この記事を読んでくださっている方は、「独学」で英会話を習得しようという気概をお持ちの方だと思います。
これからご紹介させていただく練習方法は、無償有償を問わず、自分自身で考え、試行錯誤をしながら結果を生み出していく、独学に非常に向いていると思います。
是非、ご自分の独学スタイルにアレンジして、ご活用ください。
目次
- 1 英会話がなかなか上達しない状況
- 2 英語の総合力と独学のススメ
- 3 英会話独学を始めるにあたって
- 4 英会話の独学を、英語4技能から進める方法
- 5 独学で伸ばす、英語4技能の「Reading (リーディング・読む)」
- 6 オススメの英語独学術「Reading (リーディング・読む)」
- 7 独学で伸ばす、英語4技能の「Listening (リスニング・聴く)」
- 8 オススメの英語独学術「Listening (リスニング・聴く)」
- 9 独学で伸ばす、英語4技能の「Writing (ライティング・書く)」
- 10 オススメの英語独学術「Writing (ライティング・書く)」
- 11 英会話における、英語4技能の「Writing (ライティング・書く)」の重要性
- 12 加速度的な、英語4技能の「Writing (ライティング・書く)」の上達方法について
- 13 独学で伸ばす、英語4技能の「Speaking (スピーキング・話す)」
- 14 英会話での、スピーキングの評価項目とは
- 15 ビジネス英会話で求められるスピーキング力に含まれるもの
- 16 オススメの英語独学術「Speaking (スピーキング・話す)」
- 17 英語での発言を豊かに、そして、精度の高いものにする練習
- 18 英会話独学の強み|圧倒的なボキャブラリを手に入れる方法
- 19 無料で英会話の独学。ボキャブラリを増やせる、無料サービス
- 20 まとめ
英会話がなかなか上達しない状況
「英会話を練習しても、なかなか上達しない」という声をよく耳にすることがあります。
一言で「英会話」といっても、初級から上級まで様々なレベルがあり、カジュアルから、フォーマル、そして、ビジネスと、状況のセッティングも異なるため、「では、どのような英会話の練習をしたのですか?」と尋ねると、意外にも、漠然と外国人と話す機会を持っただけ、ということがよくあります。
「今、喋れるように喋っているだけで、英会話は上達するのか?」
「自分が理想とするレベルの英会話と、今の自分の“英会話”は、何が、どう違うのか?」
英会話の練習を考えるとき、この2つの問いを追いかけることが、私たちは英会話上達の近道だと考えています。
英語の総合力と独学のススメ
日本語でいう「英会話」は、社会人の場合、例えば、レポートを読んで、その内容を要約し、更に自分の意見を加えて発言したり、テレカンファレンスで他人の発言を聴き、流れを理解した上で、自分の発言をするなど、英語コミュニケーションの総合力のような位置づけにあると思われます。
前述の2つの質問(「今、喋れるように喋っているだけで、英会話は上達するのか?」「自分が理想とするレベルの英会話と、今の自分の“英会話”は、何が、どう違うのか?」)に対する考えは、
– 現状喋れるように喋っているだけでは、この総合力は上がらない
– 上達を考えるには、総合力の出来栄えだけを見ていても上達は難しい
– その総合力を構成する要素を個別に伸ばすことが大切
です。
漠然と英会話力を捉えるのではなく、2つめの質問のように「何が」違うのかを考えるために、今回は、総合力としての英会話力を、「英語4技能」と「ボキャブラリ」に分解して、練習方法をご紹介させていただくことにしました。
英会話独学を始めるにあたって
これからご紹介する内容を、はじめから全てをやっていただく必要はありません。
「やってみたい」、または「これなら、やれそうだ」と思えるものを、まずは1つ選んでいただいて試してみてください。
もし、それが上手くいったなら、次のものを選んで、また試してみてください。この方法で、独学のチャンネルを徐々に増やしていただければと思います。
相互に関係ないと思われていた、それぞれの英会話独学の方法が、だんだん繋がっていきます。その総合力が、あなたの英会話力として発揮されてくるはずです。
英会話の独学を、英語4技能から進める方法
英語の4技能とは、「Reading (読む)」「Listening (聴く)」「Writing (書く)」「Speaking (話す)」のことで、過去の日本の英語教育では、「読む」「書く」の2つに偏りがちだったものが、近年は、学校教育や大学入試でも4技能の練習、そして、その評価へと移行させています。
ここでは、英会話の独学ということで、特に「話す」にフォーカスした説明をしますが、4つの技能が重なり合って、英語コミュニケーション力を構成しているため、まずは簡単に他の3つについてもそのつがなりをご案内させていただきます。
