ビジネス、経済、テクノロジー、文化、生活、法律など、時事問題から最近の生活情報まで、英語で議論するアットイングリッシュのオンライン英会話レッスン。ここでは議論の中での、ネイティブ講師たちからの英語表現についてのアドバイスを公開します。
今回は、「自動運転車開発のための、事故情報の提供」の話題です。この話題を中心に、様々な角度からの議論を通して、ネイティブ講師たちが作った多彩な英語表現をご紹介します。
なお、ここでは、社会人、ビジネスパーソン向けの英語表現を集めております。更に、これらの英語表現をビジネスの状況でどう使うか、ご興味をお持ちの方々は「上手いビジネス英会話の作り方」をご覧になってみてください。
<オンライン英会話での、この議論の概要と学びのポイント>
講師と距離がグッと近づくオンライン英会話の活用術1:自動運転車開発
オンライン英会話での、主な論点1
‐交通事故を見たり、起したりした事はありますか?
‐自動運転車なら、防げたでしょうか?
最近よく、車が通学している小学生の列に突っ込み死傷者が出た、お年寄りが運転している車が病院の駐車場で事故等悲しいニュースを耳にします。自動運転車は実現可能なのかしら?と考える一方で、もし自動運転車なら、危険を察知し自動停止してそのような事故を防げたのかもしれないと考えてしまいます。
ネイティブの英語表現とその例文1 I saw two cars hit each other 交通事故を目撃しました
Hit each otherは正面から衝突することを表しています。
When I was in London I was walking along the street one morning to my office and I saw two cars hit each other.
ロンドンに居た頃、ある朝オフィスに向かって通りを歩いていたら、2台の車がぶつかるのを見ました。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(I saw two cars hit each other.)
ネイティブの英語表現とその例文2 I have had experience with having accidents 事故を起こしたことがあります
日本では料金を請求されることなく救急車に乗せてもらえますが、世界の他の国ではそうではないことの方が多いです。英語での会話の際はそのことも頭に入れておきましょう。
I have had experience with having accidents. I was transported to the hospital by ambulance.
事故を起こした経験があります。救急車で病院に運ばれました。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(I have had experience with having accidents.)
ネイティブの英語表現とその例文3 Neither of us was injured どちらもケガしなかった
交通事故だけではなく、普段の生活でのケガにも使える表現です。
Neither of us was injured. / No one was hurt.
誰もケガをしませんでした。
ネイティブの英語表現とその例文4 I was involved in a fender-bender 軽い自動車事故に巻き込まれた
Wreckやdemolishは車の破損状況を表すだけでなく、ビジネスシーンにおいても、チャンスをつぶすや計画を破綻させる、理論を覆すといった表現の際に使えます。
If the damage was very slight you might say “I was involved in a fender-bender.” If the damage was so bad that the car couldn’t be repaired, you might say ‘I wrecked my car.” or “I demolished my car.”
車がそんなに壊れてない場合は、「軽い自動車事故に巻き込まれた」と言います。すごく壊れて、修理もできないような場合は、(wreck や demolish 等を使って)「車が大破した」と言います。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(fender-bender)
(I wrecked my car)
(I demolished my car)
ネイティブの英語表現とその例文5 be due mostly to the elderly or young people ほとんど高齢者か若者によるもの
ニュースでもお年寄りや若者の事故が度々報道されています。Dueと聞くと学生のころのレポートの提出期限のdue dateを思い出す方も多いと思います。社会人になっても仕事の締切、支払いの期日、納期等にもdue dateが使われています。
The majority of drivers don’t cause car accidents. Those would be due mostly to the elderly or young people.
殆どの人は、交通事故を起こしません。だいたいは、お年寄りか若者が関わっています。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(Those would be due mostly to the elderly or young people)
ネイティブの英語表現とその例文6 caused by the carelessness of the drivers ドライバーの不注意によるもの
ちょっとした不注意から起きる事故。ビジネスでもちょっとした不注意から失敗することがあります。ビジネス上でも発揮する良いセンサー、そんなセンサーが開発される日が来るのでしょうか。
I thought the accident was caused by the carelessness of the drivers, so if the cars had had such good sensors, it might have been avoided.
事故は運転手の不注意から起きており、良いセンサーを搭載していれば防げただろうと思います。
オンライン英会話での、主な論点2
-2020年に、自動運転車は実用化されると思いますか?
映画や小説の世界のことと思っていた自動運転車が、東京オリンピックの年に実用化と政府は掲げていますが、本当にそんな日が来るのでしょうか。
ネイティブの英語表現とその例文7 I’m skeptical that 懐疑的である
会議においても、ある人の案は興味深いが本当に実現できるのだろうかと懐疑的に思う場面がよくあると思います。
It will be interesting to see when truly self-driving cars are able to driven around on roads. Like you, I’m skeptical that it will be in 2020.
実際に、いつ自動運転車が道路を走り回れるようになるか興味深いところです。あなたが言うように、私も2020年というのは難しいのではないかと思っています。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(I’m skeptical that)
ネイティブの英語表現とその例文8 I completely agree with you that 全面的に賛成
単に賛成だというのではなく、「あなたの意見」を繰り返すことでどの部分に賛成したのかをはっきりさせます。
I completely agree with you that the success of these cars depends on the PR, not who releases their car first.
自動運転車の成功は、どこが最初にリリースするかではなく、どうPRするかにかかっているというあなたの意見に賛成です。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(I completely agree with you that)
ネイティブの英語表現とその例文9 cars will be or should ever be fully self-driving 完全に自動運転になるべきか
このプロジェクトは成功するのか、そもそもこのプロジェクトは進めるべきなのか?ビジネスで度々直面する場面で使える表現です。
I don’t know if I believe that cars will be or should ever be fully self-driving.
