ビジネス、経済、テクノロジー、文化、生活、法律など、時事問題から最近の生活情報まで、英語で議論するアットイングリッシュのオンライン英会話レッスン。ここでは議論の中での、ネイティブ講師たちからの英語表現についてのアドバイスを公開します。
前回(1)に引き続き、今回は、「自動運転車開発のための、事故情報の提供」の話題です。この話題を中心に、様々な角度からの議論を通して、ネイティブ講師たちが作った多彩な英語表現をご紹介します。
なお、ここでは、社会人、ビジネスパーソン向けの英語表現を集めております。更に、これらの英語表現をビジネスの状況でどう使うか、ご興味をお持ちの方々は「上手いビジネス英会話の作り方」をご覧になってみてください。
<オンライン英会話での、この議論の概要と学びのポイント>
講師と距離がグッと近づくオンライン英会話の活用術1:自動運転車開発
オンライン英会話での、主な論点4
‐なぜ政府は、交通事故のレコードにアクセスできる対象を、日本の自動車メーカーに限っているのでしょうか?
‐自動運転車が実現した場合、運転席は必要だと思いますか?
「技術力の日本」をもう一度世界に示したいという思いから、交通事故情報の提供は日本のメーカーに限っているのでないでしょうか。いくら自動運転車といっても、運転席のない車はなんだか怖い気がしますが、皆さんはいかがでしょうか。
ネイティブの英語表現とその例文18 We have pursed the basic strategy 基本戦略をとってきました
追及する、達成しようとする、進めるという意味の動詞pursueは、ビジネス英語でよく使われる単語です。プレゼンや会議で活躍する動詞ですね。
We have no natural resources. We have pursued the basic strategy as a nation of exporting our knowledge and technology.
日本には、天然資源がありません。私たちは、知識と技術を輸出する国家という、基本戦略をとってきました。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(We have pursed the basic strategy)
ネイティブの英語表現とその例文19 lagging behind overseas manufacturers 海外メーカーに遅れをとる
スマートフォン、タブレット端末、AI技術、後手に回ることが多くなった日本のメーカーですが、自動車技術は負けられません。
I think Japanese car manufacturers are worried about lagging behind overseas manufacturers.
日本の自動車メーカーは、海外のメーカーに後れを取る事を危惧しているのだと思います。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(lagging behind overseas manufacturers)
ネイティブの英語表現とその例文20 next generation technology 次世代の技術
次世代のテクノロジー以外にも、次世代エネルギー、次世代リーダー、次世代農業、次世代の教育方法等、幅広く使える表現です。
Prime Minister Shinzo Abe says that the government is going to help by producing next generation technology in order to improve traffic during the Tokyo Olympics.
安倍晋三首相は、東京オリンピック期間中の交通を良くするため、次世代のテクノロジーを作り上げるために助力すると言っています。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(next generation technology)
ネイティブの英語表現とその例文21 the self-driving machine 自動運転車
自動運転車も完璧ではないかもしれません。
Sometimes a real human being may need to override the self-driving machine.
時には、(自動運転機能を使わずに)人間が運転する必要があるかもしれません。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(to override)
ネイティブの英語表現とその例文22 at least at the initial stages 少なくとも初期段階では
現状では考えられない運転席が必要なくなる日がくるのでしょうか。
The driver’s seat would signify who owned the car, at least at the initial stages.
運転席は、少なくとも初期段階では、その車を誰が所有するのかを示すものになるでしょう。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(signify)
(at least at the initial stages)
ネイティブの英語表現とその例文23 to draw my suppositions largely from __ ~から推測するところが大きい
技術的に進んでいる飛行機の自動操縦と比較することで、自動運転車の今後をイメージしやすくしています。
Like you, I tend to draw my suppositions largely from the way that aircraft work, since in many ways they are technologically more advanced than the present day cars. I am aware that aircraft have sensors for proximity, that can register the presence of another aircraft, maybe by locking onto the sensor of the other aircraft, but also secondarily, through simple radar. The fact that planes have an automatic pilot but also retain a pilot’s seat is also instructive.
飛行機は、現状の車よりも様々な面で技術的に進んでいるので、あなたと同様、飛行機の作りから推測するところが大きいです。飛行機には、他の飛行機のセンサーを追跡することによって、また補助のためレーダーによって、他の飛行機の存在を検知するための、接近センサーが付いています。飛行機は自動操縦ですが、同時にパイロットの席も残しているという事実は、参考になります。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(to draw my suppositions largely from)
(the present day cars)
(that can register the presence of another aircraft)
(but also secondarily)
(instructive)
オンライン英会話での、主な論点5
‐自動運転車の実用化について、何が一番の障害になるでしょうか?