独学で伸ばす、英語4技能の「Reading (リーディング・読む)」
読む練習は、広いボキャブラリと素早い読解力を養います。日本語訳を気にするのではなく、英語を英語のまま受け入れて、書かれていることがそのまま頭で想像できるようにします。
独学として、「Reading (読む)」の利点は、教材として使えるものがインターネット上に非常に多く存在していることです。物語や英字新聞記事など、種類は様々ですが、難易度を考えながら、選択することをお勧めします。
オススメの英語独学術「Reading (リーディング・読む)」
英字新聞記事は、毎日、情報がアップデートされることと、最新の話題について、分析や見解も得られ、更には英語でそれをどう表現するかがわかるのでお勧めできます。
また、音読をしてみるのも非常に効果があります。始めはゆっくりでも構わないので、徐々にスピードを上げていくと、よどみなく英語を音読できるようになっていきます。
この時、発音を気にしたい方は、是非、このネイティブの発音方法をご紹介した記事も読まれてみてください。
独学で伸ばす、英語4技能の「Listening (リスニング・聴く)」
「Listening (聴く)」も、非常に独学に向いています。インターネット上に、そして、スマートフォンのアプリとして、無料のもの、或いは、有料の教材となるものが非常に多く存在しています。
オススメの英語独学術「Listening (リスニング・聴く)」
ここで、NHK教材はお勧めです。
NHKゴガク
テレビ番組でも、ラジオ番組でも、サイト上でのスクリプトも含めて、非常に手厚くサポートしてくれています。書店で販売されているNHKテキストを購入して、有償でガッツリと勉強されると良いですし、番組によってはそれらを無償でウェブ上に掲載してくれている場合もあります。
そして、NHKゴガクの良いところは、レベル別に教材が分けて提供されていること、そして、ビジネスやトラベルといった個別分野の内容のトピックも出ていることです。
また、レベルを上げたい場合には、BBC World Newsもお勧めです。スマートフォンアプリで、是非、ダウンロードして試してみてください。
独学で伸ばす、英語4技能の「Writing (ライティング・書く)」
ここからは、自分の頭の中で、単語、センテンス、パラグラフ、全体像などを作り上げる創出作業です。
「アウトプット」と言ってしまえば、そこまでですが、創出したアウトプット(この場合は、ライティング)の中で、以下の3点を少なくとも、評価し、改善を図っていく必要があります。
(1) 単語、表現の妥当性
(2) 英文法の正確性
(3) 主語の取り方や文章の構成 など
(1)と(3)については、正解は1つではない場合もあります。英語の表現感覚を養うつもりで、表現方法を磨き続け、増やしていくようにしましょう。
オススメの英語独学術「Writing (ライティング・書く)」
ChatGPTの活用です。ChatGPTは、形の整った文章を書く練習にはうってつけです。
たとえば、TOEFL のライティングパートの回答をChatGPTに入れ、添削を依頼すれば、英語の間違いのみならず、内容や構成に対しても事細かく指摘してくれます。
その際、同じ問題について、何度も書き直しをし、都度ChatGPTに添削をしてもらうというプロセスを繰り返すことで、形と内容の整った文章形式を作る癖が付きます。
英会話における、英語4技能の「Writing (ライティング・書く)」の重要性
英語のアプトプットについては、スピーキングが注目を集めがちですが、忘れてはいけないことは、「英語で書けないものは、話せない」ということです。
ライティングに表れる、語彙や表現の豊富さ、文法の正確性、文章の構成力などが、スピーキング力の上限なら、逆に言えば、ライティング力の押し上げは、スピーキング力の向上に繋がるはずです。
加速度的な、英語4技能の「Writing (ライティング・書く)」の上達方法について
独学として、英語のライティング能力を磨いていくことは大切ながら、英語力のある相手を見つけて、コミュニケーションの力を活用すると、その上達が加速するのも事実です。
例えば、ネイティブ講師のオンライン英会話アットイングリッシュでは、各セッションの終了後に講師からのメッセージがメールで届きます。
セッション内で使われた英語表現へのアドバイスの他に、話し合った内容や教材のトピックについてもコメントが入る内容です。
受講者が、ある日、そのメッセージに返事を書き始めたことがありました。メッセージへのお返事は、講師へは渡されるものの、遣り取りがエンドレスになりかねないため、それに対するお返事は控えさせていただくルールになっていますが、その方は毎回、毎回のセッションの後に、英語でお返事を書いて下さいました。
