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ネイティブ講師の英語表現まとめ

  • オンライン英会話で学ぶ、ネイティブの議論の作り方|結婚式で流れる曲など、音楽の著作権について

    オンライン英会話で学ぶ、ネイティブの議論の作り方|結婚式で流れる曲など、音楽の著作権について

    ビジネス、経済、テクノロジー、文化、生活、法律など、時事問題から最近の生活情報まで、ネイティブ講師とオンラインで議論するアットイングリッシュの英会話レッスン。

    今回の記事は、「結婚式で流れる曲など、音楽の著作権について」という話題です。英語でディスカッションする際のポイントを幾つかご紹介いたします。ここでのディスカッションの組み立てや、使われる英語表現が、実際のビジネスでの会議でもお役に立てれば幸いです。

     

    <この議論での英語表現>
    ネイティブ講師と学ぶ、英語表現の作り方(1)
    ネイティブ講師と学ぶ、英語表現の作り方(2)

    【議論の概要と紹介】

    記事は、「結婚式で流れる曲など、音楽の著作権について」です。

    結婚式と言えば、そこで流れるBGMは、嬉しい気持ち、お祝いする気持ち、神聖な気持ち、感謝の気持ち、楽しい気持ち、いろいろな気持ちを演出するのに、とっても大切な存在ですよね。

    その選曲には、カップルのセンスもやっぱり顕れてきます。

    でも、センスを気にする前に、法律を少し気にしておいた方が良さそうです。

    なぜなら、キチンと「買ってきた」曲でも結婚式では使用してはいけない場合があるからです。

    記事を読んで、著作権について学びつつ、結婚式やそこでの音楽について、楽しく議論しましょう!

     

    音楽ダウンロード

     

    【オンライン英会話で行う議論の内容】

    結婚式に出席したとき、そこで流れる音楽で祝福の気持ちや感動が倍増したことはありませんか?

    この記事では、著作権の観点から結婚式の際の音楽使用を解説しています。法的には、CD で購入した曲を流すことは問題無いものの、インターネット上で購入し、ダウンロードした曲を流すことは著作権法違反になるそうです。

    そして、もっと厄介なことには、購入したCD から曲を抜き出して、別のCD-ROM やメモリーに入れたものを使ったり、結婚式の進行に合せるために編集して使うことも違法になるそうです。きちんと購入している楽曲は、どんなものでも個人的に使用することが認められているものの、この「個人的」というのは、親しい仲の人たち4~5 人を想定しているのだそうです。

    音楽の効果や著作権にどうあって欲しいかを考えてみましょう。

     

    著作権

     

    【オンライン英会話での注意点と、学びのポイント】

    まずは注意点からです。この話題、堅く申し上げれば、著作権、法律についてです。厳密に言えば、その法律が守られていないケースが多いため、または、善意(法律用語でいうところの「ある事実を知らない」ということ)で違反してしまうケースが多いため、記事になっているわけです。しかし、残念ながら法律の話題に終始しても、正直、あまり面白くないのではないでしょうか。なぜなら、その法律を知っているかどうか、そして、それを守っているかどうか、そこに会話が収束してしまうのではないかと思うからです。相手の意向にもよりますが、法律に固執する必要は無いでしょう。

    もちろん、仕事をしていれば、ある意味、すべての人が法律に縛られます。英語で法律を議論することは、ビジネスパーソンにとっては意義があると言えますし、自分の仕事に影響することなく、英語で法律を議論する練習ができるというのは、貴重な練習の機会とも言えます。

    英語での法律論議は、もちろんしていただくとして、今回は、そういう議論を楽しいとは思わない方々にも楽しんでいただける議論のコツをご紹介させていただきます。

     

    【学びのポイント】

    法律は、法律のために存在しているわけではありません。今回の話題でも、結婚式があり、音楽があり、そして、それらの権利関係を整理する法律があるわけです。法律の議論を始める前に、そこに関わる人々の想いや行動を考えて、それから法律論に入ると、実感のある論議になるのではないでしょうか。

    例えば、結婚式を取り上げれば、
    -結婚式(披露宴)へ出席した経験
    -そこでの演出、音楽の効果や役割
    -今までに、そういった場所で聴いて、とても良かった曲、または、ご自分が式を挙げるなら、どのような曲を希望するか、そして、それはどのような効果があるか
    など、様々な会話が成立します。

    また、音楽を取り上げれば、
    -曲を作った人への報酬、その人たちの生活
    -今後、曲を作ろうとしている人たちのモチベーションや生活を支える必要性
    -街でかかった曲について、その収益がキチンと曲を作っている人へ行くためのシステム作り
    といった、会話も成立します。

    自分自身が結婚式に出席したこと、感じたことなどを発言することで、法律の議論にも入り込めるのではないかと思います。

     

    作曲

     

    【まとめと、論点】

    1. 著作権の観点からは、結婚式で曲を流す際に留意すべきことがある。
    2. 同じ曲であっても、CDで購入したものと、インターネットでダウンロードしたものでは扱いが異なる。
    3. 仕事に関しては、全てが法律に関連することもあり、英語で法律について議論することは、良い練習の機会となる。
    4. 感情移入できる話題で、会話の舞台を作ってから、難しい法律の話題に入っていくことも有効と考えられる。

     

