外資系企業の採用では、そのプロセスに英語面接が組まれますが、英語面接というと、「英語に自信がない」「何をどう準備をしたら良いの？」「受かりやすいコツは？」など、不安と疑問をかかえる方も多いでしょう。
そこで今回は、以下の内容を解説します。
すぐできる、７つの英語面接準備
英語面接のテクニック6選
英語面接についての誤解
具体的な面接で必ず聞かれる英語質問例文や、英語面接で使える頻出英語フレーズもご紹介しています。
外資系企業や英語力を必要とするポジションへの転職を考えている方、英語面接を控えていらっしゃる方は、ぜひ最後までお読みください。
すぐできる、７つの英語面接準備
1. 挨拶はまる暗記しておこう
まず挨拶は必須ですから、まる暗記してしまいましょう。
以下は、その文例です。ごく一般的なものなので、どんな状況でも使えます。
<面接の開始時>
Good morning/afternoon/evening.
おはようございます／こんにちは／こんばんは
Nice to meet you.
It’s a pleasure to meet you.
はじめまして
Thank you for having me today.
I appreciate your time today.
I’m grateful for the opportunity to speak with you today.
本日はお時間をいただき、ありがとうございます
<面接の終了時>
Thank you for taking the time to meet with me.
I appreciate your time.
お時間をいただき、ありがとうございました。
I appreciate the opportunity to interview.
I’m grateful for the chance to interview.
面接の機会をいただき、感謝しております。
I look forward to hearing from you.
ご連絡をお待ちしております。
2. 必ず聞かれる5つの面接質問に対する英語を準備
就職・転職面接で必ず聞かれる質問については、先に英語の原稿を用意して、覚えてしまいましょう。
以下に必ず聞かれる5つの質問の例を挙げます。
1, 自己紹介
Could you introduce yourself, please?
自己紹介をしていただけますか？
Tell me a little bit about yourself.
あなた自身について少し教えてください
2. 転職理由
Why did you leave your last job?
前の仕事をなぜ辞めたのですか？
What motivated you to seek other opportunities?
何があなたを動かして他の機会を求めるようになったのですか？
3. 志望動機
Why are you interested in this position?
なぜこのポジションに興味を持ったのですか？
What attracted you to our company?
私たちの会社に何が魅力だと感じましたか？
4. 職務履歴
Could you explain your work history?
あなたの職務履歴について説明していただけますか？
Tell me about your previous job roles.
前の職場での役割について教えてください。
5. 長所と短所
What are your strengths and weaknesses?
あなたの長所と短所は何ですか？
What do you consider to be your greatest professional strengths and areas for improvement?
あなたが最もプロフェッショナルな強みと改善が必要な領域は何だと思いますか？
3. 頻出フレーズを覚えておく
基本質問に対する回答に加え、英語面接で頻出の英語フレーズを用意しておきましょう。
Could you repeat that, please?
もう一度言っていただけますか？
I’m not sure I understood the question.
質問の意味がよくわかりませんでした。
That’s a great question…
それは素晴らしい質問です …
I’m interested in this job because…
この仕事に興味がある理由は…
I believe my strengths are…
私の強みは…だと思います。
A challenge I faced was…
直面した課題は…でした。
In my previous job, I…
前の仕事では、私は…
In my experience…
私の経験では…
I am keen to learn more about…
私は…についてもっと学びたいと思っています。
Could you tell me more about…?
…についてもっと詳しく教えていただけますか？
4. 逆質問も準備しておく
何か質問はありますか？と聞かれた際は、積極的に質問を出しましょう。
逆質問は、あなたのそのポジションや企業への興味と熱意の強さの顕れです。
Can you describe the day-to-day responsibilities of this job?
この仕事の日々の責任について説明していただけますか？
What does success look like in this position?
この職位での成功とは、どんなモノを意味しますか？
What kind of opportunities for professional development does the company offer?
会社はどのようなトレーニング・能力開発のチャンスを提供していますか？
Can you tell me more about the team I would be working with?
