ビジネス、経済、テクノロジー、文化、生活、法律など、時事問題から最近の生活情報まで、英語で議論するアットイングリッシュのオンライン英会話レッスン。ここでは議論の中での、ネイティブ講師たちからのネイティブの英語表現とその例文についてのアドバイスを公開します。
今回は、「新成人へ。チャレンジ精神を持って、社会に飛び込め!」という話題です。この話題を中心に、様々な角度からの議論を通して、ネイティブ講師たちが作った多彩なネイティブの英語表現とその例文をご紹介します。
なお、ここでは、社会人、ビジネスパーソン向けのネイティブの英語表現とその例文を集めております。更に、これらのネイティブの英語表現とその例文をビジネスの状況でどう使うか、ご興味をお持ちの方々は「上手いビジネス英会話の作り方」をご覧になってみてください。
<オンライン英会話での、この議論の概要と学びのポイント>
講師と距離がグッと近づくオンライン英会話の活用術
オンライン英会話での、主な論点1
どうして、今の20歳前後の人達は、さとり世代と呼ばれるのでしょうか?
その呼び方は、良いイメージで使いますか?悪いイメージですか?
最近の20歳前後の人たちを、さとり世代と呼ぶそうです。「さとり」と言うと、長い年月、沈思黙考したり、苦労したりしてきた熟年の人たちに似合う言葉のように思いますが、なぜ20歳前後の彼らをそう呼ぶのでしょうか。
ネイティブの英語表現とその例文1 the new generation that has been dubbed “enlightened” 「さとり」と呼ばれる新しい世代
dub は、人にあだ名をつけたり、~と称する という時に使う表現です。
The article talks about the new generation in Japan that has been dubbed “enlightened”.
この記事は、「さとり」と呼ばれる新しい世代について書かれています。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(the new generation in Japan that has been dubbed “enlightened”)
ネイティブの英語表現とその例文2 to stand out 目立つ
さとり世代に対するイメージを語っています。この意見では、あまり良い印象ではないようです。
My image of them is that they don’t like to stand out and they don’t have a lot of drive or ambition; they’re complacent about their current situation.
私から見ると、彼らは目立つのが嫌いで、やる気や熱意に欠けているように思えます。現状に満足してしまっているのです。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(they don’t like to stand out)
(have a lot of drive or ambition)
(they’re complacent about their current situation)
ネイティブの英語表現とその例文3 the millennial generation ミレニアル世代
さとり世代と呼ばれるこのあたり年代の人たちは、ミレニアル世代とも呼ばれます。いわゆるデジタルネイティブです。
It’s not difficult to understand how the millennial generation feels.
ミレニアル世代がどう感じているのか理解するのはそう難しくありません。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(It could lead to other problems)
ネイティブの英語表現とその例文4 in a manner that is prematurely mature 早くから大人ぶる
若い人たちは、早く自立した大人のように行動したいものかもしれません。年を取ってくると、若々しくいたいと思うものですが。
The younger generation can behave in a manner that is prematurely mature.
若い人達は、早くから大人のように振る舞います。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(in a manner that is prematurely mature)
ネイティブの英語表現とその例文5 what I have found with my own students 私が私の生徒たちに感じているの
教師のような職業では、若い年代の考え方に触れる機会が多く、記事の内容を頭で理解するだけでなく、肌で感じておられるようです。
This article supports what I have found with my own students.
この記事にあるのは、私が私の生徒たちに感じているのと同じものです。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(what I have found with my own students)
ネイティブの英語表現とその例文6 to avoid getting into conflicts with others 他の人との衝突を避ける
割とネガティブな印象の意見が多い中、良い面を照らせば、無駄な摩擦を起こさないようにうまく行動しているとも言えます。
They try to avoid getting into conflicts with others, which is their good point.
彼らは他の人と争うのを避けようとしますが、これは良いことです。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(They try to avoid getting into conflicts with others)
オンライン英会話での、主な論点2
あなたが20歳の頃は、どんな時代でしたか?
その頃に戻りたいですか?
いつの時代も、「今の若い人たちは…」とそれより上の世代は言うものです。主な論点1では、そういった感覚を語っていますが、それではご自身が20歳だったころ、どんな若者だったでしょうか?今の若い人たちと比べて、何が良く、何が欠けていたでしょう。
ネイティブの英語表現とその例文7 a tumultuous time 不安定な時代
Tumultuous は、騒々しいとか、動揺した、という意味です。大変な時代に若い時代を過ごすことは、就職などでは大変ですが、先を考えて行動する癖がつく良い経験かもしれません。
It was a tumultuous time and there was a lot of economic instability.