    【この議論から学ぶ、ネイティブ講師の英語表現とビジネス英会話への応用】

    <この議論での英語表現>
    ネイティブ講師と学ぶ、英語表現の作り方(1)
    ネイティブ講師と学ぶ、英語表現の作り方(2)

    <この議論での英語表現を使った、ビジネス英会話>
    上手いビジネス英会話の作り方(1)準備中
    上手いビジネス英会話の作り方(2)準備中

     

    ネイティブ講師の英語表現とビジネス英会話への応用

     

    【ご利用上の注意点】
    1.社会人、主にビジネスパーソンを中心に、英会話力で、中級、上級者向けの練習を提供するサービスとして、このサイトを運営しております。
    2.オンライン英会話の中で、実際にネイティブスピーカーの講師たちが使用した、またはアドバイスした内容をご紹介していますが、特定の個人や立場を表わす内容については編集を加えています。
    3.あくまで、ビジネスパーソンを中心とした社会人の英会話力向上を目指したサービスであり、ここで紹介される主義、主張、意見や議論をサポートするものではありません。
    4.また、ここでご紹介する内容の正確性や有効性について保証するものではありません。言葉は、時と場所、その状況や、声のトーンによっても意味を変えます。恐れ入りますが、ご自身でご確認の上、ご使用ください。
    2016年12月31日編集

  • 女性の選択

    オンライン英会話でネイティブ講師と学ぶ、議論の作り方|20代、30代の女性の転職が増加している

    ビジネス、経済、テクノロジー、文化、生活、法律など、時事問題から最近の生活情報まで、ネイティブ講師とオンラインで議論するアットイングリッシュの英会話レッスン。

    今回の記事は、「20代、30代の女性の転職が増加している」という話題です。英語でディスカッションする際のポイントを幾つかご紹介いたします。ここでのディスカッションの組み立てや、使われる英語表現が、実際のビジネスでの会議でもお役に立てれば幸いです。

    <この議論での英語表現>
    ネイティブ講師と学ぶ、英語表現の作り方(1)
    ネイティブ講師と学ぶ、英語表現の作り方(2)

     

    【議論の概要と紹介】

    この英字新聞記事のテーマは、もちろん、若い女性たちの転職ですが、私がこの記事を読んで、頭に浮かべたのは、マルコム・グラッドウェルが書いた、2009年のベストセラーのビジネス書籍「天才!」(「OUTLIERS」)という本です。ご存知の方も多いでしょう。勝間和代さんが翻訳したことでも有名になりました。

    ちなみに、OUTLIERというのは規格外れ、外れ値のことで、「中心やその近くの集団から、著しくかけ離れた地点や、まったく異なる分類に属する存在」を指すのですが、これがつまり「天才!」ということなのですが、外れていれば良いというわけではなくて、幾つかの法則、条件に、その外れ方が沿っているときに「天才!」となる、という話しです。あくまで私の解釈ですが。(この本の副題は「成功する人々の法則」となっています。どのような法則かご興味のある方は、是非、読んでみてください。)

    この法則の1つが「生まれ年」と「場所」でして、歴史上の世界の富豪ベスト75を調べたところ、その中の実に14人が、19世紀のある10年間に生まれたアメリカ人だったのだそうです。

    だいぶ長い前置きになり恐縮ですが、この記事では、ある年代に日本に生まれた女性たちが、大学を卒業し、就職する際に大変な苦労をし、その20年後、彼女たちの転職率は、他の世代の女性たちの2倍、そして、男性の転職率以上に跳ね上がったという話しです。

    もちろん、女性の社会進出が進み、転職で選択肢が増えたという意味では、明るい話題でもありますし、ビジネスの経験を積み、転職へと動く、その世代の女性たちを有望な人材として採用に動く企業もあります。

    是非、ご自身で英字新聞記事を読んで、議論してみてください。

    アウトライアー

     

    【オンライン英会話で行う議論の内容】

    20 代後半、30 代前半の女性の転職が増えていることに気づいてますか?

    総務省による、2014 年の労働力調査のデータによると、2014 年に転職した男性は男性従業員全体の5.6%、転職した女性は、女性従業員全体の3.8%ですが、25 歳~34 歳の女性従業員に限ってみると、7.6%が転職しており、3 年前と比べて2 倍になっています。

    この世代の女性は、新卒の時期に就職氷河期を経験し、思い通りの就職ができなかった上に、今、人生の中で、結婚や出産を考えてワークライフバランスを見つめ直して行動しているという分析が紹介されています。

    背景として、人材不足や政府の方針から、企業が女性従業員の採用、幹部となるような育成に注力し始めたという見方もあります。

    転職サイトの編集者からは、慎重に動くことも勧められています。ワークライフバランスの中での仕事の選択、企業の採用方針の変化などについて、考えてみましょう。

     

    将来の生活と仕事

     

    【オンライン英会話での注意点と、学びのポイント】

    まずは注意点からです。社会問題を取り扱うとき、比較的に容易なのは悲観的な議論を展開することです。実際に、この記事のテーマも、悲観的に解釈しようとすれば材料は幾つもあります。

    -就職氷河期を経験した年代の女性たちの転職率が高い
    -年代的に、結婚、子育てなどでキャリアが中断されることも多い
    -この年代の転職率は、同姓の2倍、そして、男性の転職率よりも高い
    など

