英語面接で自分の職歴やスキルを丁寧に説明しても、相手のリアクションは「そうですか。」で終わってしまうこともあります。
過去の職務経験やスキルの説明だけでは、面接官の印象には残りにくい、というのも事実です。
なにしろ、面接官の立場になると、多くの応募者たちから「私は〇〇を担当してきました」「私は××が得意です」と語られるわけです。きっと疲れます。
そこで今回は、自分の経験を相手にとって価値のある”成果”として伝える言い回しをご案内します。
ある意味、“自分中心の説明”から、“相手目線”(面接官、会社の利益)への切替とも言えると思います。
“経験”を”成果”に変換する言い回し
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【経験・自分中心の説明】
I improved our internal process for handling complaints.
社内のクレーム対応プロセスを改善しました。
【価値・相手目線へ切替】
I bring value by improving customer complaint workflows, helping the company respond 40% faster and improving overall satisfaction.
顧客対応のワークフローを改善することで、対応速度を40%向上させ、全体的な満足度の向上に貢献しています。
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説明が「経験」として終わってしまう、残念な例と改善案
説明が「経験止まり」になってしまうと、惜しい印象に。相手に伝わる“価値”へと視点を切り替えるだけで、説得力がぐっと増します。
【残念な例】経験・自分中心の説明
I led a cross-functional project team last year.
昨年、部門横断型のプロジェクトチームを率いました。
【改善案】価値・相手目線へ切替
I bring value by leading cross-functional teams toward shared goals, ensuring both efficiency and alignment across departments.
共通の目標に向けて部門横断型チームを率いることで、部門間の連携と業務の効率化の両立に貢献しています。
未経験分野でもアピールに使える応用編
「素早く学びます」で価値提示
I may not have direct experience in this industry, but I bring value by quickly learning new domains and applying structured thinking to deliver results in unfamiliar environments.
この業界での直接的な経験はないものの、新たな分野を素早く学び、体系的な思考を活かして未知の環境でも成果を上げることで価値を提供しています。
「テクノロジー分野の知見」で価値提示
I may not come from this industry, but I bring value by applying proven strategies from the tech sector, such as agile project management and iterative development, to accelerate product launches and reduce time-to-market.
この業界の出身ではありませんが、テクノロジー分野で実績のあるアジャイル型のプロジェクト管理や反復開発手法を応用し、製品の市場投入を迅速化し、リードタイムの短縮に貢献しています。
「これまで居た業界特有の視点」での価値提示
Coming from the design industry, I bring value by offering user-centric perspectives that help reshape traditional service models in this sector.
デザイン業界での経験を活かし、従来型のサービスモデルを再構築する上で役立つユーザー視点を提供しています。
よろしければ、ご参考にされてください。