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講師と距離がグッと近づくオンライン英会話の活用術:アメリカの銃規制、冷静な議論を-ビジネス英会話に応用する10の英語表現

2017.04.18
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仕事での成果につながるビジネス英会話力(コミュニケーションスキル)を、ネイティブ講師とのオンライン英会話で、議論を通して身に着けていただく、お手伝いをしております。

議論のテーマは、ビジネス、経済、テクノロジー、文化、生活、法律など、時事問題から最近の生活情報まで多岐にわたり、考えて発話する内容の種類は、賛成や反対、比較や強調、時系列での説明、状況の描写や背景の解説、グラフによるデータ推移の説明まで様々です。是非、ビジネスでの英語コミュニケーション力の上達に役立ててください。

今回は、「アメリカの銃規制、冷静な議論を」という話題です。オンライン英会話で海外のネイティブ講師とディスカッションする際のポイントを幾つかご紹介いたします。ここでのディスカッションの組み立てや、使われる英語表現を、実際のお仕事での会議や交渉の場でのビジネス英会話としてご活用ください。

 

オンライン英会話でネイティブ講師と話してみよう! 議論の概要

オンライン英会話でネイティブ講師と話してみよう!アメリカの銃規制について│議論の概要

 

2016年6 月の、フロリダ州のオーランドで起きた銃乱射事件を通して、アメリカで厳しい銃規制を考えられるべきではないか、という内容です。

では、厳しい銃規制があったら、この事件は防げたのでしょうか。

2015年から2016年にかけて、驚くような事件が立て続けに起こりました。

まずは、2015年11月のパリ同時多発テロ事件、2016年3月には、ベルギーのブリュッセル空港でのテロ、そして、同年6月に、この、アメリカ、フロリダ州のナイトクラブでの銃乱射事件(犯人はISに影響を受けたとされる)です。

更に7月には、トルコ、イスタンブールの国際空港での自爆テロ、バングラデシュ、ダッカでの人質テロ事件、そして、フランス、ニースでのトラック突入事件が起こりました。

こうした時間的な流れの中で、果たして、このフロリダでの銃乱射事件が、イスラム過激思想に影響されたテロだったのか、それとも、ゲイの人たちを目の敵にしたヘイトクライムなのか、または根底にあるのは、簡単に高い殺傷能力のある銃を手にできる銃社会こそが問題の核心なのか、この事件については実に様々な側面があると思います。

英語でのディスカッションを通して、是非、根にあるイシューを探ってみてください。

 

オンライン英会話で、どう話す? 議論の内容

アメリカの銃規制について、オンライン英会話でどう議論を展開するか

 

2016年6 月に米国、フロリダのオーランドで起きた銃乱射事件についてです。同性愛者が集まるナイトクラブを狙い、50 人が死亡、53 人が負傷しています。犯人は現場で射殺されており、詳細は明らかになっていない部分もあるものの、過激派IS に忠誠を誓う発言などからテロとの見方、また、セクシャル・マイノリティに対するヘイトクライムといった見方も出ています。犯人は、過激派との接触などで2013 年以降、FBI から数回、事情聴取をされています。日本では銃規制の問題として取り上げられていることが多いですが、果たして、厳しい銃規制があれば、こういった事件は防げるのでしょうか。考えてみましょう。

 

注意点、そして、オンライン英会話の上達のポイント

まずは注意点

今回の「ビジネス英会話へ応用できる英語表現集」に以下の表現が紹介されています。
Most people have the impression that others think the same way they do.
(ほとんどの人が他の人も自分を同じように考えるものだと思っています)

これは、まさにオンライン英会話でネイティブ講師たちと話すときに考慮すべき点です。もちろん、お仕事で海外の方々とミーティングに臨む際にも忘れてはいけないポイントです。

たとえば「銃規制」について、日本での感覚では、銃そのものが悪で、それを所持すること、所持を認めることが悪いことと思われがちですが、アメリカでの議論では、(1)身元確認の徹底や、(2)銃器の種類の制限などです。この違いは認識して、議論に臨みましょう。

また、実は日本においても、銃の入手はそんなに難しいものではありません。猟銃であれば、適切に手続きをとれば多くの人が入手可能です。こういった事実も認識しておきましょう。

 