    これは、ビジネスでも同じことだと思います。会議の中で案件が出てきたとき、悲観論を展開するのは簡単ですし、失敗する危険を排除できる、とも言えます。ただ、これは同時に成功する機会も見逃すことになり、それが競争であれば、他社や他者が成功するのを待っているだけ、とも言えます。特に、英語を話す、西洋文化圏のポジティブな言動、言葉を発するビジネス・カルチャーの中では、こういった取組み方では評価はされないですし、成功も難しいかもしれません。

     

    ポジティブな発言

     

    【学びのポイント】

    悲観的な議論を展開するのは容易ですが、同時にいつも、前向きに建設的な議論をする余地もあるはずです。是非、前向き、建設的な着眼点を養ってみてください。

    今回の、女性たちの転職の話題であれば、例えば、
    -就職氷河期で苦労しているため、自己啓発の意欲も高く、高いレベルの英会話をはじめ、転職に有利となる技能を有している
    -同じく、就職氷河期で希望する企業、職への就職が難しかったため、自分自身の仕事における目的意識や希望を明確に持っている
    -結婚や出産を経て、ワーク・ライフ・バランスにも目を向けながら、高い次元で効果的、効率的に働くことを考えている
    -これらの特徴を評価する企業も出てきており、彼女たちの中途採用に積極的であったり、または、更なる自己啓発を補助する動きもある
    といった内容です。

    奇しくも、前文でご紹介した「天才!」という本でも、似たようなケースが紹介されています。かつてアメリカで、敵対的買収など商業的な訴訟は卑しく、一流の弁護士事務所が取り扱うものではなかったものの、ある階層、ある人種の人たちがその分野を担っていたものの、ある時、時代が代わって、ビジネス分野の訴訟が主流となったときに、そこで経験、実績を積んできた、その人たちが主役に躍り出た、と紹介しています。

     

    【まとめと、論点】

    1. 20歳代後半、30歳代前半の女性の転職が増えている。
    2. その背景には、その世代の女性たちが、大学卒業時の就職で氷河期と呼ばれる大変な時期を経験したということがある。
    3. 企業側のスタンスは、就職氷河期の時代と違い、女性従業員の採用や、幹部となるような育成に注力し始めている企業が増えている。
    4. 議論では、悲観的な見方をすることは容易ながら、前向きな、建設的な着眼点を持つことが大切である。
    5. 英語を話す、西洋文化圏のビジネス・カルチャーでは、特に前向きな、建設的な着眼点を持つことが求められる。

     

    【この議論から学ぶ、ネイティブ講師の英語表現とビジネス英会話への応用】

    <この議論での英語表現>
    ネイティブ講師と学ぶ、英語表現の作り方(1)
    ネイティブ講師と学ぶ、英語表現の作り方(2)

    <この議論での英語表現を使った、ビジネス英会話>
    上手いビジネス英会話の作り方(1)準備中
    上手いビジネス英会話の作り方(2)準備中

     

    ネイティブ講師を相手にすべて英語で表現する

     

    【ご利用上の注意点】
    1.社会人、主にビジネスパーソンを中心に、英会話力で、中級、上級者向けの練習を提供するサービスとして、このサイトを運営しております。
    2.オンライン英会話の中で、実際にネイティブスピーカーの講師たちが使用した、またはアドバイスした内容をご紹介していますが、特定の個人や立場を表わす内容については編集を加えています。
    3.あくまで、ビジネスパーソンを中心とした社会人の英会話力向上を目指したサービスであり、ここで紹介される主義、主張、意見や議論をサポートするものではありません。
    4.また、ここでご紹介する内容の正確性や有効性について保証するものではありません。言葉は、時と場所、その状況や、声のトーンによっても意味を変えます。恐れ入りますが、ご自身でご確認の上、ご使用ください。
    2016年12月29日編集

  • オンライン英会話でネイティブ講師が使った英語例文(2)|20代、30代の女性の転職が増加している

    オンライン英会話でネイティブ講師が使った英語例文(2)|20代、30代の女性の転職が増加している

    ビジネス、経済、テクノロジー、文化、生活、法律など、時事問題から最近の生活情報まで、英語で議論するアットイングリッシュのオンライン英会話レッスン。ここでは議論の中での、ネイティブ講師たちからの英語表現についてのアドバイスを公開します。

    前回(1)に引き続き、今回は、「20代、30代の女性の転職が増加している」という話題です。この話題を中心に、様々な角度からの議論を通して、ネイティブ講師たちが作った多彩な英語表現をご紹介します。

    なお、ここでは、社会人、ビジネスパーソン向けの英語表現を集めております。更に、これらの英語表現をビジネスの状況でどう使うか、ご興味をお持ちの方々は「上手いビジネス英会話の作り方」をご覧になってみてください。

    <オンライン英会話での、この議論の概要と学びのポイント>
    オンライン英会話で学ぶ、議論の作り方

     

    オンライン英会話での、主な論点4

    ‐ワークライフバランスを阻む障害は、どんなものがありますか?
    – ワークライフバランスのために、あるいは他の理由で、転職を考えた事はありますか?

    主要な論点2、3 でワークライフバランスについては、多くの人が重要と考え、上手くバランスを取りたいと考えている事は分かりましたが、それを阻む要因にはどんなものがあるでしょうか?そのために、転職を考えたことがありますか?

