や気質に合っているかは、学習の「持続性」と「モチベーション」に大きく関わってきます。
ビジネスでの使用が目的で、仕事での必然性から学習する場合であっても、「楽しさ」無くしては、学習は進みません。何より「楽しさ」こそが、上達の一番のエネルギーになります。
まずは、ポイント1~3を押さえて、自分に合いそうなスクールをいくつか選び、無料体験レッスン受講してみましょう。
条件的には合っていても楽しくない場合もあれば、あまり期待していなかったスクールが実はすごく性に合っているという発見もあるはずです。
オンライン英会話スクール選びの注意点
現状のスピーキング力も大切ですが、自分が次にどのステップに行きたいかという点も、スクール選びで大切なファクターです。
– まずは英語で話すことに馴れたい
– 内容を(誤解なく)正確に伝えたい
– 端的に効果的に話せるようになりたい
– 相手の気持ちを動かせるような話し方をしたい
など、次のステップを描いて、それを実現できるスクールを探しましょう。
まとめ
英会話スクール選びのポイントは、1. 英会話の用途、使用の目的、2. (英語面接など)特別な事情、3. 現状の英会話レベル、4. スクールの方針、雰囲気や講師との相性 などを検討材料としましょう。
ホームページの内容やスクールの担当者と話をして、各ポイントについて自分に合っているかを確認したら、無料体験レッスンを受講して確認しましょう。
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無料の体験レッスンもご用意しておりますので、ぜひ一度お試しください。