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ネイティブの英語

ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集1|気象変動とパリ協定について

2017.02.01

ビジネス、経済、テクノロジー、文化、生活、法律など、時事問題から最近の生活情報まで、英語で議論するアットイングリッシュのオンライン英会話レッスン。ここでは議論の中での、ネイティブ講師たちからの英語表現についてのアドバイスを公開します。

今回は、「気象変動とパリ協定について」という話題です。この話題を中心に、様々な角度からの議論を通して、ネイティブ講師たちが作った多彩な英語表現をご紹介します。

なお、ここでは、社会人、ビジネスパーソン向けの英語表現を集めております。更に、これらの英語表現をビジネスの状況でどう使うか、ご興味をお持ちの方々は「上手いビジネス英会話の作り方」をご覧になってみてください。

 

オンライン英会話での、主な論点1

ニュースでも、猛暑や酷暑といった言葉が夏中聞かれるようになりました。また北極や南極の氷が減ってきていることも、よく話題に上ります。1997年に京都議定書が採択され、それから約20年たちますが、この間、気象や気候の変動を実感している人も多いのではないでしょうか。

京都議定書が採択された1997年と、パリ協定が採決された2015年の間に、どんな変化があったでしょうか?

 

地球温暖化に関連する英語表現

 

英語表現1 物事の度合いの進捗を表現する

月ごと、年毎に物事の度合いが高まっている。会議やプレゼンテーションでグラフ等を使って説明する時にもよく使われます。

The issue of greenhouse gas emissions has become more and more serious each year.
温室効果ガス排出の問題は、年々深刻になってきています。

「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(The issue of greenhouse gas emissions)
(become more and more serious each year)

 

英語表現2 「気になり始める」という表現

随分前から気象変動の兆候はあったのでしょうが、肌で感じられるようになったのは、そう昔では無いのかもしれません。

I became aware of this issue ten years ago, when it was more serious.
私は10年前にこの問題が気になり始め、その頃はもっと深刻でした。

「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(I became aware of)

 

英語表現3 賛同を得る

多くの人達が、地球と、そこに住む生き物を守るために、この提案に賛同しています。

The Kyoto Protocol has gained in popularity.
京都議定書は賛同を得て浸透してきました。

「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(has gained in popularity)

 

英語表現4 様々な見方

気候変動は、人間の営みとは関係なく、地球自体のサイクルなのかもしれません。

Some scientists view it as a cycle that takes place with the Earth during the long term.
科学者の中には、これを長期間のうちに地球で起こるサイクルとして見る人が居ます。

「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(a cycle that takes place with the Earth during the long term)

 

英語表現5 考えの変化

最近の異常気象を実感し、なんとか改善しようと考える人が増えてきました。

I think people used to be more skeptical, but now most people understand that we have to do something to reduce greenhouse gas emissions.
みんな懐疑的でしたが、今は、殆どの人が温室効果ガス排出を抑えるために何かしなければならないと思っています。

「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(people used to be more skeptical)

 

オンライン英会話での、主な論点2

アメリカや中国は、二酸化炭素排出量が特に多く、これらの国々の判断や動きは、地球温暖化と、地球の未来に大きな影響を及ぼします。

アメリカや中国、その他、京都議定書に参加しなかった国があったのは、なぜでしょうか?

気象変動についての英語表現

 

英語表現6 以前の状況について説明する

At that time と冒頭に話し始めると、昔の状況についての説明が展開される事がすぐに分かります聞き手が理解しやすい始め方です。

At that time, China was more focused on growth and developing their infrastructure.
当時、中国は(環境問題よりも)自国の成長とインフラの拡充に注力していました。

「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(China was more focused on)

 

英語表現7 「~を強いる」という表現

先進国がまず率先して二酸化炭素排出削減に取り組みました。

They didn’t want to impose a hardship on the developing countries that may not have the right technology available to do this successfully.
実現するために必要な技術が備わっていないかもしれない発展途上国に、無理を強いりたくなかったのです。