     

    ワークライフバランス

     

    英語表現19 女性の役割

    家事、殊に子育てとなると、女性の役割、仕事と考える人が多いようです。

    Still, society views women as having the main responsibility for childrearing.
    いまだに、子育ては主に女性がやるべきという考えが社会の中にあります。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (society views women as having the main responsibility for childrearing)

     

    英語表現20 カナダの状況

    ネイティブ講師の住む国、カナダでの状況についてです。日本より、子育ての環境が恵まれているようです。

    Canada seems to be in a better position for women when it comes to taking maternity leave.
    カナダは、女性が育児休暇をもっと取りやすい環境のようですね。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (be in a better position for women)
    (when it comes to)

     

    英語表現21 スキル次第

    学歴より、各自の持つ資質とスキルが問われています。それ次第で、よりワークライフバランスの良い仕事に就くこともできます。

    Even if your level of education is high, if you don’t have much skill, you still won’t be able to land a job.
    学歴があっても、スキルがあまり無ければ、職には就けないでしょう。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (your level of education is high)
    (you still won’t be able to land a job)

     

    英語表現22 大切な人財

    より良い人材は、より良い条件やポジションを求めて積極的に職を変える時代です。

    Where I work, we have many skilled female workers who are seeking other jobs, and this could have a huge impact on my division.
    職場には他の仕事を探しているスキルの高い女性がたくさんいますが、(もし転職されたら)うちの部署は大変な事になります。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (Where I work,)
    (this could have a huge impact on my division)

     

    英語表現23 ワークライフバランスの重要性

    受講頂いている方の中にも、ワークライフバランスを上手く取りたいと試行錯誤している方が居ます。

    I’ve been thinking about my work life balance these past three months.
    ここ3か月、ずっと自分のワークライフバランスについて考えてきました。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (I’ve been thinking about)
    (these past three months)

     

    英語表現24 現状に満足

    資質とスキルを備えた人は、良い職を得て、自分のワークスタイルに合った働き方を選べているようです。

    I have more autonomy and flexibility in my job.
    今の仕事では、わりと好きなように、フレキシブルに働けています。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (I have more autonomy and flexibility)

     

    オンライン英会話での、主な論点5

    – なぜ政府は、女性の積極的な社会参画を呼び掛けているのでしょうか?
    – 女性に投げかけられているようなスローガンを男性向けに作るなら、どんなモノを作りますか?

    超高齢化と人口縮小が進む中、政府は女性の社会参画と男性の家事と育児への積極的な参加を促進しようとしています。女性が出産・産休後も仕事を続けられるように、保育園等を整備することや企業努力と共に、個々人の意識も重要になっているようです。

     

    女性の社会参画

     

    英語表現25 女性の能力

    未だに古いビジネスカルチャーが残っているのか、女性の能力が十分に評価されていない向きも
    あります。

    Women have a lot more to offer than they are given credit for.
    女性は、評価されているよりも、もっと多くの事が出来ます。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (have a lot more to offer)
    (they are given credit for)

     

    英語表現26 世界基準

    女性の就学率、学歴が高い割に、働く女性の割合はまだまだ低いようです。

    In order to keep up with global standards, Japan needs to increase the number of female workers.
    世界基準に追いつくため、日本は働く女性の数を増やさなくてはなりません。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (In order to keep up with global standards,)

     

    英語表現27 子育てもスキル

    子育ては、人を教え導く力、忍耐力などを育成するのにも、大変有用な経験です。ここで得たスキルはビジネスにも多いに役立ちます。

    Women returning from maternity leave ought to be valued because they come with lots of skills, including those accrued from taking care of children.
    産休から戻ってきた女性は、子育てによって得たモノも含めてたくさんのスキルを持っているのですから、大事にされるべきです。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (Women returning from maternity leave)
    (they come with lots of skills)
    (those accrued from)

     

    英語表現28 女性の重役

    このビジネス英語のヒントで以前ご紹介した記事 common な表現「よくある」「一般的」ネイティブ講師の英語例文:上手いビジネス英会話(女性の重役登用について【前編】)でも述べていますが、日本では重役につく女性の割合が他国に比べてまだまだ低いのです。

    There are less women working as bosses or in senior positions.
    管理職などのポジションで働く女性は少ないです。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (There are less women working as bosses)

     

    英語表現29 家庭でも活躍

    男性に家事参加を呼び掛けるスローガン案です。

    Become more active, not only at work, but also at home!
    職場だけでなく、家でももっと活躍しよう!

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (not only at work, but also at home)

     

    英語表現30 働き手

    超高齢化と人口縮小が進む中、日本経済の維持、成長のために、女性の社会参加はマストなのです。

    Japanese society needs extra pairs of hands to put to work!
    日本には、まだまだ人手が必要です!