私たちが驚いたのは、数か月経ったとき、その方の書かれている文章が、まるでネイティブ講師が書いているもののようになっていたことです。
模倣と展開がライティングの上達を促す
添削など、特別なことはしていなかったのですが、毎回、ネイティブ講師が作る、メッセージの構成、そして、ネイティブ講師が使う英語表現、ポジティブなコメントの入れ方などを模倣し、更にはそこから広げて、ご自分の感想を展開してきたことがで、その上達を果たしたのだと思います。
模倣し、書く内容を更に展開できるコミュケーションの相手を用意すれば、ライティングの上達は非常に速くなるとお考えください。
そして、既におわかりと思いますが、これはスピーキングについても全く同じことが言えます。
独学で伸ばす、英語4技能の「Speaking (スピーキング・話す)」
「独学」を一人きりで学び、練習すること、と考えると、スピーキングについての練習は、ひたすら音読することになります。実際、音読は、それを試したことが無い人が想像するよりも遥かに有効な練習です。
ただし、スピーキングとは言葉が交わされ合う、会話、対話の一部分であるため、練習相手、つまり話す相手が居ることは、その効果を大きくします。ここでは、独学の定義を少し広めて、「自分で上達方法を考えて試すこと」とし、有料、無料を問わず、話す相手を用意し、上達方法を試すことも独学とさせていただきます。
英会話での、スピーキングの評価項目とは
従来の英会話スクールなどでのスピーキング能力の評価は、以下のような項目となっていました。独学でこれらの項目にどう対応するかこそが、独学で英語のスピーキングを攻略するポイントとなります。
(1) Topicsトピックへの対応性
(2) Structure ストラクチャー
(会話をどのように構成しているか。単語だけ、フレーズだけで返答しているか、またはセンテンスを作っているか、段落を作って、論理展開をしているか、など)
(3) Accuracy 文法の正確性
(4) Pronunciation 発音
(5) Fluency 流暢さ
ビジネス英会話で求められるスピーキング力に含まれるもの
社会人向けのビジネス英会話では、これら以外にも、発言の中に以下の要素が含められることや、そのスタイルをとることが求められることがあります。
– 説得力
– 業界、ビジネス、業務の説明
– 上司、チーム、社内での円滑なコミュニケーション
– リーダーシップ
– クリティカル・シンキング
– 会議のファシリテーション
– プレゼンテーション
など、の形式を取ることが求められることが多くあります。これらについては、まずは個別に知識を得た上で、その知見を活かした発言や経験をすることが重要となります。
オススメの英語独学術「Speaking (スピーキング・話す)」
スピーキングの練習をまずは2つに大きく分けることです。
1つは、「英語を英語らしく話す練習」、そして、もう1つは、「英語での発言を豊かに、そして、精度の高いものにする練習」です。それぞれの練習で具体的に何をすべきかというと、更に以下のように細分化されます。
英語を英語らしく話す練習
(1) シャドーイング
(2) 発音の矯正
前述の「英会話での、スピーキングの評価方法」に照らし合わせると、主に(4)発音、(5)流暢さをカバーしています。
(1) シャドーイングについて
英語を聴きながら、それを真似して、発音、発声する練習方法。本格的には、聴こえてくる英語のすぐ後を追いかけながら、影(Shadow)のように英語を繰り返すものです。ただし、長過ぎない一段落くらいを聴き切ってから、それをリピートする方式で取り組んだ方が初めは、やり易いと思います。
ここでの主な狙いは、ネイティブスピーカーの英語に似た、発音や英語のリズム、音の強弱、イントネーションを獲得することです。
同時通訳者の養成学校として有名なSIMUL(サイマル) がシャドーイングを紹介しているサイトによれば、もともとは、通訳訓練法だったそうです。
シャドーイングを練習していくと、発音や英語のリズムの習得に限らず、リスニング力やスピーキング力、語彙力も強化されていくそうです。
サイマルのサイトで、その方法を詳しく紹介してくれていますので、ご興味のある方は、是非、ご覧になってみてください。とても勉強になります。
なお、サイマルが薦めているレベルで、シャドーイングを用いると、(4)発音、(5)流暢さに加えて、(1)トピックス、(2)ストラクチャー、(3)正確性の全てをサポートしてくれることになります。
(2)発音の矯正
発音については、様々な本が書かれ、その矯正のために様々なサービスが存在します。
音の出し方は、ざっくりと言ってしまえば、口の動き、舌の形、そして、呼吸の仕方で変わってきます。
