仕事がデキる人、デキない人、その違いは様々かもしれませんが、その違いの1つとして、自分が持つリソース(資源)、使えるものを把握して、それを活用できるかどうかということがあると思います。何が使えて、何が使えないのか、これがわかっている人は、実際、かなり頼りになりますよね。
今回は、そういった状況を語る上で、とても便利な英語表現、available と、ネイティブ講師たちがavailableを使った、ビジネスセッティングでの上手い英会話(英語でのコミュニケーション)の作り方をご紹介させていただきます。
このavailable、なにが凄いって、ヒトやチーム、情報、技術、時間、モノやサービス、何にだって使えてしまうところです。ですから、訳仕方は、対応できる、空いている、手に入る、利用できる、そして、使える、と様々です。
ある意味、私たちの仕事は、これら全てを使って、どうパフォーマンスを上げていくか、ということですよね。
では、早速、このavailable を活用した、ネイティブ講師たちの上手いビジネス英会話の作り方を見てみましょう。
目次
【上手いビジネス英会話(1)】 人やチームがavailable
仕事の中で、ビジネスチャンスはいつ巡ってくるかわかりません。また顧客企業が困っているときに、すぐ対応できる体制を整えておくことは、顧客企業からの信頼を勝ち得るチャンスでもあります。
世界のいたる所で仕事を展開するグローバル企業なら、下記の例文のように、twenty-four seven — 24時間365日のサポートが望まれるのかもしれません。
ネイティブの英語例文1
My team had to be available twenty-four seven (24/7) to be able to deal with any problems that occurred immediately.
この例文では、チームがいつでもavailable (対応可能)な体制をとっていたことが分かります。
ネイティブの英語例文2
忙しい人と予定をセッティングする際にも、available が活躍します。
When will he be available?
(訳:彼はいつなら空いているのですか?)
ネイティブの英語例文3
次は、available を使って、人材獲得の状況について説明しているセンテンスです。
As demand exceeds supply, there are an increasing number of companies that are eager to hire people, but there aren’t so many available for hire.
求人に対して人材が不足している状況で、より良い人材をしっかり確保することは、各企業にとってとても大切ですね。
このように、人やチームなどにavailable を使って、対応できる、会える、話せる、空いているなどの状態を表現することができます。
【上手いビジネス英会話(2)】- 情報もavailable
available は、人や団体だけでなく、情報などにも使えます。
下記は、アットイングリッシュの英字新聞記事を使った時事問題に関するディスカッションのレッスンの中で出てきたネイティブ講師による表現です。
この時のテーマは、「2016年のG7サミット開催場所が伊勢志摩に決まった理由と、警備のあり方について」でした。
ネイティブの英語例文4
This location was chosen by the PM’s office, but no information was made available earlier.
(訳:この場所は官邸が選んだものですが、早い段階では何の情報も得られませんでした。)
ネイティブの英語例文5
I just stream the music available online.
最近では情報や音楽などのデータは、オンラインで入手することが多いため、下記のように ___ available online という表現は、本当によく見聞きします。
ネイティブの英語例文6
そして、___ available on the internet も同様です。
I really wish that we could have spoken longer about the quality and quantity of information available on the internet.
【上手いビジネス英会話(3)】 技術だって、available
情報と同じく、技術についてもavailable を使います。
アットイングリッシュは、社会人専用のレッスンのため、仕事と絡んだ会話が展開されることも多く、情報や技術について語られる場面も頻繁に見られ、このavailable が重宝されています。
ネイティブの英語例文7
下記は、ファッション業界についてのコメントです。
It’s very important for the fashion industry to use the cutting edge technology that is available to them to help them become more efficient.
ITや医療、ケミカル、建築など、「技術」と言われてすぐに頭に浮かぶ業界だけでなく、センスを競うファッションの世界も、最先端の技術が不可欠なようですね。
ネイティブの英語例文8
こちらは、医療技術についての話題です。
One of my biggest concerns would be that I might get sick and that there might not be proper (or modern) medical care available.
【上手いビジネス英会話(4)】 時間さえも、available
忙しい仕事の中で、「~する時間がある(ない)」と言う場面は多いでしょう。
とはいえ、時間をうまく捻出することも仕事のうちです。頑張りましょう!
英語で表現する場合、I have time to … あるいは I have no time to … も良いですが、これに加えて、available も是非使ってください。
ネイティブの英語例文9
If I had the time available to take someone to the airport, this sort of request would bother me the least.
(訳:空港に連れて行ってあげられる時間があれば、そういったお願い事をちっとも面倒には思わないのですが。)
ネイティブの英語例文10
I was quite intrigued by your description of the book summarizing service. What a great idea, especially for people who may have only limited time available for reading.
【上手いビジネス英会話(5)】 モノやサービスも、もちろんavailable
その他、もちろん、入手可能な物、利用可能なサービスにも使えます。
ネイティブの英語例文11
My wife recommended that I buy some specialty food that’s available only in Tokyo.
(訳:妻が、東京ならではの食べ物を買ったら良いと進めてくれました。)
ネイティブの英語例文12
Hopefully there will be after school care available.
(訳:できれば、利用できる学童保育があれば良いのですが。)
【まとめ】 Available を使った上手いビジネス英会話の作り方
いかがでしたでしょうか。
ネイティブ講師が挙げた12の例文にさっと目を通すだけでも、available の意味合い・ニュアンスや使い方の肌感覚を得て頂けたと思います。
是非、ご自身でも使って、ビジネスでの会話に膨らみを持たせて下さい。
ネイティブ講師による、オンライン英会話の@English(アットイングリッシュ)では、この記事で述べたようなビジネスの場で使える英会話をトレーニングし、身に付けることができます。
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