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (extra pairs of hands to put to work)

     

    まとめ

    前半の部分で、ワークライフバランスを重視する向きが増えている事が分かりましたが、ワークライフバランスを阻む要因や、そのために転職をせざるを得ない事情はあるのか、これについて考えてみました。これについては、女性の役割に対する社会全体の考え方として、依然として「家事や育児は女性の仕事」と考える風潮が残っていること、しかし必要なスキルさえ備わっていれば、それを超えて、ワークライフバランスのとれたより良い職場環境への転職が可能で、そのために転職が増えているのではないかという推察がされます。

    また、日本政府は女性の社会参画を促すために、女性に対するスローガンを打ち出しています。これについては、古いビジネスカルチャーの中、特に重役など重要な意思決定の部分での女性の割合が低いことなどが背景として考えられました。しかし、たとえば育児一つを取ってみても、その中には仕事にも活用できる部分が多く、ますます女性の活躍が期待されているのは確かです。

     

    女性のビジネスでの活躍

     

    【この議論から学ぶ、ネイティブ講師の英語表現とビジネス英会話への応用】

    <オンライン英会話での、この議論の概要と学びのポイント>
    オンライン英会話で学ぶ、議論の作り方

    <この議論での英語表現を使った、ビジネス英会話>
    上手いビジネス英会話の作り方(1)準備中
    上手いビジネス英会話の作り方(2)準備中

    【ご利用上の注意点】
    1.社会人、主にビジネスパーソンを中心に、英会話力で、中級、上級者向けの練習を提供するサービスとして、このサイトを運営しております。
    2.オンライン英会話の中で、実際にネイティブスピーカーの講師たちが使用した、またはアドバイスした内容をご紹介していますが、特定の個人や立場を表わす内容については編集を加えています。
    3.あくまで、ビジネスパーソンを中心とした社会人の英会話力向上を目指したサービスであり、ここで紹介される主義、主張、意見や議論をサポートするものではありません。
    4.また、ここでご紹介する内容の正確性や有効性について保証するものではありません。言葉は、時と場所、その状況や、声のトーンによっても意味を変えます。恐れ入りますが、ご自身でご確認の上、ご使用ください。

  • オンライン英会話でネイティブ講師が使った英語例文(2)|20代、30代の女性の転職が増加している

    オンライン英会話でネイティブ講師が使った英語例文(1)|20代、30代の女性の転職が増加している

    ビジネス、経済、テクノロジー、文化、生活、法律など、時事問題から最近の生活情報まで、英語で議論するアットイングリッシュのオンライン英会話レッスン。ここでは議論の中での、ネイティブ講師たちからの英語表現についてのアドバイスを公開します。

    今回は、「20代、30代の女性の転職が増加している」という話題です。この話題を中心に、様々な角度からの議論を通して、ネイティブ講師たちが作った多彩な英語表現をご紹介します。

    なお、ここでは、社会人、ビジネスパーソン向けの英語表現を集めております。更に、これらの英語表現をビジネスの状況でどう使うか、ご興味をお持ちの方々は「上手いビジネス英会話の作り方」をご覧になってみてください。

    <オンライン英会話での、この議論の概要と学びのポイント>
    オンライン英会話で学ぶ、議論の作り方

     

    オンライン英会話での、主な論点1

    – 「就職氷河期」とはどんなモノでしょうか?
    – あなたが新卒だった時の、就職状況はどんな感じでしたか?

    ご自身が新卒の時、経済の状況、就職市場はどのような状況でしたか?新卒時の経済状況は、それぞれの人生に大きく影響してくるかもしれません。不況であれば就職は大変ですが、一方で生き方や働き方について深く考えるチャンスになるかもしれません。

     

    就職氷河期

     

    英語表現1 バブルがはじける

    バブル経済のことをEconomic bubbleと言います。これがburst はじけた後の就職活動は大変でした。

    At that time Japanese economy was really bad because the bubble economy had burst.
    その頃、バブルがはじけて、日本経済はとても悪い状況でした。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (the bubble economy had burst)

     

    英語表現2 下降傾向

    物価や景気などの下降、停滞を表す時には、downturn を使います。

    In the past several years, Japan has suffered an economic downturn that has made it difficult for new recruits to find the job they want in the corporation of their choice.
    過去数年は日本経済は下降傾向にあり、就職活動をしている人たちが、希望どおりの会社に就職するのは難しかったです。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (In the past several years)
    (suffered an economic downturn)
    (of their choice)

     

    英語表現3 競争が激しい

    年齢層を表す際には、in the age group が使えます。20代とか、30代とか年代ごとに言いたい場合は、people on their twenties (thirties) などとも表現できます。

    There were a lot of people in my age group looking for work so the competition was more fierce than it is now.
    私の年齢で就職活動をしていた人はとても多かったので、競争は今よりも激しかったです。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (There were a lot of people in my age group)
    (the competition was more fierce than it is now)

     

    英語表現4 転職をしない時代

    年功序列が一般的だった日本企業の場合、一度就職した会社には、長く、人によっては最後まで勤め上げる事がほとんどでした。

    It used to be that once you got a job, you only thought about advancing your career within that company.
    昔は、一度就職をしたら、その会社の中でキャリアを伸ばしていくことだけを考えたものです。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (It used to be that)
    (you only thought about advancing your career)

     

    英語表現5 就職氷河期

    リーマンショックは、就職市場にもまさに凍り付くような大きなショックをもたらしました。

    There was an ice age in the job market after the Lehman shock.
    リーマンショック後は、就職氷河期でした。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (There was an ice age in the job market)

     

    英語表現6 需要と供給

    バランスがキレイに整うことはまずありません。常に、どちらかが、上回る(exceed)状態で、どちらかが、何としても(eager to)探したいと思っている状態です。

    As demand exceeds supply, there are an increasing number of companies that are eager to hire people.
    求人数が求職者数を上回っているので、人材を何としても雇用したいという会社が増えています。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (As demand exceeds supply)

     

    オンライン英会話での、主な論点2

    – 20代後半の女性が、なぜ今、再就職をしようとしているのでしょうか?

