英語研修は、社員の英語コミュニケーション能力を向上させ、グローバル市場での競争力を養います。海外のパートナーやクライアントとの交渉やプレゼンテーションがスムーズに行えるグローバル人材の育成が進むことで、企業は国際的にリーダーシップを発揮できる存在に成長します。
また、英語コミュニケーションスキルが向上することで、対応できる仕事の範囲や今後の展望も広がり、仕事に対する意欲が高まることから、英語研修は社員のモチベーション向上にも繋がります。
本記事では、効果的な英語研修サービスの選び方や導入方法、注意すべき点など、網羅的に解説します。
目次
英語研修サービスの3つの種類
英語研修サービスには、主に3つの種類があります。英語研修サービスを社員のレベルやニーズに合わせて比較検討し、研修を選択、あるいは複合的に利用しましょう。
オンライン英会話研修
オンラインで行われるレッスンで、講師とのマンツーマン指導やグループレッスンのオプションがあります。自宅や職場で受講できるため、通学の手間や時間を節約できます。
対面式英語研修
教室や会社内で対面で実施される研修です。対面ならではの緊張感と一体感が生まれます。
企業派遣型英語研修
企業が独自に講師を採用し、社員に対して英語研修を提供します。研修の企画担当者が、受講の有無や頻度などを管理しやすい形態です。
対面式も派遣型も、オンライン英会話研修と合わせて利用すると、オンラインでは個別でのブラッシュアップ、対面・派遣ではチーム全体でのシェアやモチベーションアップに繋がり、効果的です。
失敗しない英語研修サービスの選び、5つのポイント
では、各自、各チームに適切な英語研修サービス選定する際、どんなポイントに気を付ければ良いのでしょうか?以下に6つのポイントを挙げます。
1. 目標設定
研修の目標を明確にしましょう。「一カ月後のプレゼンを成功させる」「英語ミーティングで司会(ファシリテーター)が出来るようになる」「一人で海外との交渉を任せられるようになる」など、各自、出来るだけ具体的な目標を持たせ、それに対応できる形やサービスを選定しましょう。
2. 期間を区切る
期間は、3か月、6カ月、1年など、必ず区切るようにしましょう。
各期間を終えた後に、受講者の感想、成長のエリア、度合、モチベーションを確認して、同じ研修を継続するか、新たな研修にするのかを検討しましょう。
3. 受講者のレベルによって選ぶ
同じ企業内でも、メンバーの英語力・コミュニケーション力は様々です。
レベルが違う人達に同じ研修を受けさせるのは時間とコストの無駄になる上、レベルの高い人、低い人双方のモチベーション低下にもなります。
受講者のレベルと、各自が求めているレベルやエリアに合った研修を受けられるように配慮しましょう。
4. 講師の質と得意分野を見極める
どのスクール・サービスでも、「経験豊富」や「厳しい採用基準」などの紹介が並んでいると思います。また、たとえ教師の資格のある講師であっても、資格と資質は別問題です。
必ず無料体験レッスンや試用期間を活用して、講師の質を確認しましょう。
カリキュラム
目的に合ったカリキュラムを提供しているかどうか確認しましょう。
あるいは、企業のニーズや目標に合わせてカリキュラムが調整できるか相談してみましょう。
5. 予算と利用規模
研修費用や利用規模を考慮し、効率と質のバランスを考えて、サービスを選びましょう。
全てのメンバーが同じ研修を利用するのではなく、より高いゴールが必要な社員には質の高いものを、まずは基礎英語を固めたい社員にはAIなどを利用した費用効率の良いサービスを選ぶなど、工夫しましょう。
英語研修導入時のポイントと注意事項
英語研修を導入する際には、以下のポイントを確認してください。
継続性
英語コミュニケーションについては、特に継続的な練習がスキルの維持向上に繋がるため、定期的に研修を行うことが重要です。同じサービスを継続的に使うことも良いですが、興味が薄れている社員がいたり、要望があれば、都度、サービスの見直しをはかりましょう。
社員のモチベーション
社員の学習意欲を高めるために、目標設定や達成感を与える仕組みを用意しましょう。
オンライン英会話などの英語研修に関しては、受講率が一つの目安になります。
社員の学習スタイルに配慮
社員一人ひとりの学習スタイルやペース、レベルに応じた研修プログラムを選択し、効果的に学習できるようにします。
これらのポイントと注意事項を考慮し、英語研修の導入を成功させることができます。
英語研修を成功させるステップ
社員への英語研修を円滑に進め、達成させるためには以下の手順が有効です。
1. 社員の英語レベルやニーズを確認