車は完全に自動運転になるのか、そもそも完全な自動運転になるべきなのか、わかりません。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(cars will be or should ever be fully self-driving)
ネイティブの英語表現とその例文10 I’m starting to think 思い始めている
I’m starting to think ~と思い始めましたという表現は、英会話で頻繁に使われる表現です。このあとになぜ実現すると思い始めたのか理由を続けます。
The government is planning to implement self-driving cars into practice by 2020. I’m starting to think this could be a reality as early as 2020.
政府は2020年までに自動運転車を実用化する計画です。私は、これが2020年には本当に実現するのではないかと思い始めました。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(to implement self-driving cars into practice)
(I’m starting to think)
(this could be a reality)
ネイティブの英語表現とその例文11 to showcase Japanese “technological power” 日本の技術力をお披露目する
英語でのプレゼンで使える表現が多く盛り込まれています。あなた/あなたの会社の○○力をお披露目するときに使いましょう。
The Japanese government and automakers are keen to introduce auto-driving technology in time for the 2020 Olympics. The 2020 Olympics would be a great opportunity to showcase Japanese “technological power”.
日本政府と日本の自動車メーカーは、自動運転技術を、何としても2020年のオリンピックまでに間に合わせたいと思っています。2020年のオリンピックは、「日本の技術力」をお披露目する絶好の機会になるかもしれません。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(to introduce auto-driving technology in time for the 2020 Olympics)
(to showcase Japanese “technological power”)
ネイティブの英語表現とその例文12 be ironed out eventually 最終的にすべて解決する
アイロンでしわを伸ばす=問題の解決をする。覚えておきたい表現です。
I’m sure that all of the potential problems that we discussed will be ironed out eventually.
私たちが話し合った潜在的な問題は、最終的にすべて解決すると思っています。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(be ironed out eventually)
オンライン英会話での、主な論点3
‐交通事故のレコードにアクセスできるようにする政府の施策について、どう思いますか?
自動運転車の、安全性、そして、運転の正確性を高めるのには、上手く走行できているときのデータだけでなく、実際に事故が起こったとき、問題が起こったときのデータも非常に有効です。なぜなら、実際の事故や問題では、想定していなかった原因や対応、事象も見ることができるからです。
各国で自動運転車、運転技術の開発競争が活発になってくる中、日本政府は、プライバシーには配慮した上での法律改正により、事故の映像情報を日本車メーカーに提供し始めることを考えています。法律改正の妥当性と、自動運転車の実用化への影響について、考えてみましょう。
ネイティブの英語表現とその例文13 as it stands 現状のまま
現在の法律のままでは~、現在の売上のままでは~、現在の学習方法のままでは~とあらゆる場面で使えます。
The government realized it would be impossible to share the video footage with the law as it stands, so they have planned some new legislative measures.
政府は、現状の法律のままではビデオ映像の情報をシェアするのは無理だと判断し、新しい法整備を検討しています。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(as it stands)
(new legislative measures)
ネイティブの英語表現とその例文14 It infringes their privacy プライバシーを侵害する
交通事故のデータを提供することによるプライバシーの侵害。侵害するという動詞infringeの名詞はinfringementになります。
It infringes their privacy but they are trying to minimize the infringement.
これは、プライバシーを侵害することになりますが、それを最小限にしようと努めています。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(It infringes their privacy)
ネイティブの英語表現とその例文15 In most cases ほとんどの場合
どの程度の頻度の話なのかを表す言葉(この場合In most cases)を、会話のはじめにもってくると会話がスムーズです。
In most cases, privacy issues should be given full consideration.
大抵の場合、プライバシーの問題には十分な配慮が払われるべきです。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(In most cases)
(should be given full consideration)
ネイティブの英語表現とその例文16 for a good cause 正当な理由のため
1フレーズが短いと会話がブツブツ切れた印象になりますが、関係代名詞を使ってつなげていくとより自然な英語になります。
This information is used for a good cause, which is to improve the efficiency of self-driving vehicles.
この情報は、自動運転車の効率性を上げるという、正当な理由のために使われます。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(for a good cause)
ネイティブの英語表現とその例文17 So long as ~している限り
So long asやas far asを使って、~している限り~であろうという表現をマスターしましょう。
So long as the accredited organizations have strict controls, I would say the personal information would be safe.
認定を受けた団体が厳しく管理する限り、個人情報は安全だと思います。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(So long as)
(have strict controls)
(I would say)
ネイティブの英語表現とその例文18 weigh up 検討する
目的が変わればそれについての判断が変化する、というときにweigh upという表現は便利な表現です。比較検討することを表現するときに、例えばweigh up the advantages and disadvantagesのように使えます。
We should weigh up privacy matters differently depending on what purpose is being served.
どんな目的があるのかによって、プライバシーの問題をそれぞれ検討すべきです。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(weigh up)
(what purpose is being served)
まとめ
自動運転は現在発展途上の技術であるが、2020年という近未来には実装可能にしたいという政府の意向があります。現状の把握から実装の可能性についてまで以下の内容の英語表現が使われていました。
(1) 現状の交通事故について
(2) 実用化について
(3) 法整備等実用化に対する課題
ネイティブ講師による、オンライン英会話の@English(アットイングリッシュ)では、ここでご紹介したようなネイティブならではの英語フレーズや話し方をトレーニングするカリキュラムをご用意しています。
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【ご利用上の注意点】
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