    大卒であれば20代後半というと、4年から7年程度働いた女性たちが転職をしているということになります。この期間にどんな事があり、何を考えて転職に動くのでしょうか?

     

    転職活動

     

    英語表現7 エリート

    学業を頑張ってきた分に見合った仕事内容と給料を求めているのです。

    They graduated from an elite university, but were unable to get an equivalent level job.
    彼女たちは良い大学を卒業したのに、見合った仕事に就くことが出来なかったのです。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (graduated from an elite university)
    (get an equivalent level job)

     

    英語表現8 とりあえずの選択

    就職氷河期に就職活動をした人達の中には、とりあえずの選択をした人も多くいました。数年の経験を積んで、より良い条件、よりやりたい事を求めて、もう一度活動を始めているようです。

    Not everyone could get permanent jobs at that time and had to settle for temporary jobs.
    当時、全員が正社員になれた訳ではなく、派遣など一時的な職に落ち着くより他ありませんでした。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (Not everyone could …)
    (to settle for temporary jobs)

     

    英語表現9 非常に状況が悪い

    As 形容詞 as を使って、as bad as can be 最大限に悪いと表現しています。Bad の部分を別の形容詞に変えて、様々に使えます。

    That means it was difficult to get a job in that period when the economy was as bad as can be.
    その時期は経済がこれ以上ないくらい悪かったので、職に就くのが大変だったという訳です。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (That means)
    (the economy was as bad as can be)

     

    英語表現10 仕事人生

    さまざまなキャリアの始め方があります。始めのスタートが思って様でなくても、その後の努力次第で、キャリアを思う方向に進めていく事もできます。

    Some of the women may have begun their working life in jobs that didn’t pay that much.
    あまり給料が良くない仕事から、キャリアを始めた女性もいます。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (begun their working life)

     

    英語表現11 スキルが身に付いていれば

    特に転職では、即戦力としての働きが求められるため、スキルに助けられる事がよくあります。

    There is still some discrimination they need to face, but if they happen to have the requisite skills, they may find an opening.
    今だに何等かの差別に直面することがあるのでしょうが、必要なスキルを身に着けていれば、チャンスを見出すことができるかもしれません。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (if they happen to have the requisite skills,)
    (they may find an opening)

     

    英語表現12 仕事以外の生活

    もちろん、仕事以外にも、結婚、出産、子育てなど色々な事を考慮に入れながらキャリアを進めていくのです。

    They want to get married, but also keep their jobs. / They want to be able to get married and also continue working at their job.
    結婚もしたいけれど、仕事も続けたいのです。

     

    オンライン英会話での、主な論点3

    – ワークライフバランスを気にしているのは、女性だけでしょうか?
    – 男性は、どう考えているでしょうか?

    転職理由の中には、ワークライフバランスもあります。出産などの可能性がある女性の方が、そのバランスについて真剣に考える機会が多いようにも思いますが、もちろん、男性にもワークライフバランスはあります。男性はどの様に考えているのでしょうか。

     

    ワークライフバランス

     

    英語表現13 ビジネスカルチャー

    重役職の女性比率の低さから考えれば、この男性優位のビジネスカルチャーは今でもまだ残っています。

    At that time, men had to work extremely hard in order to further Japan’s position in the world and this created the current business culture.
    当時、世界の中での日本の地位を押し上げるため、男性はもの凄く懸命に働かなければならず、これが今のビジネスカルチャーを作っているのです。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (in order to further Japan’s position in the world)
    (the current business culture)

     

    英語表現14 早帰り

    定時になったら電気を消したりして、従業員の労働時間をコントロールする会社もあります。

    On that day, the company requires everyone to leave on time and they even have the lights turned off and the doors locked by 6:30 to support it.
    その日、会社は従業員に定時に仕事を終えるよう働きかけていて、そのために6:30までに電気を消し、ドアをロックしてしまいます。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (they even have the lights turned off and the doors locked)

     

    英語表現15 程度の違い

    性の違いがワークライフバランスへの比重を変えるのか、あるいは個人差なのかは分かりませんが、誰しも多かれ少なかれ、ワークライフバランスについて考えています。

    It might be different in terms of the degree of emphasis between men and women, but men also want to attain a work-life balance.
    男性と女性とで、どのくらい重きを置くかは違っているかもしれませんが、男性もワークライフバランスをとりたいと思っているのです。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (in terms of the degree of emphasis between men and women)

     

    英語表現16 効率的な仕事

    頭と体をリフレッシュしながら取り組んだ方が、仕事の効率が上がり、短時間でもより大きく、より良い方向へと仕事を進める事ができる場合があります。

    In order to make them work more efficiently, employers have to give their employers more time off.
    もっと効率的に働いてもらうために、雇用者側は従業員に対してもっと多くのお休みを与えなくてはなりません。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (to make them work more efficiently)
    (time off)

     

    英語表現17 家事分担

    夫婦、パートナーの間で、協力し合って、お互いのワークライフバランスを改善させるよう努めているケースも多いようです。

    She complained to me, but I was cooperating with her by doing my share of parenting.
    彼女は私に不満を言っていましたが、私だって育児の私の担当分はちゃんとやって協力していました。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (She complained to me)
    (by doing my share of parenting)

