仕事での成果につながるビジネス英会話力(コミュニケーションスキル)を、ネイティブ講師とのオンライン英会話で、議論を通して身に着けていただく、お手伝いをしております。
議論のテーマは、ビジネス、経済、テクノロジー、文化、生活、法律など、時事問題から最近の生活情報まで多岐にわたり、考えて発話する内容の種類は、賛成や反対、比較や強調、時系列での説明、状況の描写や背景の解説、グラフによるデータ推移の説明まで様々です。是非、ビジネスでの英語コミュニケーション力の上達に役立ててください。
今回は、「新しい書店のスタイルについて」という話題です。オンライン英会話で海外のネイティブ講師とディスカッションする際のポイントを幾つかご紹介いたします。ここでのディスカッションの組み立てや、使われる英語表現を、実際のお仕事での会議や交渉の場でのビジネス英会話としてご活用ください。
<この議論での英語表現>
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集1
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集2
目次
オンライン英会話でネイティブ講師と話してみよう! 議論の概要
『信頼学の教室』
『GRIT やり抜く力』
『鬼速PDCA』
『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』
これらは、私が年末に購入し、抱えてきた本のタイトルでして、ようやく、上から二冊目まで読み終えたところです。
実は、これらの本、全て近所の駅ビルの書店で、まとめて買いしました。
インターネット上や、新聞の書評で、興味を引かれた本は、アマゾンさんのウィッシュリスト(ほしいものリスト)に溜め込んでおりまして、気になるものは、アマゾンさんでの「カスタマーレビュー」を幾つも読ませてもらいながら、厳選しています。(厳選というとカッコいいのですが、つまりは予算と読む時間の都合です。)
教科書などは、直ぐそのままアマゾンさんで購入するのですが、そうでないものは、書店に行ったときに、ザザッと中身を確認して、当初持っていた期待と内容が合っているか、またはそれ以上かを見てから買っています。
eコマースが普及してきたときに、家電量販店などがネットショップのための「ショーウィンドウ」のようになってしまったと言われたことがありましたが、販売価格が動かない新品の本の場合には、私のような逆ショーウィンドウ化もアリなのではないかと思っています。
とはいうものの、書店業界を見ると、2005年からの10年間、書店数で20%減少、書店(実店舗)売上は30%減少、という現実があるのだそうです。これが、今回議論するトピックの土台部分です。
そして、トピックの中心はというと、では、どうやって書店に人を呼び戻すか、そして、もちろん売上を上げていくか、この試行錯誤の方法が記事の中で幾つも紹介されています。
読んでみると、「あ、そういえば、よく行く書店でも、同じようなことをやっているなぁ」と気づくこともあると思います。個人的な想いを述べさせていただくと、「読みたい本はたくさんあるのに、それをしっかりと読む時間が作れない。」というのが最大の悩みでして。
過去1か月の読破率も50%ですし(汗)、実店舗を活かして、本を読む、場所、時間、意味を作っていただけたら、有り難いなぁと思います。
ん、どうだろう、売上につながらないかな。
いろいろなご意見、ご経験、アイディアがあると思います。 是非、英語で議論してみてください。
オンライン英会話で、どう話す? 議論の内容
最近、書店を訪れていますか?
近年、書籍のネット購入の増加、そして、インターネットの閲覧、利用時間の増加に伴って、人々が本を読む時間、本を読む機会すらも減少しており、2005 年から10 年間で、書店数は20%減少、書店の売上は30%減少しています。一方、近年の書店では、雑貨小物、健康器具、家電製品の売り場、カフェやワークショップができるイベント会場を併設するなど、生活提案やコミュニティの集合場所という新しい切り口で、人と本との出会いの創る場の提供も行ってきています。本や書店、そして、読書について考えてみましょう。
注意点、そして、オンライン英会話の上達のポイント
まずは注意点
オンライン英会話の最大の魅力の1つは、海外のネイティブスピーカーと直接会話ができることです。日本の事情に合せて会話が進められるのではなく、海外旅行や海外留学、海外出張へ行ったときと同じように、渡航した先(ネイティブスピーカーたちがいる国)を念頭に置いてコミュニケーションをとるところが、異文化コミュニケーション、英語でのコミュニケーションの楽しさ、醍醐味であり、また同時に難しい(遣り甲斐のある)点でもあります。
書店に関していうのであれば、数年前に北米では、大きな書店チェーンの倒産が幾つか起きました。おそらく、書店の存在意義が問われているのみでなく、本という媒体そのもの意義も問われていると言えるかもしれません。例えば、以下の4つの変化によってそれが顕れています。
(1)流通経路の変化
(2)媒体の変化
(3)販売方法の変化
(4)人々の時間の遣い方の変化