そして、オンライン英会話の上達のポイント

銃規制がテーマだとすると、気をつけたいのは、「銃を持つこと」が悪く、「持たないこと」が善。「銃を持つことを許す社会」が誤りで、「銃を持つことを許さない社会」が正しい、という考えからスタートしてしまうことです。

ビジネス英会話でも同じですが、こうしてしまっては、相手との距離は決して縮まらず、例え議論で自分の意見を通すことができたとしても、それは相手に不快感を残し、今後の関係に良い影響を与えることは無いでしょう。

「銃を持つ」歴史やその背景、そして、同じく「銃を持たない」歴史やその背景に目を向けて、相互の理解を深めるというのが1つのアプローチです。

また、もう1つのアプローチとして、「対立を作らない」という方法があります。

例えば、アメリカの銃規制の話題では、必ずと言ってよいほど名前が出る、NRA (Ntional Rifle Association of America:全米ライフル協会)という団体があります。

その団体のスローガンは、「Guns don’t kill people, people kill people.」(銃が人を殺すのではない、人が人を殺すのだ)だそうです。様々な解釈はできるでしょうし、銃規制を推進する人も、この言葉を全否定はしないでしょう。

では、「人が殺されないためにどうしたら良いのか」といったテーマで、話し合ってみるのも良いでしょう。

 

まとめと、論点

1. 2016年6 月、米国のフロリダで大きな銃乱射事件が起きた。
2. この事件が、イスラム過激思想に影響されたテロだったのか、それとも、ゲイの人たちを目の敵にしたヘイトクライムなのか、または、簡単に高い殺傷能力のある銃を手にできる銃社会こそが問題の核心なのか、様々な観点があるが、日本ではアメリカの銃規制の在り方に対する疑問が高まった。
3. オンライン英会話、ビジネス英会話では、以下の観点を忘れないようにする。
Most people have the impression that others think the same way they do.
(ほとんどの人が他の人も自分を同じように考えるものだと思っています)
価値観の違う者同士で、議論をする、ビジネスをするということは意識しよう。
4. 価値観の違う者同士で、議論をする、ビジネスをするという環境で、両者にとって、そして、将来の両者の関係にとって建設的となるアプローチを心がけよう。

 

この議論から学ぶ、ネイティブ講師の英語表現とビジネス英会話への応用

<この議論での英語表現>
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集1
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集2

 

ビジネス英会話へ応用できる英語表現集

ネイティブ講師たちとオンライン英会話で、この議論を行った際に使用された英語表現の中から、仕事での英語コミュニケーションで使える表現を選出しました。是非、実際の職場でも使用して、お役立てください。

今回は、フロリダで起きた銃乱射事件を通して、アメリカの銃規制に対する動きが英語で議論されています。

1. The point of uniqueness :この件の特異な点は、
2. … is probably a more fitting name for this. :これについては、… と呼ぶ方が多分、合っています。
3. is making every effort:あらゆる努力をしています。
4. The exact reason for … isn’t clear yet. :…の本当の理由はまだ明らかではありません。
5. It seems to have something to do with … . :何か…と関係がありそうです。
6. Most people have the impression that others think the same way they do. :ほとんどの人が他の人も自分を同じように考えるものだと思っています。
7. go in for … :…に加担する
(例文:Some people go in for hating other people.  他の人を嫌う事に加担しようとする人もいます。)
8. This measure isn’t going to lead to a solution that gets to the roots of the matter. :この方法は、問題の本質を突く解決策には繋がらないだろうと思います。
9. … is looking to …. :しようとしています。
10. This isn’t working out. :うまくいっていません。

【ご利用上の注意点】
1.社会人、主にビジネスパーソンを中心に、英会話力で、中級、上級者向けの練習を提供するサービスとして、このサイトを運営しております。
2.オンライン英会話の中で、実際にネイティブスピーカーの講師たちが使用した、またはアドバイスした内容をご紹介していますが、特定の個人や立場を表わす内容については編集を加えています。
3.あくまで、ビジネスパーソンを中心とした社会人の英会話力向上を目指したサービスであり、ここで紹介される主義、主張、意見や議論をサポートするものではありません。
4.また、ここでご紹介する内容の正確性や有効性について保証するものではありません。言葉は、時と場所、その状況や、声のトーンによっても意味を変えます。恐れ入りますが、ご自身でご確認の上、ご使用ください。
2017年 4月 18日編集

 

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