採用企業側が面接で聞けることの大半は、「過去」の話です。
当然ながら、企業が本当に気になるのは、自社でその人が活躍できるのか、組織に貢献できるのか、という「未来」の話なのですが、残念ながら未来のことは誰にもわかりません。
候補者が、ああします、こうします、と言っても、何の保証にもなりません。
面接官が見たいのは、再現性があるかどうか
そこで、企業としては、過去の話を聞いて、未来にその再現性があるかどうかを判断することになるわけです。
今回は、企業側の面接官に「あ、この人、再現性が高いな!」と思わす方法を1つご紹介します。
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I prioritize 〜 to ensure …
〜を常に意識して、・・・につなげています
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おススメは、この表現を使ってみることです。
今回は例文からご紹介します。
【例文】
I prioritize clear and open communication to ensure everyone on the team stays aligned and informed.
(私は常に明確でオープンなコミュニケーションを意識し、チームとしての一体感や連携の強化につなげています)
面接官に再現性を想像させるポイント
★思考と行動を構造化して示し、一時的な成果ではなく、入社後も再現可能なパフォーマンスを提供できることを示すのがポイントです。
採用企業が抱えている課題を過去に解決・達成した経験を話す際、以下の2点を意識して伝えましょう。この2つが面接官に再現性を想像させるキーになるはずです。
■偶然の成功ではなく、「常に」または「継続的に」意識的な取り組みをしていることが解決・達成につながったこと
■前向きでポジティブな姿勢を表現
自分が意識しているポイントを「prioritize(優先する)」という言葉で伝えることで、主体的・前向きな姿勢を表し、「to ensure(確実に〜するために)」という部分で、積極的な成果志向や責任感の強さをアピールすることができます。
職種別例文
コンサルタント(Consultant)
I prioritize data-driven analysis and strategic insights to ensure our clients receive effective and sustainable business solutions.
(私はデータに基づく分析と戦略的な洞察を最優先し、クライアントに効果的で持続可能なビジネスソリューションを提供できるよう努めています)
エンジニア(Engineer)
I prioritize system reliability and scalability to ensure seamless user experience and long-term operational efficiency.
(私はシステムの信頼性と拡張性を最優先し、スムーズなユーザー体験と長期的な運用効率を確保できるよう努めています)
営業(Sales)
I prioritize customer relationship management and solution-based selling to ensure client satisfaction and long-term business growth.
(私は顧客関係の構築とソリューション提案型の営業を最優先し、クライアントの満足度と長期的なビジネス成長を確保できるよう努めています)
経営企画(Corporate Planning)
I prioritize market analysis and strategic planning to ensure our company makes data-driven decisions that drive sustainable growth.
(私は市場分析と戦略立案を最優先し、データに基づく意思決定を通じて持続可能な成長を実現できるよう努めています)
よろしければ、ご活用ください。