「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(to impose a hardship on the developing countries)
(have the right technology available to do this)

 

英語表現8 「~に重きを置く」という表現

ビジネスでも、優先順位をつけて、まずは重点的に対応していく分野があるはずです。そういった状況を説明する際に使って頂ける表現です。

China was very focused on making sure that their own economy grew.
中国は、経済発展を確実に行っていくことに必死でした。

「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(China was very focused on)
(making sure that their own economy grew)

 

英語表現9 「別の見方」を説明する表現

There is a view that __ で、~という見方もあるという表現になります。

There’s a view that says it has been caused by Nature.
自然現象として起こっていることだという向きがあります。

「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(There’s a view that says)

 

英語表現10 「賛同する」「賛同しない」という表現

賛同というと、agree や consent などがよく使われますが、subscribe to も使えます。

They didn’t subscribe to the notion of the greenhouse effect.
温室効果の考え方に賛同しませんでした。

「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(They didn’t subscribe to)

 

オンライン英会話での、主な論点3

アメリカと中国は、京都議定書には参加しませんでしたが、パリ協定には参加しました。この、およそ20年の間に何が変わり、何が起こったのでしょう。背景について、考えてみましょう。

どうしてアメリカと中国は、今回のパリ協定には参加したのでしょうか?

 

各国の方針についての英語表現

 

英語表現11 「~として見られる」という表現

Be perceived as __ で、~として見られるという表現になります。世界でメインの存在として見ら見られたいという、中国の意図が見えます。

China wants to be perceived as a major player on the world stage and in order to do that they have to be willing to accept their share of the responsibility globally.
中国は世界の舞台で主要な存在として見られたいという思惑があり、そのために、世界の中で負うべき責任を、進んで分担しなければならないと思っているのです。

「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(be perceived as a major player on the world stage)

 

英語表現12 非難

アメリカと中国は、その地位と存在感が大きいからこそ、国際社会からの避難も大きくなります。

They were heavily criticized for not taking part in the Kyoto Protocol.
二か国は、京都議定書に参加しなかった事について、強く非難を受けました。

「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(They were heavily criticized for)

 

英語表現13 厳しい目

他の国からの厳しい声によって、動かされることもあるようです。

Public scrutiny is a motivating factor for them.
周囲から厳しい目を向けられたことが、動機となっています。

「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(Public scrutiny)
(is a motivating factor)

 

英語表現14 「即、行動を起こす」という表現

「今行動を起こさなかったら~」という言い方は、ビジネスの動きが早く、スピーディに判断・行動をしていかなければならない現代には頻出の表現でしょう。

If they don’t take action now, they will be left behind in the decision making.
今行動を起こさなかったら、政策決定に遅れをとってしまいます。

「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(If they don’t take action now)
(they will be left behind in the decision making)

 

英語表現15 事情が変わる

アメリカに関して言えば、シェール革命が、大きく影響しているかもしれません。

They are shifting to shale gas.
アメリカは、シェールガスにシフトしています。

 

まとめ

今回は、気象変動とパリ協定についての話題です。

まずは、京都議定書から20年の間の気象変動について考えました。概ねその状況は深刻さを増しているという見解が多いですが、科学者の中には、人間の活動とは特に関係なく、地球のサイクルの一つとして考えている人もいるようです。

次に、アメリカや中国など、京都議定書に参加しなかった国々の事情について考えました。中国や発展途上国については、経済成長の方が優先であったり、必要な技術が伴わないこともあり、地球規模の気象変動については二の次となった感があります。

また、それら不参加だったアメリカや中国が、どうしてパリ協定には参加したのかという点は、世界のメインとして見られたいという中国の思惑、他国からの非難の目、アメリカについてはシェールガスへのシフトなどが原因として挙げられました。

 

気象変動に関する各国の動きを英語で語る

 

【この議論から学ぶ、ネイティブ講師の英語表現とビジネス英会話への応用】

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