そして、これら4つの変化の度合いは、国や地域、都市、または個人の生活様式や好みによっても異なると言えます。そういう意味では、オンライン英会話で話す、海外のネイティブスピーカーたちの周囲や、書店、本に対する、考えや実際の使い方は、日本で私たちが考えるものとは随分異なっている可能性もあります。
オンライン英会話で、海外の人たちと「新しい書店のスタイル」を議論するのであれば、これら4つの変化を踏まえて、書店や本に対する認識をまずはシェアすることが有効です。
そして、オンライン英会話の上達のポイント
では、オンライン英会話で議論するとき、具体的にどのようにすれば良いのでしょうか。
まずは、4つの変化について、書店、本にどのような影響を与えているのか。そして、例えば、アメリカと日本ではその変化の顕れ方にどのような違いがあるのか考えてみましょう。(以下、例として幾つか挙げさせていただきます)
(1)流通経路の変化
実店舗からオンラインショップへ。具体的にはアマゾン。
(2)媒体の変化
紙の本から eブックへ。例えば、カナダでは図書館ですら、ebookの貸し出しが大きな割合となってきている。(楽天が買収したCoboが提供。)
(3)販売方法の変化
実はこの点が、今回の記事のテーマ。(1)と(2)の状況を踏まえて、実店舗ならではの販売方法を探る中で、雑貨店、家電販売店など、リアルでモノに触れる業態とのコラボレーションを図っている。
(4)人々の時間の遣い方の変化
インターネットが、人々のテレビの視聴時間を削ったように、当然、人々の本を読む時間も削られている。また、ebookのシェアが上がるにしたがって、「本」という形をとること自体に意味も問われる。
ビジネス英会話のポイントとして、なにか1つのテーマについて議論する際、拙速に単純な理由や回答に飛びつくのではなく、今回のようにどのような要素がそのテーマに影響を与えているのかを分析して、ストラクチャーを整えて、英語で伝える練習をすると良い。拙速に回答を作ろうとすると、単に海外が進んでいて、日本の状況が遅れているといったような、つまらない回答、議論となりかねないので注意が必要。
まとめと、論点
1. 人々のインターネットの使用時間が伸びるにしたがって、近年、書店の売上が減少している。
2. 一方で、他業種との併設で、生活提案やコミュニティの集合場所という新しい切り口を打ち出す、書店が出始めた。
3. この変化の背景には、どのような事情があるのかをリストしてみよう。
4. ビジネス英会話のポイントとして、議論においては簡単に単純な理由や回答に飛びつくのではなく、要因を分析して、リスト化し、ストラクチャーを整えて、英語で伝える練習がとても有効。
この議論から学ぶ、ネイティブ講師の英語表現とビジネス英会話への応用
<この議論での英語表現>
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集1
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集2
ビジネス英会話へ応用できる英語表現集
ネイティブ講師たちとオンライン英会話で、この議論を行った際に使用された英語表現の中から、仕事での英語コミュニケーションで使える表現を選出しました。是非、実際の職場でも使用して、お役立てください。
今回は、オンラインと、実店舗でのビジネスの強みの違いや、今後の推移の予想が主な話題になっています。
1. go to bookstores and browse :書店に行って立ち読みします。
2. a broad selection of ~ :多彩な~
3. carry a variety of ~ :様々な~を取り揃えている
4. be on the decline :減少している
5. bricks and mortar book stores :実店舗の書店
6. make ends meet :(金銭的に)遣り繰りする
7. with online shopping, :オンラインショップでは、
8. (to ) shop online :オンラインで買い物する
9. We can see the entire range of what’s available :出回っているもの全てを見ることができます。
10. People were concerned that ~. :みんな、~を心配していました。
【ご利用上の注意点】
1.社会人、主にビジネスパーソンを中心に、英会話力で、中級、上級者向けの練習を提供するサービスとして、このサイトを運営しております。
2.オンライン英会話の中で、実際にネイティブスピーカーの講師たちが使用した、またはアドバイスした内容をご紹介していますが、特定の個人や立場を表わす内容については編集を加えています。
3.あくまで、ビジネスパーソンを中心とした社会人の英会話力向上を目指したサービスであり、ここで紹介される主義、主張、意見や議論をサポートするものではありません。
4.また、ここでご紹介する内容の正確性や有効性について保証するものではありません。言葉は、時と場所、その状況や、声のトーンによっても意味を変えます。恐れ入りますが、ご自身でご確認の上、ご使用ください。
2017年 4月 15日編集