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メールマガジン「ビジネス英語のヒント」(2017年2月13日)より
今日は、安倍首相が訪問先のアメリカから羽田空港へ帰国します。
賛否を含め、様々な意見はあると思いますが、こんなに迅速に動いている日本の首相、政治家を、ここ最近は見ないように思いますし、しかも、あのトランプ大統領にこのタイミングで会いに行って、揉め事ナシで、笑顔で帰ってくるというだけでも、大変だったろうと思います。
今回、テレビの報道で、トランプ大統領が安倍首相と、ゴルフなど、プライベートな時間も過ごしたことが伝えられる際、過去の事例として、小泉首相が訪米し、ブッシュ大統領とプライベートな時間を過ごす様子が何度も紹介されているのを見ました。
今では「懐かしいなぁ」という感じさえします。
小泉首相への評価も賛否両論あるとは思いますが、私は今でも「スゴいなぁ」と尊敬するところがあります。
それは、2006年の訪米時、ブッシュ大統領とメンフィスにあるエルビス・プレスリー邸を訪れた際、エルビス・プレスリーのマネを披露していらしたことです。
披露したのか、本当に好きなので出ちゃったのか、そこは私にはわかりませんが、一国のリーダーが「本心」を垣間見せ、そして、ホスト国の文化を本当に愛していること、情熱を伝えるには、これ以上ない出来事だったのではないかと思います。
今、ちょうど海外のMBAスクールの面接が多く行われている時期で、面接対策コースを受講されている方々が、日々、本番の面接を迎えられています。
ロジックは、もちろん大切。
でも、そこに不格好でも「本心」や「情熱」が入ったなら、更にすごい説得力になるのではないでしょうか。
これは、通常のビジネスミーティングでのコミュニケーションでも、きっと同じことが言えるでしょう。
大丈夫。
どんな面接官、交渉相手が出てきたとしても、トランプ大統領を相手にするほど、難しくはないでしょう。
実際の英語面接に向けた応用
これは実際、英語面接対策コースのセッションではよく見られる光景です。
「なぜ、この会社に興味があるのですか?」
「この分野で、どのような経歴を歩んできたのですか?」
といった質問に、杓子定規に用意した文言を並べて答えているときと、その中で何かこだわりや譲れないものがあって、熱心に説明しているときとでは、伝わってくるものが全く違っていたと、聴き手であったネイティブ講師たちから報告が入ります。
時として、ロジカルな説明以上に、情熱や本気度合いは説得力を持つのでしょう。
【まとめ】
1. 英語面接や、ビジネスミーティングで、「本心」や「情熱」を垣間見せる状況を作ろう。
2. ロジカルな説明は、もちろん、大切。そこに本心や情熱を加えることで、更に説得力を増そう。