     

    英語表現18 秤にかける

    On a basis は、いろいろな言葉を中に入れて使う事ができる表現です。on a commercial basis で商業ベースで、on a 50-50 basis で折半で、on a chronic basis で長期的に、といった具合です。

    Women need to weigh things up on a more careful basis than men.
    女性は男性よりも慎重に物事を秤にかけなければなりません。

    「上手いビジネス英会話の作り方」で使ってみよう!
    (to weigh things up)
    (on a more careful basis than men)

     

    まとめ

    今回は、20代、30代の若い女性たちの間で、転職が増えているという話題です。この年代は新卒時に就職氷河期にあたった人達です。
    まずは、ご自身の新卒の時の就職について、それぞれの状況、経験を尋ねて、新卒の就職活動についての記憶を整理してもらいました。
    – バブルがはじけて大変だった時代
    – 過去数年の経済状況と就職難
    – 現状よりももっと就職が難しかった時代
    – リーマンショック後
    など。
    アットイングリッシュのご受講者が、40代、30代の方が多いこともあり、就職については多くの方が大変だったようです。

    次に、若い女性たちの転職が増えている理由としては、経済状況が悪かったため
    – 学歴に見合った職を得る事が出来なかった
    – 満足のいく就職ができなかった
    という状況や、結婚、出産、子育てなど、働き方を見直さなければならない年代に差し掛かっているという点が挙げられました。

    また、働き方を見直すという点においては、男性も仕事と私生活のバランスを取りたいと考えており、早帰りや家事の分担も進んできているようです。
    また、短時間でも効率的に仕事をしてもらうことは、会社側にとっても推進したい事のようです。

     

    ワークライフバランス

     

    【この議論から学ぶ、ネイティブ講師の英語表現とビジネス英会話への応用】

    <オンライン英会話での、この議論の概要と学びのポイント>
    オンライン英会話で学ぶ、議論の作り方

    <この議論での英語表現を使った、ビジネス英会話>
    上手いビジネス英会話の作り方(1)準備中
    上手いビジネス英会話の作り方(2)準備中

    【ご利用上の注意点】
    1.社会人、主にビジネスパーソンを中心に、英会話力で、中級、上級者向けの練習を提供するサービスとして、このサイトを運営しております。
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  • オンライン英会話で学ぶ、ネイティブの議論の作り方

    オンライン英会話でネイティブ講師と学ぶ、議論の作り方|大統領選での既成政治家以外の候補の躍進

    ビジネス、経済、テクノロジー、文化、生活、法律など、時事問題から最近の生活情報まで、ネイティブ講師とオンラインで議論するアットイングリッシュの英会話レッスン。

    今回の記事は、「大統領選での既成政治家以外の候補の躍進」という話題です。英語でディスカッションする際のポイントを幾つかご紹介いたします。ここでのディスカッションの組み立てや、使われる英語表現が、実際のビジネスでの会議でもお役に立てれば幸いです。

    <この議論での英語表現>
    ネイティブ講師と学ぶ、英語表現の作り方(1)
    ネイティブ講師と学ぶ、英語表現の作り方(2)

     

    【議論の概要と紹介】

    Change we can believe in.

    憶えてますでしょうか?

    2008年アメリカ大統領選挙本選での、オバマ氏の掲げたキャンペーン・スローガンです。

    テレビニュースで見る、選挙戦の集会場には、Change と書かれたボードを手にした人々が溢れ、そして、Yes, We can! の掛け声が響いていた記憶があります。

    あの当時のアメリカの人々は、何を変えようとしていたのでしょうか。

    今回の「最新記事で伝わる英会話」は、2016年のアメリカ大統領選挙の話題、「有権者からの不信を顕わす、大統領選での既成政治家以外の候補の躍進について」です。

    記事は2016年2月の時点のもので、民主党と共和党での指名獲得のための予備選挙の様子が伝えられています。

    最低賃金の上昇や公立大学の無償化を唱えた民主党のバー二―・サンダース氏、そして、過激な発言が批判されながらも共和党で指名を獲得したドナルド・トランプ氏の躍進の背景には、有権者からの既存の政治家への不信がある、としています。

    Change(変革)を掲げた大統領選から8年、今回の大統領選挙で人々が意識した不信は、何に基づいていたのでしょうか。

    記事を読み解きながら、議論してみましょう。

     

    チェンジ

     

     

    【オンライン英会話で行う議論の内容】

    2016 年のアメリカ大統領選挙は、予備選挙の段階で民主党、共和党ともに、従来の政治家
    とは異なるタイプの候補者が善戦しています。

    民主党(the Democratic Party)のサンダース候補は、民主社会主義を唱え、巨大金融機関の解体や公立大学無償化をうったえています。

    また、共和党(the Republican Party)では、不動産王、ドナルド・トランプ候補が違法移民
    の強制送還やイスラム教徒の入国制限、TPP の見直しなどをうったえています。どちらの
    候補も、今と将来の生活の不安定さを感じる人々の、いわゆる社会の支配階層(establishment)への反感と既成政治への不信感を追い風にしていると、記事では解説して
    います。

