ビジネスで人に何かお知らせしたい時、「もしかしたら、ご興味お持ちかも」「もしよかったら」という、ちょっと引いたニュアンスを含ませたい事ってありませんか?
相手に良さそう情報や、知ってもらいたい事柄を知らせるのに、ビジネスのガツガツした雰囲気を減じたい。
そんな時は、
You might be interested to know that –.
You might be interested in knowing that –.
を使ってみてはいかがでしょう。
前回、ビジネスパーソンのたしなみ!控えめに助言・アドバイスをする「大人な」英語表現8選 の中でご紹介した、you might want to — と同様、やんわりとした雰囲気を出し、丁寧に伝える表現方法です。
「お伝えしたい情報」をこの表現に包むと、ガツガツとアピールする感じが薄まり、丁寧に伝えることができるといったところです。
目次
さりげなく、相手に有益な情報を伝える英語表現 – you might be interested to know
英語例文1 商品説明
You might be interested to know that our product contains no preservatives while our competitors’ products do.
他社と異なり、弊社の製品には保存料は一切使われておりません。
競合他社製品と比べたりするのは、結構ハードセルな感じですが、I’d like to と自分を主語にするより、You might と相手を主語にしている分、ガツガツ感が抑えられます。
英語例文2 人材募集
You might be interested in knowing that there is a job opening up at that company.
あの会社は、人材募集していますよ。
転職を積極的に進めているという訳ではなく、相手が知りたそうな情報を、さりげなく耳に入れるといった感じです。
英語例文3 質問受付
I have the impression that you may be interested in asking a question?”
何かご質問になりたそうにお見受けしますが。
I have the impression の部分で既にトーンが弱められており、その上、you may have ではなく、you may be interested と、「もしかしたら、質問したいと思っているかも」と、ワンクッションおかれています。
プレゼンの後の質疑応答の時、質問を躊躇している顔を見つけたら、こんな風に声をかけてあげると、質問しやすくなりますね。
英語例文4 趣味の情報
I saw the list of hiking trails in Australia that I thought you might be interested in.
ご興味あるかもしれない、オーストラリアのハイキングコースの地図のリストを見つけました。
「見て見て」というと、おせっかいだと思われたり、面倒がられたりするかもしれませんが、この例文のように話しかければ、程よい距離が保てます。
英語例文5 議論していた内容の追加情報
We talked about the sharing economy. After our discussion, I was reminded of another part of the sharing economy that you might be interested in. We have an organization in Toronto where volunteers will come and pick fruit from your trees if you are unable to do so. A third of the fruit goes to the homeowner, another third goes to the volunteer pickers, and the last third is donated to food banks or shelters.
シェアリングエコノミーについて話しましたが、その後、あなたの耳に入れたい他のシェアリングエコノミーの例を思い出しました。(フルーツの木があっても)フルーツを取る事ができない農家に、ボランティアを派遣して、代わりに取ってくれる団体がトロントにあります。3分の1は農家に、もう3分の1は取ってくれた人に、残りはフードバンクや避難所などに寄付されるのです。
You might be interested to know/ in knowing 以外で、同じように、知って欲しい情報や、有益な情報を、優しい感じニュアンスでお知らせする表現にはこんなモノがあります。
情報を「シェアする」という表現にすると、「教える」や「知らせる」に比べて対等な感じになるせいか、ぐっと雰囲気が和らぎます。
「情報をシェアしたい」と言われると、聞く方も、精神的なストレスが減り、情報を受け取りやすいですね。
英語例文1 英語面接での経歴アピール
I have a couple of main aspects to my background I would like to share with you.
私の経歴について、お知らせしておきたい2つの大きな部分があります。
英語での面接の時にも使える例文です。英語面接は自分の事をアピールする場ですが、自分の経歴やスキルが、相手の会社(MBA受験であれば、アプライしている学校)にとって価値があるモノだと思えばこそ、こんな表現が効いてきます。
英語例文2 英語面接への心構え
As we discussed, think about what you want to share with the interviewer so that you can more easily answer questions that you haven’t already prepared.
話し合ったように、準備していない質問に対してもっと楽に答えられるように、何を面接官に知ってもらいたいのかを考えて下さい。
英語例文3 スモールトーク
I still cannot remember the name of the movie I wanted to share with you, but if you remind me the next time we speak, I may have remembered by then!
あなたに聞いて欲しかった映画の名前がまだ思い出せません。でももし次回話す時にあなたがその話をしてくれたら、それまでには思い出しているかもしれません。
英語例文4 会社の耳より情報
I have something to share with you. There is a lot of diversity amongst our company’s staff
あなたにお耳に入れたい事があります。うちの会社のスタッフの人材は、とても幅広いんですよ。
まとめ
ビジネスの場合、情報をお知らせするからには、何かしら自分側にもメリットがあってのことでしょう。
そんな時だからこそ、情報を受ける側の気持ちを慮って、言葉を選ぶことが大切です。
「もしかしたらご興味お持ちかもしれません」と、情報を採用するか否かを相手の判断に委ねたり、「シェアしておきたい情報があるのです」と、相手が受け取りやすい表現を選ぶことで、配慮と余裕を見せることに繋がることでしょう。
相手が受け取りやすい形にする表現。
是非、ビジネスでのコミュニケーションにお役立て下さい。
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お読み頂きまして、ありがとうございました。