全て想定される問題をクリアしたつもりでも、必ず予想外の問題が起きるものです。テロとの関連性は思ってもみなかったですが、人が乗らなくても自動運転で進む車ができればと考えると… まだまだ開発途中の自動運転車の法的な責任についてまで、2020年までに解決できるのかがキーになります。
ネイティブの英語表現とその例文24 We can never take into consideration all contingencies 全ての不測の事態を考えに入れる事は出来ない
全てを~することはできないという表現はよく使われます。またroom forやspace forで~の余地ということを表すことができます。
We can never take into consideration all contingencies, as there is always room for exceptions or anomalies.
全ての不測の事態を考えに入れる事は出来ないので、常に想定外や、例外の余地が残ってしまいます。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(We can never take into consideration all contingencies)
(there is always room for exceptions or anomalies)
ネイティブの英語表現とその例文25 (in terms of the actual context 実際の流れの中で、
運転手はあらゆることを予測しながら運転していますが、その予測を100%正確にすることは技術をもっても難しいのでしょう。
It can be very difficult to accurately predict something occurring in terms of the actual context.
実際の流れの中で、正確に何が起こるかを予測するのは、極めて難しいでしょう。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(in terms of the actual context)
ネイティブの英語表現とその例文26 I got to hear about ~について聞ける
ニュースで出てこない日がないテロについての話題。嬉しくない話題ですが、ニュースについての会話でも覚えておきましょう。
It was so nice that I got to hear about your expertise in this field. I had never thought about its connection to possible terrorist acts.
この分野の専門技術について聞けてとても良かったです。テロ攻撃と繋がる可能性なんて、考えてもみませんでした。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(I got to hear about)
(its connection to possible terrorist acts)
ネイティブの英語表現とその例文27 to give close study to 詳しく調査する
事故を未然に防ぐためには、場所の形状の調査も必要です。Give close study toはあらゆる製品、商品に関連するものや場面についての調査にも使える表現です。
It is also necessary to give close study to many physical locations to prevent accidents from occurring.
事故を未然に防止するために、様々な場所の形状を詳しく調査する必要もあります。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(to give close study to)
(to prevent accidents from occurring)
ネイティブの英語表現とその例文28 The most pressing problem 一番切迫した問題
運転手がいない自動運転車の事故の責任はだれが取るのか。この大きな問題の解決なく、完全な自動運転の実用化はなされないのでしょう。他の業種でも、最も重大な問題、切迫した問題について話し合う際、使ってみてください。
The most pressing problem would be to resolve the question as to who would be responsible for any accident that may occur.
一番切迫して問題としては、事故が起こってしまった場合誰が責任を取るのかという問いに答える事でしょう。
「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
(The most pressing problem)
まとめ
自動運転技術をぜひとも東京オリンピックまでに実用化させたい、そのためにどのような問題点をクリアしていくべきかという内容の英文が紹介されました。まだ開発中の技術であり予測不可能な点が多いため、~とは言い難い、~の可能性は極めて低い、~と思われるといった英語表現が多く含まれました。
(1) 自動運転技術を日本の技術としたい
(2) 運転席の必要性
(3) 自動運転を可能にするために乗り越えるべき障害は?
ネイティブ講師による、オンライン英会話の@English(アットイングリッシュ)では、ここでご紹介したようなネイティブならではの英語フレーズや話し方をトレーニングするカリキュラムをご用意しています。
無料の体験レッスンもありますので、ぜひ一度お試しください。
【ご利用上の注意点】
1.社会人、主にビジネスパーソンを中心に、英会話力で、中級、上級者向けの練習を提供するサービスとして、このサイトを運営しております。
2.オンライン英会話の中で、実際にネイティブスピーカーの講師たちが使用した、またはアドバイスした内容をご紹介していますが、特定の個人や立場を表わす内容については編集を加えています。
3.あくまで、ビジネスパーソンを中心とした社会人の英会話力向上を目指したサービスであり、ここで紹介される主義、主張、意見や議論をサポートするものではありません。
4.また、ここでご紹介する内容の正確性や有効性について保証するものではありません。言葉は、時と場所、その状況や、声のトーンによっても意味を変えます。恐れ入りますが、ご自身でご確認の上、ご使用ください。