口の動きと舌の形については、Youtubeで公開されている「ハミング発音スクール」の大庭まゆみ先生のレッスンは、とても素晴らしいと思います。短い文章で、100本以上の動画で説明して下さっています。
(この動画では、単語の発音の紹介になっています。とてもわかり易いです。)
また、有料にはなりますが、AIを活用したサービス ELSA の活用も有効です。
AIなので疲れ知らずで練習に付き合ってくれますし、発音やスピーチをレイティングしてくれるので、自分で正しい発音を試行錯誤し、正解を体感することが出来ます。
英語での発言を豊かに、そして、精度の高いものにする練習
特に仕事で英語を用いる場合には、率直に言ってしまえば、あなたが話す相手は、あなたの英会話力を採点しているわけではなく、仕事で必要な情報をあなたに伝えること、そして、あなたから同様に必要な情報を貰えることが重要なのです
更に上のレベルで申し上げれば、リーダーシップやチームビルディング、モチベーション・マネジメントなどの点で、お互いに影響し合えることを重視するでしょう。
つまり、そういった仕事の状況で、あなたの英語での発言に求められるのは、情報を間違えて伝えない精度の高さと、人の心を動かす内容の豊かさとなっています。
これらの部分は、ここまでにご紹介してきた、リーディング、リスニング、ライティングの練習を活用する複合的な練習となります。
例えば、リーディングでご紹介した英字新聞記事を読む練習と、そこで読んだ記事を要約して、1分間で話す練習、或いは、リスニングでご紹介した、BBC World NEWSの記事を聴き、それを同様に要約して話すことも良い練習と言えます。
模範解答と比べられるという点では、ライティングでご紹介したNHKゴガクの『世界へ発信!SNS英語術』で和文を見て、口頭で英訳するのを録音し、その録音と英文部分を比較してみれば、発話の中で、どのくらい英文を作れているのかがわかります。
それをトピックの分野を変えながら行うことで、英会話のスピーキング評価項目での、(1)トピックへの対応、(2)ストラクチャー、そして、(3)正確性も身につけることができるはずです。
オンライン英会話を用いて、効率的に、英語での発言を豊かに、そして、精度の高いものにする練習
有料とはなりますが、オンライン英会話を利用した英会話練習について、ご紹介させていただきます。
一言でオンライン英会話と言っても、様々なサービスがあります。
フィリピンなどに講師を置き、格安で英会話練習を提供しているものもあれば、中級者、上級者向けにネイティブスピーカーの講師を揃えて、練習を提供している企業もあります。また、医療系やIT系で専門分野に特化した、或いは、専門分野での特別な試験内容に準拠した練習を提供するサービスもあります。
英会話初級レベルへのオススメ
英語に喋り慣れていない人は、料金が安く、多くの頻度で練習を重ねられるフィリピン英会話がお勧めです。
ただし、格安のフィリピン英会話を提供する企業数は非常に多いため、よく選らんで、前述の、英会話でのスピーキングの5つの評価項目に対して、どのように上達するようサポートしてくれるのかを検討の材料にしてみてください。
(1) Topicsトピックへの対応性、
(2) Structure ストラクチャー
(3)Accuracy 文法の正確性
(4)Pronunciation 発音
(5)Fluency 流暢さ
英会話中級レベルへのオススメ
前述の英語4技能の、リーディング、リスニング、ライティングの練習をし、発音やリズム、イントネーションの練習もした上で、スピーキングの中級レベル者に求められるのは、話し慣れることです。
初級と中級レベルでは異なる「英語での話し慣れ」とは
初級レベルでの「話し慣れる」とは、とにかく英語にして口から出すことを意味します。ただ、恐らくある程度まで来ると、「自分よがりに話しているだけ」ではないかと思うようになるかと思います。
中級レベルの「話し慣れる」は、自分自身が伝えたいことと同時に、相手を意識しながら、発話内容を作り、そして、アウトプットしていくことです。
相手の立場や思考を考えながら、「これは言ってはいけない」、「こう言った方が効果的に伝わるはず」といったことを取捨選択しつつ、自分の思いを英語に乗せていきます。そして、その作業に慣れることが中級レベルの大きな課題と言えます。
英会話中級レベルで、「効果的な発話」に興味があるなら、ネイティブスピーカーとの練習を、是非、試してみていただきたいです。
英会話上級レベルへのオススメ
中級レベルの方々には、相手を意識しながら発話を作ることに慣れることをお勧めさせていただきました。では、上級レベルで求められるのは何でしょうか。
ここでは、以下の2つをご紹介させていただきます。
言っていないことを言うこと
洗練されたコミュニケーションを心掛けること
(1)英会話練習で「言っていないことを言う」とは
初級レベルの英会話の練習では、自分が言ったことに対して、講師からの訂正やアドバイスが入ると思います。