    また、こういった選挙戦自体が、国内国外からのアメリカという国に対する信頼に影響を及ぼしかねない、とも分析しています。2 月から11 月まで続くという長期の大統領選挙の仕組み、候補者たちの主張、有権者の心情など、自国と比較しながら考えてみましょう。

    アメリカ大統領選挙

     

    【オンライン英会話での注意点と、学びのポイント】

    まず、注意点から。2016年11月の大統領選挙の結果から考えると、日本で広く報道されていた内容と、実際にアメリカの有権者たちが考えていたこととでは、大きな乖離があったようです。

    また、アメリカの中でも、新聞やテレビを中心とした従来からのメディアの採り上げ方と、インターネット上でのSNSなどにおける情報の広がりでは、随分と違いがあったようです。

    既に選挙結果を知っている段階で、この話題でディスカッションするのであれば、是非、自分たちが大統領選挙前に聴いていたことを繰り返すだけの発言に終わって欲しくはないと思っています。

    ビジネスでも、よくあることですが、自分サイドの情報や考えに接しているだけでは、全体像、事の真相は見えてきません。自分の考え、または自分が信じているものから、一旦、離れて、客観的に全体を俯瞰する練習をしてみてください。

    情報源

     

    【学びのポイント】

    折角、北米にいるネイティブ講師たちと議論するのですから、実際、人々が何を願っていたのか、どんな情報を得て、どう判断したのか、生の声を、誰かが訳した日本語の説明ではなく、英語そのままで耳にしていただきたいと願っています。

    ただし、異文化交流の中でタブーと言えば、宗教と並んで、政治がいつも挙げられます。話す相手が実際の大統領選をどう見ていたのか、誰を支持していたのか、その結果をどう捉えているのか、偏見を持たず接し、そのことで相手をジャッジせず、あくまで世論の一角として考えてみてはいかがでしょうか。

    この記事でのディスカッションとして、興味深いイシューを2つご紹介させていただきます。
    (1) Changeをうったえたオバマ大統領は、8年間の任期の中で、何を変え、何を変えなかったのでしょうか。
    (2) 既存の政治家ではない、サンダース氏とトランプ氏、この二人の共通点と相違点は何なのでしょうか。民主党と共和党、その両方で既存の政治家以外の候補が支持を伸ばした理由は何なのでしょうか。

    ビジネスに関連した内容としては、この話題は「傾聴」を練習するのに、とても適した話題だと思います。英語圏で「リーダーシップ」を学ぼうとすると、そのスキルの中に必ず「傾聴」が入っています。傾聴とは、簡単に言えば、相手の話しをそのまま受け止めることです。もしかすると、あなたとは違った見方、違った視点、違った意見かもしれませんが、相手の発言を相手の目線をそのまま受け取って、理解しようとすることです。政治や社会現象の捉え方は、本当に人それぞれです。是非、傾聴を試して、自分の考えに固執せずに全体像を頭に描く練習をしてみてください。

    傾聴

     

    【まとめと、論点】

    1. 2016年のアメリカ大統領選挙では、予備選の段階で「outsider」とも称される、従来の政治家ではない候補が、民主党、共和党、共に支持を広く集めた。
    2. 共和党のトランプ氏、民主党のサンダース氏は、一見、正反対の主張を持つように見えながら、どこか共通しているものがあるかもしれない。
    3. 結果から考えると、日本で広く報道されていた内容と、実際にアメリカの有権者たちが考えていたこととでは乖離があった。
    4. アメリカ国内でも、新聞やテレビなどの従来メディアと、インターネット上のSNSなどのメディアでは、その採り上げ方、内容に随分と違いがあった。
    5. 政治の話題は、注意して話すべき話題ではあるが、実際に北米に住むネイティブ講師たちから生の声を聴く機会を活かして、英語の練習にとどまらず、見識を広げてみてもらいたい。
    6. 自分自身と全く異なる意見の人たちから話しを聴く場合など、リーダーシップのスキルの1つである「傾聴」は役に立つはず。英語で傾聴を練習する機会として捉えて、ビジネスの場でも役立てるように、議論の中で練習してもらいたい。

    アウトサイダー候補の主張

     

    【この議論から学ぶ、ネイティブ講師の英語表現とビジネス英会話への応用】

    <この議論での英語表現>
    ネイティブ講師と学ぶ、英語表現の作り方(1)
    ネイティブ講師と学ぶ、英語表現の作り方(2)

    <この議論での英語表現を使った、ビジネス英会話>
    上手いビジネス英会話の作り方(1)準備中
    上手いビジネス英会話の作り方(2)準備中

    ネイティブ講師を相手にすべて英語で表現する

     

    【ご利用上の注意点】
    1.社会人、主にビジネスパーソンを中心に、英会話力で、中級、上級者向けの練習を提供するサービスとして、このサイトを運営しております。
    2.オンライン英会話の中で、実際にネイティブスピーカーの講師たちが使用した、またはアドバイスした内容をご紹介していますが、特定の個人や立場を表わす内容については編集を加えています。
    3.あくまで、ビジネスパーソンを中心とした社会人の英会話力向上を目指したサービスであり、ここで紹介される主義、主張、意見や議論をサポートするものではありません。
    4.また、ここでご紹介する内容の正確性や有効性について保証するものではありません。言葉は、時と場所、その状況や、声のトーンによっても意味を変えます。恐れ入りますが、ご自身でご確認の上、ご使用ください。
    2016年12月27日編集

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