私が一緒に働くチームについてもう少し教えていただけますか？
5. 業界や応募ポジション関連の専門用語を確認する
あなたが応募しようとしている業界やポジションに関連する英語の専門用語を確認しましょう。
面接の中で、業界特有の固有名詞や単語、表現を理解、発言して、あなたの知識と熱意をアピールしましょう
例えば、IT業界に応募するなら、” agile development”, “cross-platform”, “disruptive technology”、マーケティング職なら、” brand awareness”, “ideal customer profile”, “customer acquisition cost”など、専門用語を理解しておくことが必要です。
また、用語を頭の中に用意しておくことで、英語で話す際の自信にもつながります。
6. 友人や家族とロールプレイ
基本の質問に対する英語原稿を作成したら、友人や家族に面接官役をお願いして、模擬面接を行いましょう。
第三者に客観的に話を聞いてもらうと、あなたの答えが理解しやすく、説得力があるかのチェックになります。また、声の大きさ、喋りの速さ、笑顔の作り方なども確認してもらいましょう。
7. オンライン英会話で実践練習をする
英会話サービスを利用して、ブラッシュアップを図りましょう。
オンライン英会話のアットイングリッシュでは、英語面接対策に特化した短期コースをご提供しています。
経験豊かな北米・オーストラリアのネイティブ講師が、あなたのCVやレジュメに沿ってカスタマイズした模擬面接レッスンを行います。
カスタマイズした想定質問を受け、声に出して講師と話す中で頭が整理され、今まで気づかなかった自分の長所やアピールポイントが見つかります。
また、講師からのアドバイスを受けて、回答原稿もより洗練されたものとなります。
英語面接のテクニック6選
テクニック1. 英語が聞き取れない時は聞き直す
質問を聞き直す、確認することは恥ずかしいことではありません。
あやふやなまま、的外れな回答をする方が、時間の無駄と受け取られ、悪い印象と評価に繋がります。
質問の意図を正確に確認して、適切な回答を返すようにしましょう。
テクニック2. 要点から話す
最初に要点を話して、方向性を示してから、補足情報を加えましょう。
PREP（Point 要点, Reason 理由, Example 例, Point ポイント）の順で、話を構成できると分かり易く、最高です。
そこまで用意できない場合には、「要点とその理由」や「要点とその例」といった感じでコンパクトにまとめましょう。
テクニック3. 全てポジティブに話す
自分に関するどんな事柄も、ポジティブに表現しましょう。
あなたの短所や過去の失敗を認めることは、自己認識と誠実さを示します。あなたが自分の弱点を理解し、改善に取り組んでいれば、誠実さと勤勉さのアピールになります。
ただし、失敗についてはそこから学んだことを述べ、また、失敗の解決過程や、短所の改善策も合わせて述べて、問題解決能力をアピールしましょう。
テクニック4. 「コミュニケーションを取る」を意識
面接官は人間です。面接官の反応を見ながら、コミュニケーションを取ることを常に意識しましょう。基本質問への回答を準備して、暗記するのは必須ですが、棒読みはNGです。
あなたの職歴やスキルなどは、CVやレジュメなどでほぼ理解できます。
せっかくの面接のチャンスと時間ですから、面接官の心を自分に向かわせる、動かすことに注力しましょう。
テクニック5. 意識的に「自信」を見せる
自信をアピールして、信頼感を勝ち取りましょう。
– 目を見ながら、笑顔で挨拶する
– 握手をする時には、姿勢よく、しっかりと握手する
– 相手の目を見る
– ゆっくり、はっきりと話す
言葉以外の、態度やボディランゲージ的な部分は、話す内容以上に相手の印象に残るものです。
6. 見た目と声で9割が決まる
面接の際には、清潔感を意識した髪型と服装にしましょう。
また、声の大きさも重要なファクターです。
目と耳で、好印象を勝ち取りましょう。
英語面接についての誤解
英語の流暢さではない！面接官は、あなたを知りたい
英語面接をするからには、英語のスキルや流暢さが重視されると思われがちですが、それは誤解です。
面接官が最も関心を持っているのはあなたの人となり、仕事の取り組み方と、ポジションへの熱意です。
それらを表現できる能力は、英文法や発音より、はるかに価値があります。
英語の流暢さではない！面接官は、話の中身を聞きたい
面接官は、英語のテスト業者ではありません。あなたの話を聞きたいのです。
文法の正しさや発音ではなく、発言の中身を充実させて下さい。
そのため、自己分析と企業やポジション業界についてのリサーチをしっかり行い、そのポジションが本当に必要としている資質や特性を表現できるよう、回答を用意しましょう。
まとめ
外資系企業への転職では、採用プロセスの中で、いきなりの英語面接もあり得ることを頭に入れ、心の準備と英語の準備をしておきましょう。
オンライン英会話のアットイングリッシュでは、英語面接対策に特化したレッスンをご提供しています。
あなたのCV レジュメを元にカスタマイズした模擬面接練習で、準備をしっかりサポートします。
是非、無料体験レッスンからお試しください。