文法的には全く問題なく、これらを連続して繋げていけば、英語を流暢にはなしているような感じになるかもしれません。
しかし、ネイティブスピーカーの英語の発言は、一塊で「賛成」、「好き」、「経験」を伝えてきます。
この、初級レベルでは「言っていない」部分を言うのが上級レベルです。そして、その「言っていない部分」を言葉にするとき、中級レベルで行う「相手を意識」した発言が効いてきます。
(2)英会話の洗練されたコミュニケーションとは
ネイティブスピーカーならではの、洗練された英語のコミュニケーションについては、5つのレベルに分けて、例文を豊富に別の記事 でご紹介しております。
専門分野の練習を考える方々へのオススメ
大人の英会話練習については、実際のお仕事でのコミュニケーションを更に円滑にしようという理由で、練習されていることと思います。
例えば、仕事の分野が、医療関係だったり、司法関係といったような高度な専門性を有する場合には、英会話練習のパートナーをその分野で活躍する方、或いは、その経験がある人で探されることをお勧めします。
日本語でもそうですが、専門用語が決まっていて、それを会話の中で使わなくてはいけないようなときでも、違う業界の人間からはそれがわからないからです。
分野によっては、30分の練習パートナーを頼むのに、150ドル~300ドルの料金がかかることもあるようですが、大きな安心になると思います。
または、専門知識、専門用語については、ご自身がカバーすることとして、前述の中級、上級レベルの練習に割り切った形で練習パートナー、或いはサービスを探すというのも、一つの方法だと思います。
英会話独学の強み|圧倒的なボキャブラリを手に入れる方法
最後にボキャブラリについてです。
英会話を独学で身に着けようという人の、一番の強みは何でしょうか?
私たちは、その「独学で身に着けよう」という気概こそが一番の強みだと思います。そして、英語コミュニケーションの上達のために、最も気概を必要とするものは、ボキャブラリを増やすこと、つまり、英会話の中で使える、英単語、英語表現を憶える作業です。
ボキャブラリを増やす作業は、ある意味、一番地味な作業かもしれませんが、圧倒的なボキャブラリを手に入れると、それだけでも、英語コミュニケーションの総合力、英会話力がグッと上達するのも事実です。
無料で英会話の独学。ボキャブラリを増やせる、無料サービス
圧倒的なボキャブラリが無料で手に入るなら、それに越したことはありません。ただし、そのボキャブラリの質には気をつけたいところです。
なぜなら、あなたの口から発話されるそのボキャブラリこそが、あなたの英語力や意図、人柄を表わすものとなるからです。
その意味で、ボキャブラリの質に信頼がおけて、しかも、その膨大な量を無料で提供してくれているのが、NHKエデュケーショナルの『みんなで学ぶNHK語学フレーズ ゴガクル』です。
英語以外の言語もカバーしていますが、英語だけを取ってみても、ビジネス英語、日常会話、旅行会話、英語の基礎、教養英語、アニメ、物語・文学、コーパス、イギリス英語、アメリカ英語、一般向き、応用・実践レベルなど、さまざまな種類のフレーズを提供してくれています。
そして、全て無料です。
一日に10個、フレーズを憶えたなら、10日で100フレーズ、月に300フレーズ、年間で、3,650フレーズが手に入ります。もちろん、一日に1つずつでも価値があります。
大切なことは、絶えず増やし続けること。そして、増やし続けるために、新しいフレーズを探さなくてはいけないという手間をこのサイトは省いてくれる、しかも、無料で、ということが最大の利点です。
ちなみに、毎日、憶える英語表現が自動的に送られてきた方がいい、と思う方々には、私たちアットイングリッシュも、ビジネスやディスカッションで使える英語表現と例文を、毎日、無料でメルマガにて配信しています。
ご興味のある方は、登録してお試しください。
(特にパスワード管理などはしておりませんので、解除する場合も簡単です。)
まとめ
「英会話の独学」というテーマでご案内させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。英語コミュニケーションについての上達の方法は、無数にあり、今回、私たちがご案内したものだけが正しいとは考えておりません。
是非、ご紹介させていただいた内容をご参考にしていただいて、ご自身に適した英会話の独学方法、上達の方法を練り上げていってください。
ネイティブ講師による、オンライン英会話の@English(アットイングリッシュ)では、この記事で述べたようなビジネスの場で使える英会話をトレーニングし、身に付けることができます。
無料の体験レッスンもご用意しておりますので、ぜひ一度お試しください。
お読み頂きまして、ありがとうございました。