不安定な時代で、経済の変動が激しかったです。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(a tumultuous time)
(there was a lot of economic instability)
ネイティブの英語表現とその例文8 There were so many us 同い年の人がたくさんいた
same age を使わずに、同い年を表す表現です。第二次ベビーブームの頃は、クラスに入りきらないくらい机と椅子が並べられていました。
There were so many us.
同い年の人がたくさん居ました。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(There were so many us.)
ネイティブの英語表現とその例文9 less inclined to respect others 尊敬の念が薄い
Be more(less) inclined to で、~の傾向がより強いとか、弱いとかいう時に使えます。微妙なニュアンスが伝わる表現です。
My generation is less inclined to respect others, specially older people.
私達の世代は、他の人達、特に年長者に対する尊敬の念が薄いです。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(less inclined to respect others)
ネイティブの英語表現とその例文10 I think I would repeat my previous actions また同じ事を繰り返す
根本的な行動パターンや性格は同じなので、同じ事を繰り返してしまうのは納得です。
I think I would repeat my previous actions.
(20歳の頃に戻っても)同じ事を繰り返すでしょう。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(I think I would repeat my previous actions)
ネイティブの英語表現とその例文11 age of majority 成年
国によって成年の年は違います。日本では現状20歳ですが、18歳という国が結構多いようです。
When citizens reach the age where they are considered legally independent, this is called the “age of majority”.
法的に独立したとみなされる年齢に達した国民は、成年と呼ばれます。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(いいね!:age of majority)
オンライン英会話での、主な論点3
欲が薄く、合理的で、成果が期待できないかもしれないモノに努力をすることを嫌がり、他の人との摩擦を避けるというような、さとり世代として特徴づけられる性質は、日本の若者特有のものでしょうか? 上の世代は、どうなのでしょうか?
さとり世代だから、と一括りにしてしまっていますが、日本の、その世代だけなのでしょうか?どういった環境が、そういう性質を生み出しているのでしょう。
ネイティブの英語表現とその例文12 it’s fairly similar どこも一緒
日本だけこの傾向が強いという訳では無いのかもしれません。
I think it’s pretty much the same. / I think it’s fairly similar.
(他の国も)ほとんど同じようなものです。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(it’s pretty much the same)
(it’s fairly similar)
ネイティブの英語表現とその例文13 reap the benefits 豊かさを享受する
豊かさの中で、ハングリー精神はなかなか育ちにくいです。とても幸せな事の証なのかもしれません。
Nowadays we can reap the benefits of living in an established country.
最近は、先進国での生活の豊かさを享受できます。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(reap the benefits)
ネイティブの英語表現とその例文14 have a much easier lives than their parents 両親より楽な生活をする
どの時代のどの地域に生まれ、育つかは、その人の考え方に本当に大きな影響を及ぼします。
This generation has much much more than their parents had. / This generation has a much easier lives than their parents and grandparents did.
この世代の子たちは、両親や祖父母の世代に比べて随分と恵まれた(楽な)生活をおくっています。
ネイティブの英語表現とその例文15 teenagers 10代
十代は、いろいろな知識も感覚も、とにかく吸収する大切な年代です。
When they are teenagers, that is an important time to establish a world view.
十代は、世界を見る目を養う大切な時期です。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(When they are teenagers, that is an important time to …)
ネイティブの英語表現とその例文16 on a par with the U.S. or Germany アメリカやドイツと同等の
Well off で裕福な、badly off で貧しいという意味になります。
They were not so relatively badly off, but they were driven to develop a society on a par with the U.S. or Germany.
暮らし向きが悪いわけではありませんでしたが、アメリカやドイツと同等の社会を作らなければなりませんでした。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(They were not so relatively badly off)
(they were driven to)
(on a par with the U.S. or Germany)
まとめ
今回は、1980年代半ば以降に生まれた年代、さとり世代についての話題です。
まずは、この年代に対するイメージについて伺いました。全体的に、目立ったリ、やる気に欠けるという印象が強いようで、実際に若者と触れる機会の多い方からは、それを肌で感じるという意見がありました。逆に、不要に他と衝突しない部分を評価する意見もありました。
この傾向について、日本のこの年代独自のものか、またその背景についても考えてみたところ、他の国でも、同じ傾向があるとか、豊かに暮らせている証としてみる意見が多くみられました。
ネイティブ講師による、オンライン英会話の@English(アットイングリッシュ)では、ここでご紹介したようなネイティブならではの英語フレーズや話し方をトレーニングするカリキュラムをご用意しています。
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