手間がかかっても、個別に行うこと。
万人に合うサービスはありません。それぞれに合ったサービスを選定しましょう。
2. 研修プロバイダーや講師を選定し、サービス内容を確認
3. 社員への研修内容の説明と理解促進
目的と求めるゴール・レベルを提示した上で、研修の内容を説明しましょう。
あるいは、研修プロバイダーに説明するよう依頼しましょう。
4. 社内での研修スケジュールや進捗管理の設立
スケジュール管理は、研修を受けていない人が、客観的に管理する方がスムーズです。
5. 定期的なフォローアップや評価、対策の実施
継続的な学習支援と効果測定方法を確認
英語研修の成功には、継続的な学習支援が不可欠です。コミュニケーション力、ことに英語コミュニケーションスキルは、常に練習しないと、維持・上昇しないからです。
例えば、オンライン英会話の活用に関しては、「とにかく毎日受講する」より、「日時をフィックスする」「毎週1回曜日を決める」など、定期的に長く受講できるスタイルが良いでしょう。
また、研修効果を測定する方法を確立することも重要です。定期的に、TOEICなどの英語能力テストを実施し、スコアの推移や改善点を把握することで、研修効果を評価できます。
※ただし、英語コミュニケーション力については、TOEICはあくまで目安です。TOEICが高くてもコミュニケーションが苦手ということはよくありますので、TOEICの点数のみに固執するのは避けましょう。
オンライン英会話サービスで柔軟な学習スタイルを実現
オンライン英会話サービスは、社員が社内や自宅で無理なく学習でき、忙しくても続けやい上、学習の進捗やレベルに応じて自由にスケジュールを組むことが出来ます。
また、近年一般的となったビデオ電話会議の形式に非常に近いため、より実践に即した練習と言えます。
グローバルビジネスの現場で活躍する人材を育成する研修として採用するのに、非常に適した形です。
アットイングリッシュの英語研修プログラム
英語研修なら、アットイングリッシュがおススメです。
特に、TOEIC800点を超えて、英語の知識はあるものの、英語コミュニケーション力に伸びしろのある方々に、圧倒的な支持を頂いています。
ネイティブ講師陣がサポートする法人向け英語レッスン
アットイングリッシュは、北米、ヨーロッパ、オーストラリア在住のネイティブ講師のみです。
英語の正しさや発音のキレイさはもちろんですが、それ以上に、先進国の文化や考え方、コミュニケーションの取り方をシェアできる点が、特に中・上級レベルのビジネス英語学習者に支持されています。
AI時代の英会話
近年のAIの発達により、発音や文法、発言内容の選択肢まで、ほぼ無料で入手することができるようになりました。
アットイングリッシュの練習では、AIで得られるこれらの情報を実際の議論の中で、考え、分析、構成し、発話して、相手の反応を見ながら展開していく、というタスクを行います。
英会話ではなく、英語コミュニケーション力を磨きます。
ミーティングセッション
マンツーマンのレッスンに加え、複数人数で話し合うミーティングセッションも実施し、多方向からの発言とその対応を練習すると共に、様々な意見を聞くことで、イシューに対する新たな切り口を見出し、自分の考えを再構築するプロセスを英語で練習します。
アットイングリッシュの実践事例を参考に、賢い選択を
事例1 – 外資系でのご利用に多いパターン
外資系に多い受講の仕方として、各自が自分に合った英会話スクールを選定し、それに対して、予算を付ける形があります。
各自が伸ばすべきスキルや分野に合ったサービスが探せるので、効果的・効率的です。
任せきりにせず、受講証明によって、受講率をチェックすることが大切です。
事例2 – 日本企業でのご利用に多いパターン
部署やチームがグループで同じ研修を利用します。日本企業に多い受講の仕方です。
同じカリキュラムを共有でいるため、研修担当者は受講の進捗を管理しやすく、受講者間で情報や感想を共有できます。
また、アットイングリッシュでは、イシューについて会議形式でディスカッションする、ミーティングセッションを実施しています。
グループレッスンを一緒に受けることで、一体感やモチベーションを高めることが出来ます。
まとめ:英語研修で企業の将来を見据えた人材育成計画を立てよう
英語研修は、企業がグローバル市場で競争力を持つための大きな力となり、戦略的な人材育成計画の柱となります。
特にビジネスパーソンの英語研修では、柔軟な学習スタイルを実現できるオンライン英会話サービスを活用することで、社員の英語コミュニケーションスキルとビジネス遂行能力の向上が期待できます。