ビジネス、経済、テクノロジー、文化、生活、法律など、時事問題から最近の生活情報まで、ネイティブ講師とオンラインで議論するアットイングリッシュの英会話レッスン。
今週からスタートするのは、「どのようにプレッシャーを克服するか。独立行政法人国立スポーツ科学センターが研究を始める」という話題です。英語でディスカッションする際のポイントを幾つかご紹介いたします。
<この議論での英語表現>
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集1:プレッシャー対処法
ネイティブ英語でセンスよく表現!例文集2:プレッシャー対処法
【オンライン英会話での議論の概要と紹介】
あなたは、プレッシャーに強いですか?
それとも、弱いですか?
今回の新聞記事は、 「どのようにプレッシャーを克服するか。独立行政法人国立スポーツ科学センターが研究を始める」という話題です。
2020年の東京オリンピックで日本選手たちにプレッシャーを克服して、好成績を出してもらうには、どうしたら良いかの研究が始まった、という記事です。
私自身は、スポーツではないのですが、スピーチをするときに、ひどくプレッシャーを感じる性質だったのですが、ビジネススクールでリスク・マネジメントを教えている、スピーチのインストラクターから、ある練習を体験させられてからプレッシャーが軽減しました。
その練習とは、クラスメイトにも協力してもらい、みんなの前で壇上に立ち、3分間、沈黙のまま過ごすというものです。
アイコンタクトは結びながら、姿勢もきちんと保ち、3分間。
3分間の沈黙に耐えられる(のがわかる)と、言葉が出て来なかったり、間違えたときに慌てなくなり、不思議なことに、慌てなくなると間違えは減り、言葉が出て来なくても自然に別の言葉で対処できるようになります。
ちょっとオリンピック選手には参考にしていただけないかもしれませんが、英語の会議などでプレッシャーを感じる方には、お役に立つかもしれません。
【オンライン英会話で行う議論の内容】
夏のオリンピックとしては、56年ぶりに日本での開催となる、2020年東京オリンピック。
2020年の東京オリンピックでは日本人選手の活躍も期待されています。
住み慣れた自国での開催に有利な面がある一方で、国民からの大きな期待がかかり、そのプレッシャーが最高のパフォーマンスを妨げることになるかもしれません。
独立行政法人国立スポーツ科学センターは、日本の選手たちがこのプレッシャーをどう克服するか研究を始めました。
この研究は、2つのアプローチをとっており、1つは過去の日本で行われたオリンピックで活躍した日本選手とのインタビューで、彼らがどのように対応し、克服したかを分析。もう1つは、東京オリンピックでの活躍が期待される10代後半、20代前半の選手40名の性格と心理的特性を検証しています。
果たして、プレッシャーの問題を解決する方法は見つかるでしょうか。
あなたのプレッシャー克服方法についても、考えてみてください。
【オンライン英会話での注意点、そして、学びのポイント】
まず、注意点です。
オンライン英会話でディスカッションをするときに困った状況に陥ることがあります。それは、トピックに関心を持てない、そのせいで議論に入り込めないという状況です。今回のトピックは、東京オリンピックを念頭に、選手たちのプレッシャーの克服を研究、サポートしようという内容です。スポーツに興味がない、オリンピックに興味がないということで、議論が始まる前に気持ちが萎えてしまう人もいるかもしれません。
同様の状況が、ビジネスの中でもあるかもしれません。自分が興味のあるプロジェクト、業務、取引先のときには、ヤル気がみなぎってくるものの、興味がないときには、仕事に気持ちを入れられない、アイディアも浮かんでこないということ、無いでしょうか。
でも、それでは仕事のチャンスは減ってしまいますし、議論を楽しみ、そこから英語のコミュニケーションを学び取るチャンスも減ってしまいます。
そこで、アットイングリッシュからオンライン英会話で使えるアドバイスを2つご提案させていただきます。(ビジネスの中でも試していただければ幸いです)
【1】トピックの枠を少し広げて考えてみる
英会話の練習のためのトピックとして、今回、用意されているのは、「オリンピックを念頭に置いた、スポーツ選手のプレッシャー克服方法」ですが、プレッシャーを感じることは誰にでもあります。ビジネスの中でも、重要な顧客の前で重要な案件のプレゼンを行うときや、普段は話す機会の無い、社内の重役やCEOと話しをするときにもプレッシャーを感じることはあるでしょう。トピックをスポーツ選手に限定せず、「プレッシャー克服法」として枠を少し広げてあげたら、ご自分の中にも話したいご経験や考えが幾つも出てくるかもしれません。
【2】そもそも論に立ち戻る
前述したとおり、プレッシャーを感じることは誰にでもあることだと思います。では、プレッシャーにフォーカスして考えてみては、どうでしょうか。
(1)「そもそも、プレッシャーはどんなときに感じるのか?」
(2)「そもそも、プレッシャーを感じることは悪いことなのか、良い面は無いのか?」
(3)「そもそも、自分を熱く応援してくれる人たちに囲まれる環境(オリンピックの自国開催など)は、パフォーマンスにプラスに働くのかマイナスに働くのか?」 など
いかがでしょう、これだけでも多くを語れそうな気がしませんか。
オンライン英会話での議論の中で、「トピックの枠を少し広げて考えてみる」、そして、「そもそも論に立ち戻る」、この2つを是非、試してみてください。(もちろん、ビジネスの中でも試していただければ幸いです)
【まとめと、論点】
1. 2020年開催の東京オリンピックでの日本選手の活躍を支えるため、独立行政法人国立スポーツ科学センターが、プレッシャーの対処方法の研究を始めた。
2. 研究は、2つのアプローチから行われる。
(1) 過去の選手からの、各々のプレッシャー克服法を聴取する。
(2) これから活躍する若い選手たちの、性格と心理的特性を分析する。
3. オンライン英会話のディスカッションで陥ることがある、困った状況として、「トピックに関心を持てない」、そして、「そのせいで議論に入り込めない」という状況がある。(恐らく、ビジネスでも同じような状況がある)
4.そんな状況を克服して、オンライン英会話で議論を楽しみ、それを英語のコミュニケーションを学び取るチャンスに変えていただくための、2つの提案がある。
(1)トピックの枠を少し広げて考えてみる
(2)そもそも論に立ち戻る
(是非、ビジネスの状況でもお試しください)
皆さまの、オンライン英会話の活用、お仕事でのご活躍に役立てることを願っております。
ネイティブ講師による、オンライン英会話の@English(アットイングリッシュ)では、ここでご紹介したようなネイティブならではの英語フレーズや話し方をトレーニングするカリキュラムをご用意しています。
無料の体験レッスンもありますので、ぜひ一度お試しください。
【ご利用上の注意点】
1.社会人、主にビジネスパーソンを中心に、英会話力で、中級、上級者向けの練習を提供するサービスとして、このサイトを運営しております。
2.オンライン英会話の中で、実際にネイティブスピーカーの講師たちが使用した、またはアドバイスした内容をご紹介していますが、特定の個人や立場を表わす内容については編集を加えています。
3.あくまで、ビジネスパーソンを中心とした社会人の英会話力向上を目指したサービスであり、ここで紹介される主義、主張、意見や議論をサポートするものではありません。
4.また、ここでご紹介する内容の正確性や有効性について保証するものではありません。言葉は、時と場所、その状況や、声のトーンによっても意味を変えます。恐れ入りますが、ご自身でご確認の上、ご使用ください。
2016年11月25日編集